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U.S. 00s〜 Blues Rock

Alastair Greene - Dream Train (2017)

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 ブルース・ロックは心地良い。そんな事で眺めていたらこれもジャケットから結構な弾き方するだろうと気になって聴いたAlastair Greene2017年アルバム「Dream Train」。カリフォルニア出身のギタリストで、アラン・パーソンズの所でやってる人だけど、情報無さすぎて分からない。既に5枚目のアルバムで結構なキャリアだし、職人的にも上手いから、ニッチな世界のプロ。


 初っ端からご機嫌なレスポールサウンドの歪んだブルース・ロックが流れて、キャッチーでスライドも刺激的に刺さってくるパターンで音色も好み。ハムバッカーのこの音はやはり良い、伸び伸びとしたトーンでグイグイ来る。自分のギターもこういう音出すと思ったりして楽曲云々よりもギターの音色が嬉しい一枚。

 アルバムの中身はブルース・ロックだけどロック寄りなスタンス。ある種とても自然にギターを弾いたロックバンドで、凝った展開もなく普通にギター持って弾いたらこういう音になるくらい。ギターソロも色々なスタイルの入り方とプレイスタイルは研究されてる。一曲ギターソロの掛け合いやってて、熱気あるので誰が参加してるかと思ったらWalter Troutで、そういう交流もあるのも面白く、聴いてて燃えてくる。あとは大らかなカリフォルニアの大陸感が漂っているからアメリカンな雰囲気。サザンロックではないけど、そういう気質は出てくる。色々な意味で聴いていて馴染みやすい音でアメリカのブルース・ロックらしいサウンドを出しているアルバム。

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