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U.S. 60s〜 Blues Rock

The Allman Brothers Band - The Allman Brothers Band (1969)

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 The Allman Brothers Bandのデビューアルバム「The Allman Brothers Band」、1969年リリースの作品にして、サザンロック、サザンブルースロック最初の作品。当人たちはブルースをちょいとエレクトリックなロックで好きなようにプレイしただけと。南部の若者たちが集まった結果、ブルースを吸収しつつも南部の雰囲気をそのままぶち込んだ大らかなアルバムが仕上がった。デュエイン・オールマンのスライド・ギターが気になるけど、それよりもディッキー・ベイツの方が活躍している。二人のギタリストが思う存分ブルースをプレイしているから革新的なアルバム。

 英国の若者たちはブルースをそのままプレイしないで自分たちのエッセンスを加えたけど、アメリカ南部の連中はそのまま出し切っている。そのストレートな豪快さがサザンロック。このアルバムでも伸び伸びと大らかにプレイされているし、聴いて嫌味のある曲やプレイはひとつもない。これぞ自分たちのブルースとばかりにそのまま出してきて心惹かれた連中は多かったと容易に想像できるサザンロックの原点。そしてデュエイン・オールマンのプレイはインパクト絶大なスライドで、奇を衒ってもいないし、ひとつのステータスとして機能しているサウンド。反対にディッキー・ベイツは白人ブルースらしいプレイで微笑ましい。そして一番は若さゆえの熱気がヒシヒシと伝わってくる所。

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