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Nena

Nena - Nena (1983)

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 初恋の人をずっと追いかけている気分になれるNena。売れまくった全盛期の80年代に日本公演も来てて、見に行った。あまり覚えてないけど、最後に観客の女の子をステージに上げて一緒に歌ってた。それと曲が少なかったから「ロックバルーンは99」を何回か演奏していた気がする。それまでも普通にポップス感覚で聴いてたけど、ライブ見てからは一層意識して聴いたり見たりするようになったかな。80年代後半ではもう忘れ去っていたけど21世紀に入ってから復活してきたので気になって懐かしさと共に「Nena」も聴いたら面白く、更にドイツの音だから個性的でまたハマった。

 そんな想い入れたっぷりのNENAのドイツ本国のデビューアルバム「Nena」です。日本でのデビュー盤「Nena」と収録曲は同じだけど「ロックバルーンは99」がアルバムトップに来ている。アメリカ盤はセカンドアルバム「?」と融合作品でセミベスト盤になってる別モノ。昨今のスタンダードはアメリカ盤のファーストアルバム「99 Luftballons」だから不思議。

 今回はオリジナルなファーストアルバム「Nena」。多分「ファースト・アメリカ」が最初だけど、その後日本盤のファーストアルバム「Nena」を聴いて「ロックバルーンは99」から始まったから、オリジナルなファーストアルバム「Nena」は新鮮だった。

 ちょっとノスタルジックに聴く気持ちもあったけど、かなりバリエーションに富んだ作品だと気づいた。ややアバンギャルドな「Indianer」もあり、ストラトの乾いたカッティングギターも珍しい。しかし、曲名がドイツ語で覚えられないし、邦題も覚えてないが曲は知ってる。「夢を見ただけ」や「満月と魔法」や「魅惑のシネマハウス」のキュートでカッコ良いビート曲。まだベルリンが分割されている時代に西ドイツから出てきたバンドで、NENAの歌とあどけなさとキュートさが多くのファンを虜にした。今でも活躍している51歳とは思えない筋肉質でスリムな女性なシンガーです。昔の曲もアレンジし直して現代風に蘇っているのでカッコ良いアプローチ。NENA、地道に追いかけ続けてます。

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