職人としての在り方、選び方

リフォームの話とは少し脱線してしまうんですけど
ここ数年で職人の質はぐっと落ちました。

価格競争が激しくなり単価は下がりますが物価は上昇しています。
そこで1番に削られるのはやはり人件費です。

CMをやっているような大手リフォームメーカー、ハウスメーカーのリフォームの職人も速さだけを求めて質はそこそこの人が大半です。

そうでもしなければ赤字になってしまうから。

でもこれから職人になる人はそういった人の弟子になり仕事を覚えます。

基礎をないがしろにし腕を磨くこともなく早く収める事に特化して行きます。
そして人件費削減、人員不足から日本人以外の労働者が1割から2割以上になってきました。

かつての職人は見えない所にこそ気を遣う。

家は一生モノなのでなるべくメンテナンスが少なくていいように何十年も使えるようなものを提供する
それが当たり前でした。

今はとにかく早く安く適当に2年もてば責任なくなるから2年もてばいい、長くても10年もてばいい

そんな考えで作られています。

確かに職人はお金が沢山貰える仕事ではないし汚れます。粗野な人が多いのも事実です。

若い子がなりたいという憧れの職業では無くなって
きました。

でもそれは今は職人とはかつての若者が憧れた魂を無くしてしまっているから憧れられない理由の1つだと思います。

これから人手不足が深刻になり業界が衰退していく中で確かな技術と職人の魂、そして飽くなき向上心を持つような職人は数少ないけれどそういった人材は生き残ります!
そして必ず儲けられる未来が待っているはずです。

そして職人を選ぶ時にプライドを持って仕事している人を選んで頂きたい!
その分時間はかかるかもしれない!
その分高くなるかもしれない!

でも5年、10年長く使い続けれるような物を作ってくれます。
目先の利益を見てしまうのもわかりますが
日本の未来、今後のメンテナンスにかかる費用や時間それらを見据えて先行投資してください!

そして職人は腕を磨き常に向上心を忘れずよりいいものをより早くお客様に提供できるように努力してください!

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