ジーズアカデミーでの1ヶ月を振り返って「いつも心にツナマヨを」
「1週間に1本くらいnote書けたらいいなぁ」
そんなことを入学前に思っていたころから、1ヶ月が経ちました(笑)
嗚呼!なんと濃密な1ヶ月だったことか!
心も体もヘロヘロですが、今週ちょうど「JavaScript選手権」という、クラス内ハッカソンが終わったので、この隙間にnoteでも更新しようと(来週からはじまるPHP/Laravelの予習を脇において)。
1ヶ月なにしてたのか
まずはざっとこの1ヶ月を振り返ってみようじゃないか。
基本的な1週間のサイクルとしては、
・火曜日から金曜日まで授業(土、日、月は休み)
・火曜日と木曜日に課題の発表がある(火曜発表→木朝までに提出、木曜発表→火朝までに提出)
・水曜日はP2Pという学生同士で教え合いをする時間
・火曜日と木曜日がメインの講義(HTML/CSS、JavaScriptとか)
・金曜日は単発での色々な講義(UI/UX、インターネット通信の仕組みとか)
という流れで1週間が構成されている。
この1週間のサイクルをGWを含めて6周回った訳だが、その内訳としては、
・HTML/CSS:2週間
・JavaScript:3週間
・JavaScript選手権(ハッカソン):1週間
というのが、この1ヶ月の内容だ。
考えても見て欲しい、なんとHTML/CSSが2週間(まあ、実質1週間w)で終わっている。
そのなかでHTMLの基本的な書き方から、flexboxの使い方くらいまで(Progateの上級くらいまで)の内容が詰め込まれている。
そして、最初の課題がいきなりLPのデザイン+コーディング。
カンプと簡単な設計を渡されて「じゃあ、これつくってきてください」と。
むかし「電波少年」という無茶振り番組があった訳だが、なんだかそれを思い出した。
6ヶ月という時間は短い。だからdeoloyする。
このジーズアカデミーのLABクラスというのは6ヶ月ある。
この6ヶ月という時間は、きっと短い。
よく料理の比喩が、プログラミングの説明のなかで出てくるのだが、いわゆる料理学校のような場であれば、包丁の握り方から、だしのとり方まで、基礎の基礎から授業が組まれるのだろう。
しかしながら、僕らには6ヶ月しかない。
6ヶ月でWebデザイン、フロント、サーバーサイドの技術を一通り学習して、
最終的なプロダクトのアウトプットを出さなくちゃいけない。
そうなると、いちいち基礎の基礎から懇切丁寧に教えていたら数年かかってしまうのだ。
じゃあ、どうするのかというと、最低限の料理の知識だけ教わると、いきなり厨房に立たされる。
「いいから好きな料理つくってみろ」と。
例えるならば「ツナマヨおにぎり」の作り方を学び、「じゃあ、それをアレンジして料理してみよう」って具合だ。「具を変えてみようじゃないか」「海苔を巻いてみようじゃないか」そうやってそれぞれが、自身のアレンジを創意工夫しながら毎週の課題に向き合っている。
でも、これが不思議なもので、授業では「ツナマヨおにぎり」の作り方しか習ってないのに、なぜだか「北京ダックつくってきましたー」みたいな輩がクラスから出現することになる。
「え!?それどうやってつくったの!?」というと、「つくりたかったので、自分で調べて勉強しました」と。
ベンチャー畑で育った僕ですが、どうやらプログラマの世界でも自走力というのは、たいへんに重要らしい。
知らないことをどう学ぶか
クラスの人たちが北京ダックをつくってきたり、ビーフストロガノフみたいなものをつくってくるもんだから、自分だけ「ツナマヨしか習ってないので、、」とツナマヨおにぎりを提出するわけにはいかない。
となると、自分で勉強しなくちゃいけないことになる。
ただ、まったく無知な領域で勉強しろと言われても、なにから勉強したらいいのかわからない。
そこで講師の方から教わったのは、下記の学習の仕方だ。
①Indexをつくるためにインプットする(全体像を把握する)
②Indexから引き出しながら、アウトプットする(できないが、わかる)
③Indexから引き出さなくても、アウトプットできるようになる(できる、わかる)
プログラミングはカンニング、コピペが許可されたゲームだ。
そして、プログラミングとは大前提として「調べればできるものなのであります」と(本当か!?w)。
しかしながら、はじめましてだと「そもそも、なにを調べていいのかわからない」
そこで、まずは頭の中にIndexをつくるために作業が必要になってくる。
この最初ののインプットの目的は脳内のIndexづくりなので、暗記しようとしないこと。既視感が出ればいい(引き出せればいい)。
たとえばJavaScriptについて全体像が知りたいなと思ったので、Udemyから2本ほど動画をピックアップして(40時間分くらい)、それをまずはGW中にざー!っと流し見していた。
そうすると、だんだんと「詳しくは知らないが、見たことはある」というものが増えてくる。
そうなってくると「よくわからないから」と諦めていたQiitaの内容とかが、読めるようになってくる。
それをつまみ食いしながら、アウトプットできるようなるというわけだ。
個人的には、この最初のIndexづくりは、動画教材と相性がいい。
書籍や文字情報だと、どうしても「わからない」ことで先に進めなくなる。
ただ動画であれば、苦しくても、わからなくても、動画は流れていってくれる。
わからないことだらけの40時間は、たいへんに苦行なわけだが、これは効率的なやり方なんじゃないかと。
教材の選び方も複数の著者から選ぶのが大事である。
「うわー、わかんねーよ」と思った内容でも違う著者からの説明で理解できることもある。
それは著者のプログラミング理解の仕方と、自分との相性があるからだ。
理論的な背景からプログラミングを理解する左脳的な人もいれば、”動き”から直感的にプログラミングを理解する右脳的なプログラミング感の人もいる。
だから「相性のいい教材(動画か書籍か)」×「講師」の最適解を探すためにも、最初はインプットの時間が多くても個人的にいいんじゃないかと。
Why Me?「お前はなにをつくりたいの?」
しかしながら、インプットだけの作業はあきてくる。
自分でつくって、書いているからこそ、「脳が必要である」と判断して、記憶の定着も進む。
だからこそ、ジーズアカデミーでは週に2回の課題提出があるわけだが、最初の複数回はいいとしても、だんだんと「つくりたいもの」のネタがなくなってくる。
はじめのころは「チャーハンたべたい!」「麻婆豆腐たべたい!」などと意欲が湧いてくるのだが、10回もやっていると「なにがつくりたいんだろうか(たべたいんだろか)」となってくる。
そこで、ジーズアカデミーでは「Always Ask "Why me?"」というクレドがある。
「たった一度の人生をどうやって生きていきたいのか」
それを生徒たちが自問自答しながら、生徒同士で共有しながら「自分がつくりたいもの」を深ぼっていく。
事業企画の授業で児玉さんというジーズアカデミーの責任者の方が吠えていた。
「薄っぺらい価値観のサービスや起業家なんて絶対にジーズアカデミーからは輩出させない」
「新規サービス、新規事業なんて、世の中へのおせっかいでしかない」
「だからこそ、ちゃんと自分の価値観、エゴに立脚したサービスをつくりなさい」
「自分のストーリーに従って論よりCODE(行動)であると」
これがジーズアカデミーが、プログラミングスクールなのではなく、エンジニア起業家養成学校である所以なのだろう。
5ヶ月後の自分へ。「ちゃんと腹は減っているか?」
こうやって自身への探求をしながら、そして猛烈なインプットとアウトプットを繰り返しながら怒涛の1ヶ月は過ぎていった。
きっと独学ではここまで走れなかった。朝までに提出するはずの課題なのに、日付が変わっても課題を提出しないメンバー。
そして朝4時に流れてくるslack。「まだ、みんな頑張ってるのだな」そう思えるからこそ「ラストワンマイル」を走れるのだろう。
ちゃんと一回一回をやりきること。
ダサくても、汚いコードでも、動くプロダクトをdeployすること。
この「やり切る」ということが、いかに尊く、困難なことか。
一方で、良くも悪くも「変化した自分」にも気づく。
「わからなかったことが、わかる」「できなかったことが、できる」ようになった一方で、新しいことへの抵抗が生まれてくる。
「あー、新しいヴァージョンアップのキャッチアップ面倒くさいなー」
「CSSで書けるなら、SCSSで書かなくてもいいだろ」
みたいな。
学習を止めないためには、きっと腹が減っている必要ある。
あたらしいものを取り入れられるのは、腹ペコだからこそだ。
プログラミングも学習も手段だ。
「自分がつくりたいものをつくるために」
「自分の人生をよりよいものにするために」
その情熱があるからこそ、腹も減るし、新しいものを学びたい・食べたい意欲も湧いてくる。
1ヶ月よく頑張ったと思う一方で、ちょっと疲れたなと思う自分もいる。
だからこそ、改めて問いたい。
そして同じように未来の自分にも言ってやりたい。
「ちゃんと腹は減っているか」と。
自由と目的のために生きよう。
自分のためにつくって、学ぼう。
手段が目的化してしまわないように。
なんとなく自堕落な時間を過ごしてしまわないように。
新しいことをはじめることなんて簡単だ。
「ツナマヨ」のつくり方さえ学ぶことができたら、好きなものをつくりはじめることができる。
どうせゼロからのスタートなんだ。まもってる暇なんてないよ。
「いつも心にツナマヨを」
「ちゃんと腹は減っているか」
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