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U.S. 80s〜 Blues Rock

Coco Montoya - Gotta Mind to Travel (1995)

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 Coco Montoyaは元々アルバート・コリンズのバンドでドラムを叩いていたが、その5年くらいの間にアルバート・コリンズからギターを教わって、一介のブルースギタリストになったらしい。その後はジョン・メイオールのバンドでギターを弾いて、ビッグネームと修行をしながらプレイを磨いていた人。御大二人にお墨付きをもらいリリースした作品が本日の主役。

 1995年リリースの「Gotta Mind to Travel」は、まずは3曲目でアルバート・コリンズがゲスト参加でギターを共演している。ソロ聴いてるとプレイが似ているので困る。少なくとも音はかなり一緒だ。アルバート・コリンズはテレキャスだろうから、ココ・モントーヤの方はジャケットからするにストラトか。似たような音は出るけど。シングルコイルを如何に太く鳴らすかもコリンズの教えか。

 「Gotta Mind to Travel」はモダンに纏め上げていてブルース一辺倒ではなく、ブルーアイドソウル的な面があって、引き締まったおしゃれさがある。そこが1995年を表しているかもしれない。それと妙に黒人らしい歌い方だからブルーアイドソウル。その熱唱とプレイをフルに使っている曲が最後の「Am I Losing You」のソウルバラード。歌モノなのであまり好みではないけど、評判は良さそう。それよりも6曲目の「Same Dog」の方がモダンなブルーアイドソウルとブルースギターで良い。結構アルバムをリリースしてて日本のアマゾンにもあるので試せる。自分はこの「Gotta Mind to Travel」くらいで良いが。

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