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70s British Rock 【S_2】

Snowy White - White Flames (1983)

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 職人気質のミュージシャンがメジャーシーンを支えている。そもそもスタジオミュージシャンとして名を馳せた人達と元々はバンドやそれなりの前線で出てきたけど、気質的に職人芸に入った人と分けられるが、後者の代表例な人がスノーウィー・ホワイトか。いぶし銀で職人気質で、良く見かけるのはロジャー・ウォーターズのライブ映像。ほとんどのライブ映像作品には出演してて、日を追う毎に剥げていくゴールドトップのレスポールが美しくカッコ良い。コイツが女房だよと言わんばかりに弾き込んでる。そしてまた良いトーンが出て来る。59年頃のレスポールだろうか素晴らしいです。

 そのスノーウィー・ホワイトがThin Lizzyから離脱した時にリリースした自身の名義の最初のソロアルバム「White Flames」、1983年の出来事。このジャケットじゃなかったと思うけど、昔も聴いたアルバムと懐かしく思いつつ聴いている。こんなに渋い作品だったかと改めて思った。Thin Lizzyのハードなギタープレイやロジャー・ウォーターズやピンク・フロイドでのセッションから想像するにブルースベースでの弾きまくりプレイもあるかと想像してたら、とんでもなくアダルトなサウンドが飛び出してきて昔のロック少年にはまるで響かなかった記憶が蘇ってきた。それから何十年経って聴いていると、なかなか渋くてよろしい感想になってるから面白い。

 ブルースギターベースなのは間違いなく、ギターソロが鳴るトコロは確実にそのままだけど、音楽全般はかなり落ち着いた雰囲気の曲が多く、自身で歌っているけど、きっちりとフュージョンやサンタナ風、いわゆるテクニカルギターインスト風でミュージシャンのアルバムになってる。ジェフ・ベック的なアルバムとも言える曲もあるし、バリエーションに富んだ作品に仕上がった玄人向け作風。このアルバムに入ってる「Bird of Paradise」で全英6位を獲得したヒット作のある人です。

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