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掌に込めた感情の余韻から綴るブルエンの記憶

uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC extra 2022
supported by SPECE SHOWER TV  DAY1

2022のフェス初めにぴったりなほどに胸が高鳴った。
間違いなく今年も私の希望だ。

私情で後半4組のみじっくり観れたので前半の話は深くできないのが心残りではあるけれど、会場の高まる一体感を肌で感じた時に、次々と登場するアーティストとオーディエンスみんなで作り上げたであろう空気感が愛おしくなった。

後半4組の思い出はインスタに書いたのでぜひ!
https://www.instagram.com/p/CZEDjKspKr2/?utm_medium=copy_link
(緑黄色社会・ACIDMAN・sumika・BLUE ENCOUNT)

どのアーティストからもそれぞれライブシーン・音楽シーンに対する強い想いや願いを感じることができたことができたことが何よりだし、きっと希望へと道は続いていると実感させてくれた。


ここから本題!

タイムテーブルが発表されブルエンがトリだとわかってから勝手にワクワクが止まらなくなっていたライホリ。
新年一発目、大トリで彼らはどんなロックを鳴らしてくれるのか。

年が明けてから、ブルエン元気かな?というようなことを何となく考えるようになった私は、4人が出てきていつも通りリハを始めようとしている姿を見て「生きてた良かった」とまで思ってしまった。
極端な話、通常通りのブルエンを見れただけで既に今日来れて良かったと思えたのも事実。

時間の都合上、VOLCANO DANCEのみでリハが終了し、「本番にぶつけます!」と宣言しステージから一旦はけたブルエン。

あと5分ほどで待ちに待った大トリBLUE ENCOUNTのライブ初めが始まる。
幸先良い一年にしてほしいから全力でぶつけにきてほしいという気持ちとワクワクで経過した5分。

    一曲目、”surviver” 
一度で掴まれてしまいそうなリフが定評ある”surviver”でスタート。
これはガチモードで挑んでるぞと更にギアが高まった。

次曲、”KICKASS”
「かかってこい!」を合図に。
単純なので、”VS”か!負けてられん!と構えたところでまさかの”KICKASS”。
一曲目がsuviverだったしもしかしたらいわゆるレアセトリで来るのかという考えがよぎっていた私の期待に応えすぎな選曲。
この空間に全てをぶつけることを許されたような気がした。
"One by one"で対峙しようと訴えてくるようだった。

3曲目、"coffee, sugar, instant love"
真正面からぶつかってきたと思ったら、お洒落な一面も覗かせてくれる本日のメニュー。
高まりまくりの私の頭の中には1Aの歌詞が浮かんでいる。
あれ?フロントマン田邊俊一(Vo. Gt.)の声が聴こえてこない!?と思ったその時、「ちょっと待って」と聞こえてきた。
まさかのチューニングが合っていなかったという事態。
「楽屋で練習してた時からチューニング合ってないなって思ってたけど、機材が揃ってないからかなと思ってあえて何も言わなかった。」というようなことを明かした冷静な江口雄也(Gt.)。
仕切り直しで再び演奏された"coffee, sugar, instant love"はバッチリ!It's cool !

4曲目、”バッドパラドックス”
踊れる定番チューン。
実際、曖昧だらけの世界で生活していて、それでもブルエンを始めいろんなアーティストの音楽を求めてライブに足を運んでいる。
音楽が好きだという想いがあればそこに同情はいらないし、マナーを守っていればきっと大丈だと思う。
そうして出会えた感情を抱き締めて糧にして前に進んでいきたい。ひたすら。

続いて、”ロストジングス”
これまた一聴で耳に残りそうなブルエン節満載のロック。
新年早々ブルエンの本気が詰まったサウンドにひたすら身振り手振りで応えなければとオーディエンス側もどんどん巻き込まれていく。

まだまだやるぞ、”VS”
挑む時間がやってきました。負けていられません。
辻村勇太(Ba.)の煽りで会場は一気に燃え上がるほどの一体感。

追い討ち、”DAY×DAY”
”VS”で挑んだ後に”DAY×DAY”のイントロを聴くとまだまだやるぞという気概がなんだか芽生えてきます。
常にアクセル全開で、でも一人一人の”あなた”の存在を決して置いていかずに、進み続けるブルエンだから一緒に戦いたいし上へと駆け上がりたくなるのだ。

今年はもっと、贅沢なほどに最高の景色を観れますように、幸せになれますように。

自分の手で掴み取れますように。

ラスト、”HANDS”
声が出せずともその手で精一杯想いは表現できる。
両手を高く挙げて、その両手に楽しい気持ちも感謝の気持ちも込めたとき、
「聞こえてるよ」と手を挙げて応える私たちに田邊が今まで何度も言ってくれていたことを思い出した。

直接向き合ってそのままの温度でリアルタイムで届ける気持ち。
そうして届けた感情は余韻となって自分の中に残り続けるんだなと常々思う。
その余韻が、直接目にした、耳にした記憶と共に私の原動力になる。
私の世界を変えてくれる、掌に精一杯の想いを込めて、何度でも届けたい。

かっこつけたい時にかっこつかないと言うけれど、同じ目線で全員で高みを目指す、掴み取ろうともがき続けるBLUE ENCOUNTは既にかっこいい。

今年はもっと、直接リアルタイムで気持ちを届ける機会にも、受け取れる機会にもたくさん巡り会えますように。



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BLUE ENCOUNT - QED : INITIALIZE -
2021/10/27 KT Zepp Yokohama
https://note.com/rockculture/n/nc4378c0c52dc


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