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④東西対決!ご当地ソング対決 16〜20組(昭和歌謡合戦)

 しかしご当地ソングというのは、詞の場面設定が単純なのが多い。ご当地で別れた恋人を思う・懐かしむ・恨むパターンが多い。ちょっと飽きるが、その設定の中でも、あの手この手で楽しませてくれます。

東西対決 第4弾! 

16.東京の雨 VS 大阪の雨   
 『ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー』 日野てる子
 『雨の御堂筋』 欧陽菲菲

作詞作曲:鈴木道明(1965年)
 越路吹雪、青江三奈、石原裕次郎、ブレンダ・リー、マヒナスターズ等歌ってますが、ここでは日野てる子バージョンです。♬ワンレニーナイントーキョー♬ グッときます。日野は『夏の日の想い出』という曲が有名らしいが、聞いたことあります。

作詞:林春生 作曲:ザ・ベンチャーズ『雨の御堂筋』(1971年)
 流行ったなあ。リアルタイムで覚えてる。ビートルズよりベンチャーズの方が格が上と思ってた。

17.北国 VS 南国
 『北の旅人』 石原裕次郎
 『南国土佐を後にして』 ペギー葉山

作詞:山口洋子 作曲:弦哲也(1987年)
 釧路、函館、小樽が歌詞に出てきます。これも女を探してブラブラするんですな。”裕次郎は演技下手やけど歌は上手い”とショーケンが言っていたらしい。確かに上手い。裕次郎の最後の吹き込みだそうです。

作詞作曲:武政英策(1959年)
 初録音は1953年の丘京子盤。NHK高知放送局の開局記念公開生放送で、ペギー葉山はNHKからこの曲を歌ってくれと頼まれたが、”わたしはジャズ歌手なので、民謡みたいな曲は歌えない” と一度は断ったらしい。しかし歌ってみたら観客にドッカーン!と受けた。すぐレコーディング、200万枚以上売れた。

 ロバータ・フラック『やさしく歌って』は、ある女性フォークシンガーの曲だった。たまたまこの曲をきいて気に入り、一度リハーサルをした。あるコンサートで盛り上がり、再々度のアンコールの要請があったが、持ち歌がなくなったので、この曲を歌ってみたら観客にドッカーン!共演していたクインシー・ジョーンズ「ロバータ!この曲はもう歌うな!すぐにレコーディングするんだ」と言ったとか。ロバータ最大のヒットとなった。(ロバータ本人がインタビューで語ってた)
 ペギー葉山は日本のロバータ・フラック!。もともとジャズ歌手だし。

18.渋谷 VS 大阪
 『渋谷で5時』 鈴木雅之&菊池桃子
 『大阪で生まれた女』 萩原健一

作詞:朝水彼方 作曲:鈴木雅之(1993年)(昭和でなくてゴメン)
 渋谷ってカッコいいな、おしゃれな街だし。それに『渋谷で5時』ってタイトルは画期的です。だから平成の曲でだが選定した。
 対して西側にはこんなカッコいい曲ないです。最初は正反対のベタベタの藤田まこと『十三の夜』天童よしみ『道頓堀(とんぼり)人情』を考えたのですが、曲はベタで大阪らしくてもカッコいい人が歌ってたら様になと・・・で、これです。

作詞作曲:BORO (1979年)
  BOROはちょっとベタなのですね、関西人だから。ショーケンなら間違いないです。不良っぽい(ほんとに不良だろ)ところが素敵。

19.札幌 VS 博多
 『恋の町札幌』 石原裕次郎
 『博多みれん』 野口五郎

作詞作曲:浜口庫之助(1972年) 
 ♬おんなになる日 誰かの愛が 見知らぬ夜の 扉を開く♬ ええ詞や。浜口庫之助は特別。

作詞:大日方俊子 作曲:荒井英一(1971年) 
 野口五郎のデビュー曲、下手な演歌歌手よりも上手い。恐れ入りました。

20.小樽 VS 長崎
 『小樽のひとよ』 鶴岡雅義と東京ロマンチカ
 『西海ブルース』 内山田洋とクール・ファイブ

作詞:池田充男 作曲:鶴岡雅義 (1967年)
 コーラスグループではクールファイブの次に好きです。曲調・歌詞は演歌っぽいけど、三條正人の歌声は演歌とは思えないのです。次に鶴岡のギターです。哀愁があっていいですわ。

作詞:永田貴子 作曲:尾形よしやす(1967年)
 幻のデビュー曲。事情があり『長崎は今日も雨だった』に差し代わったらしい。これも良いですね。1977年にシングル発売。

いよいよ最終 21〜25組へ続く!

 


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