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Otis Redding & James Brown

Otis Redding - Pain In My Heart (1964)

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 60年代はロックがシーンに出てきてビートルズが出てきて、どうしてもそういう見方が中心になってしまう自分の偏った世界観だけど、オーティス・レディングの来歴見てて、この時代はほとんど同じ頃にオーティス・レディングやJBも出てきてたと。英米の違いはあれど、そしてどっちが民衆にアピールしていたかは結果論として、また時代的も反映されていたけど、同時代のシーンにいたミュージシャン達だ。つくづく才能溢れる豊かな感性のミュージシャンが多かったと実感する。

 1964年にアルバムデビューを果たしたOtis Reddingもその前にシングルでシーンには登場していたが、アルバムは「Pain in My Heart」が最初のようだ。亡くなったのが1967年12月だから如何に短命に終わった偉大なるシンガーだったか。オリジナルアルバムを聴く機会の少ないアーティストの一人で、名前だけは昔から知ってたし「Dock of the Bay」は聴いてたから凄さは実感してたけど、この手の音楽をどっぷり聴く事がなかった。

 オーティス・レディングのファーストアルバム「Pain in My Heart」はまだこの後のライブで聴ける熱いぶち切れる歌い方ではない。声の音圧の違い行っpつで分かるが、バックはソウルでもなくロックに近い迫力だけど全然違う暑苦しさ。機材がしょぼいくてもこの迫で、今でも稀代の歌手。感情表現や迫力も含めて残された音を聴く限り、稀代の歌手と感じる。歌詞も分からないが相通じるムードがある激しいパワーを感じるし、ロックにないストレートさがある。

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