見出し画像

Janis Joplin

Big Brother & The Holding Company - Lost Tapes

画像1

 ふと思ったが、60年代の話はもう50年前の事だ。それでもその頃のロックが一番刺激的だったからしょうがない。よくも飽きずに聴き続けているし、今でもこうして記録を残している人間もいて、雑誌の表紙にもなるし、面白いモンだ。発掘音源はホント色々出てくる。どれも本当の意味のオフィシャルではないだろう。50年とはもしかしたら著作権が切れるかもしれない。だとするとこの手のがどんどんと出てくる事になりそうで、それはそれで嬉しい。
 Janis Joplin、Big Brother & The Holding Companyの未発表ライブの発掘盤2CD「Lost Tapes」。古くからアングラで流通していたのでアマゾンで出てるとはちょいと驚き。オフィシャルか。いずれにしても無くならないウチに入手しておけば聞ける。中身は白熱の1966年と67年のライブがガッツリ入っててあの「Cheap Thrills」のライブを遥かに凌ぐとも言える熱気。プレイの纏まりは「Cheap Thrills」に勝てないけどライブのドライブ感や熱気や勢い、若々しさ、エネルギー、パワーのどれを取っても相当にぶっ飛んでる。上手いでがなくて凄い。そう、凄いのがロックでは重要でみっちりと詰め込まれてる。

 ジャニスは既にあの声と迫力を出してるけど、まだ未完成、発展途上でかなりぶっきらぼうな歌い方にも聞こえる。それでもカッコ良いし凄い。どこから出てくる違いか、大迫力のライブアルバム。これぞロックな音。これがアルバムデビュー前でこんな音で録音されていたのか。このライブ音源を元にレコード会社探したのか疑問が出るけど、ライブの迫力にウソはない。素直に残っていた音源に喜ぶべきだろう。

ここから先は

20,098字 / 14画像
この記事のみ ¥ 100

好きなロックをひたすら聴いて書いているだけながらも、聴くための出費も多くなりがちなコレクターの性は皆様もご承知の通り、少しでも応援していただければ大感謝です♪