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心の慣性

電車内で急ブレーキ、急発進をされると我々人間は容易くバランスを崩してしまう。

それは、急ブレーキ、急発進をされる直前の状態に身体が慣れているからだ。

これを慣性の法則という。

それと同じように、心にも慣性がある。ような気がする。と常々思う。

例えば掃除。

綺麗な状態を維持するのは案外容易いものだが、ひとたび汚くなってしまった場合、その状態から回復させるのは難しい、という経験ないだろうか。

人間関係もそうだ。

難なく毎日のように会っていた友人と、ひとたびしばらく会わないというようなことが起きただけで、あのストレスなく共に過ごした日々がまるで嘘であるかのように、誘いづらくなる。

私たちの心はまるで、常に電車内に存在しているかのように、その振る舞いを慣性に委ねる。

この、文章を作るというのもそうだ。

生きていれば誰にでもあるような気分の沈みに、ひとたび苛まれ、1週間くらい投稿しないでいたら、その状態に心が慣れてしまい、ちょっとした理由をこじつけては投稿から回避するようになってしまった。

気がつけば1か月である。
ちなみにこの1か月、記憶は、ない。

何が言いたかったかというと、私はこの「文章を作る」という趣味を、これからも大切にしたいので、長らく投稿できていなかったが、今後も普通に投稿を続けたいと思っている、ということだ。


ゴソノギ__国立医学生の日常

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