G’sアカデミー入学前夜
いよいよ明日から、G'sアカデミーでの6ヶ月間にわたる生活がはじまる。
その前日となる今日。入学の背景を振り返ったり、これまでの準備したことをまとめられたらとnoteしてみる。
まだ卒業もしておらず、授業もうけてないような状況なのだが、これもひとつの区切りとして。
(あとは自分が逃げ出さないように、備忘録もかねて笑)
そもそもG'sアカデミーとは?
G'sアカデミーとは「自分のチカラでセカイを変えようと行動する人を支援する」をミッションに掲げるエンジニア起業家養成学校です。デジタルハリウッド大学・大学院が運営母体となっています。
細かな説明はサイトに譲りますが、東京と福岡に教室があり、札幌でも講座を開設しているそうです。
札幌の開設にあたり、サツドラホールディングス(ドラッグストア「サツドラ」を運営する会社)が関わっており、こういった地元企業の熱量ってすごいなと関心します(脱線)。
通えるコースも複数あり、平日含めてフルタイムで通学する「フルタイム総合」コースと、週末に通う「週末集中」コースなど、複数のカリキュラムが展開されています。
僕は「フルタイム総合」に明日から通う予定です。
ざっくりコース内容としては、
1.BOOTCAMPフェーズ(3か月間)→大学の必修科目みたいなもの(フロントエンド、サーバーサイド、アルゴリズム・コンピューターサイエンス・UI/UX、Linux/Gitなどなど)
2.DEPLOYフェーズ(1.5か月)→大学の選択科目みたいなもの(AIとかブロックチェーンとか自身の目指すプロダクトにあわせて技術取得)
3.MENTORフェーズ(1.5か月)→自分のプロダクトの開発期間(卒業論文みたいなものか)
4.「GLOBAL GEEK AUDITION」→Y-CombinatorのDemo Dayみたいな卒業イベント
という6ヶ月間の流れになります。
なぜ、G'sアカデミーに入学しようと思ったのか
一言でいえば、自身が起業するにあたって、自分でプロダクトをつくりたかったからです。
エンジニアなりたい!というよりは、
長くビジネスを続けるにあたって、キャシュまわりを圧縮したかったことと(Cash is King!)、
仲間をあつめたり、サービスづくりをする上で、自身に開発経験があったほうがいいと思ったこと、
あとは単純に自分の手でつくるのが楽しそうだと思ったからです。
(freeeさんの創業初期に、佐々木さんも創業メンバーの横路さんや、平栗さんたちと一緒にコーディングしていたというエピソードも大好きだった)
それで、自身でも書きたいなと思っていた際、独学するかスクールに通うかと考えていたときに、見つけたのがG'sアカデミーでした。
なぜ他のスクールではなく、G'sアカデミーにしたのかといえば、
「G'sアカデミーが、起業家向けのスクールだったから(他はエンジニア転職が目的のものがほとんど)」
「どうせうやるなら、ちゃんとやりたかった=カリキュラムの分厚さ」
「卒業生たちに、良いベンチャーの名前が複数あったから」です。
自分が入学試験を受けたときは、まだカミナシさんはIVS LAUNCH PADで優勝する前のタイミングでしたが、その名前はもちろん知ってました。
その他にも建築業SaaSの助太刀さんや、バーチャル・ウィンドウを提供するLandSkipさんなど、知っているベンチャーの名前が多くあったのは魅力でした。
(レンタルサーバーやシェアオフィスの無料提供などの特典もありましたが、これは副産物として)
これまでに準備してきたこと
1月に入学試験(ESと面接)を受けて、1月中旬に合格通知をいただきまして、「こりゃ予習しないマズい…」と思い、それから3月末に前職を退職するまで、夜な夜な独学の日々でした。
これまでの独学内容をざっと振り返ると、
①タイピング
②教養的なコンピュータサイエンス基礎
③プロゲート
④書籍+Udemy
⑤やりたいこと、つくりたいものの言語化
です。
①タイピング
入学前になにすればいいですか?という質問に即答されたのが「タイピング」でした。
G'sアカデミー講師の方のYoutubeですが、なるほど学習障害のほとんどが「タイプミス」とのこと。
そもそも勢いでMacBookAirを購入したはいいですが、社会人人生のほとんどをWindows(というかThinkPad)で過ごしてきた身としては、キーストロークや特殊記号に慣れなければ、、と1日30分ほど下記のサイトでタイピング練習してました。
②教養的なコンピュータサイエンス基礎
いきなり書きはじめて挫折するのは嫌だなと思い、軽そうな書籍からスタート。
ここで、「なるほど、つまりはプログラミングとはコンピュータとのコミュニケーションなのね」ということになり、
「コミュニケーションであるなら、まずはコンピュータのことを好きになろうじゃないか」ということで、下記の書籍を読みました。
これは読み物としても、たいそう面白く「へえー、コンピュータってこうやって動いてるんだ」「こんな単純な回路の集まりなんだー」ってことがまさに痛快でした。
当時は知りませんでしたが、これも同じようにコンピュータサイエンスの読み物として面白そうです。
③プロゲート
ここまで知ってくると、じゃあいよいよ書いてみようという気持ちになり、
「とりあえずプロゲート」という言葉を聞き、さっそく有料課金してプロゲートしはじめました。
順番としては
・HTML&CSS(上級、FlexBox編まで)
・JavaScript(Ⅰ~Ⅶ)
・PHP(Iまで)
です。
「おい!なんだこれ!」と折れそうなときは、このYOUTRUST・岩崎さんの記事を励みにしておりました。
なんで上記の3言語なの?という理由はG'sアカデミーの最初の講義が、この3つだったからという理由と、
なんでPHPは(I)までなの?というのは「PHP 学習法」とかでググったときに下記のブログを見つけたからです。
なので、その後、プロゲートから書籍×Udemyに移行していきます。
④書籍+Udemy
書籍としては、下記の「たにぐち本」を参照しつつ、Udemyの講座を受けました。(セールでUdemyは9割OFFとかで買えました)
本当は2−3周したかったのですが(しなくなった理由は後述)、その前に、もうちょっとJavaScriptとHTML/CSSやるかーってことで、下記の書籍に取り組んでました。
⑤やりたいこと、つくりたいものの言語化
1月の末くらいから勉強しはじめ、3月に入り、予習の勉強も少しずつ楽しくなり、HTML&CSSの勉強に取り組んでいたころ、ちょうど前職の上司と話をしていたときです。
「で、プログラミングの予習もいいんだけど、あなたなにつくるの?」
と言われて目が覚めることになります(笑)
(なのでHTML&CSSの書籍は途中まで…)
「しまった、、ちょっとわかりはじめて楽しくなって、肝心なものづくりのことを忘れてた。。」
ということで、そこからは具体的に自分がつくりたいものの言語化や、そのマーケット動向、国内外の類似サービスのリサーチ、そもそもの会社のコンセプト・ドメイン選定について、といったことを考えたり、壁打ちさせていただいたり、といったことに時間を割くようになりました。
そこで考えていた「ドメイン」については下記のnoteにまとめました。
入学前夜になにを思うか
「まずは素直にやってみよう」「どうせやるなら全力でやろう」「楽しもう」そんなことを大切にしながら、明日からの6ヶ月を過ごしていきたいと思います。
「まずは素直にやってみよう」
入学前講座でも言われましたが、色々と考えて準備してきた気もしますが、
これまでのことはいったん忘れて、素直に全部やってみようと思います。
前職のスローガンでは”超素直”という教えがありました。"超素直"は長い話なので割愛しますが、素直を超える”超素直”な精神で頑張りたいと思います。
「どうせやるなら全力で」
6ヶ月もなにかを学ぶというのは、浪人生以来だと思います。
ただ、これまでも「なにかを新しく始める」というのは、苦しくも楽しかったのでしょうし、どうせやるなら本物になるしかないと思います。であるならば全力でやるしかないとも思います。
6ヶ月という決して短くない時間、脳が発火するくらい頑張りたいなと思います。
「楽しもう」
結局、好きな人、楽しんだ人には勝てないということです。
であるならば、まずは好きになる努力をするべきですし、好きになれたら楽しめるはず。
自分がつくりたいものをつくる、というのは、怖くもあり、きっと楽しいことでしょう。これまでもそうであったように。
脳をハックしながら、全力で楽しみたいと思います。
入学前、最後の週末に尊敬している先輩に誘われてキャンプにいってきました。焚き火を囲みながら、静かなぜいたくな時間でした。
そんななか偶然聞こえたウグイスの鳴き声から、
「ウグイスってホーホケキョって春から夏までしか鳴かないって知ってました?」
という他愛もない話をしていると、その先輩から
「ウグイスって、じつは最初はうまく”ホーホケキョ”って鳴けないので、めちゃめちゃ練習している」という話を聞きました。
求愛のために「ホーホケキョ」と鳴くウグイスですが、
最初は「ホゲギョ」みたいに下手くそだそうで、だんだんと美しく「ホーホケキョ」と鳴けるようになるそうです。
ウグイスを見習い、まずは下手くそな鳴き声から全力で頑張りたい。
そんなことを思うG'sアカデミー前夜です。
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