初めての韓国凸ポーカー旅行(3/3)
はじめに
note の記事、3つめは、韓国凸の続き、最終回です。
まだ前回を読んでいない方はこちらから。
https://note.com/rock_meganex/n/n1b82435d4941
自己紹介
昔、最高位戦でプロとして麻雀をしてましたが、10年以上前にやめてポーカーへ転向。エンジニアを本業としながら、ポーカーと麻雀となんとなく YouTube の動画を作る日々。
一応、ポーカーのトーナメントの実績を以下に。優勝だけはないんですよね。。。
JOPT(Japan Open Poker Tour) 2023 Grand Final
Main Event 9 位 / 1392 人
WPT (World Poker Tour) Tokyo 2023
PLO Championship 3 位 / 160 人くらい
JOPT(Japan Open Poker Tour) 2024 Tokyo #1
PLO Championship 4 位 / 229 人
GGMaster Asia
2 位 / 1968 エントリー
あからさまな宣伝
YouTube チャンネルあります。
よければこの先読む前に Subscribe してくれたらうれしいです。
韓国2日目の夕方 - 仁川を目指して
9/5 16:30
前回やっとご飯にありつき、どしゃ降りのソウルの観光を諦めて、仁川のパラダシスシティ近くのホテルにチェックインしパラダイスシティでポーカーすることを目指します。
Google Map で調べると最寄りの駅から、ソウル駅経由で仁川まで行けそう。そこまで行けばもう Uber でいい。空港だしなんとかなるでしょ。
電車の乗り方ももー、きっと次はうまくいくはず。
ってね・・・そんなにうまくいくわけがないんですよ。
ここから先、しばらく写真がありません。とる余裕がなかったのよ。
とりあえず、広蔵市場（いまだこれ、なんて発音すんのかわかんない）から、最寄りの駅に戻ります。
途中うっかり違う地下に入っちゃって、地下に並んでるお店の人に英語で最寄りの駅はどこ？って聞いたら、ここ駅じゃないよって言われて、いい感じのおにいさんが Google 翻訳で駅まで案内してくれました。
9/5 17:00 前後
駅に着きました。なんて駅なのかわかんないけど。
で、ソウル駅で乗り換えて仁川の空港まで電車で目指します。
でね、前回の note で、ここまで電車できたんで、電車の乗り方はもう完璧だと思ったわけですよ。券売機で、目的地選んでお金払えばいいんだからさ。
券売機を再掲。
目指す駅は・・・これなんて読むの。
券売機が多国語対応してるんで日本語にします。でもそもそもこの駅が日本語にしたら、どこなのかわかんない。
ちょっと背中に汗をかきます。
おちつけおちつけ。
しゃーないから、券売機の言語を韓国語にして、文字は読めなくても、形はわかるんだから、目的地の名前の、丸と四角と線の形が一致する駅を探せばいいんだ。
ともかく7文字、間に 1 が入っているんで、まずそれくらいの長さの駅名を探して、それぞれを丸と四角と線の形が一致するかどうか、スマホと見比べます。
15 分くらい、たぶんそうやってたと思います。
やっと丸と四角と線の形が一致するボタンを見つけた時はちょっと涙が出ました。
さあ、その目的地のボタンを押すんだ。
押します。
次の画面で、金額が表示されない。
ん？？
どうすればいいの？
韓国語だから、操作のしかたがわかんない。
また背中に冷たい汗が。
おちつけおちつけ。
一度日本語に戻すんだ。
そこで適当な駅を押して、最後の操作をする流れを見つけるんだ。
よしよし、こんな感じか。
韓国語に戻せ。
あれ、、、駅、どこだっけ・・・
また丸と四角と線の形が一致する駅を探します。
うん、見つけた。また 15 分くらいかかった。
あれ・・・この先、さっきどう操作したっけか・・・
天井を見上げて、すこし現実逃避。
っと・・・30分以上券売機の前にいる俺の横に、男女がやってきました。
もう離さないよ君たち。
英語で「私は日本人で、英語と日本語は話せますか？」と聞くと、英語を少し、と女性のほうが返します。英語で、この駅に行きたいが、この先の操作が分からない、と伝えると、一つ一つ押すボタンを教えてくれました。
天使ですかあなたは。
5600 ウォンくらい。
金額でたあああああああ
最後のボタンを押せ！
お金入れるところが光った！
お金を入れろ！
よっしゃああああああああカードがでてきたああああああああ
女性にめっちゃ頭を下げてお礼を言い、喜々として改札を通ります。
んーと
どっちのホームに乗ればいいのん？
はいはい、そこのメガネのデブのお兄さん、
ソウル行きはどっち？ in English
英語は話せないけど、ソウル、と言えばわかったようで、こっちだよって指さしてくれました。
ありがとおおお
ホームに降ります。
電車待ちます。
電車来ます。
乗ります。
電車の中の掲示板をみたら、4駅くらいでつくようです。
電車の中で掲示板をずっと眺めて電車を過ごします。
ソウルで足止め
9/5 18時頃 - スマホに電波がはいんないの
ソウルについたー。降ります。
やっぱソウル駅は大きいんだなー。
でもなんか電波あんまり入んないな。
地下だもんな。そういうこともある。
とりあえず、仁川までどれくらいかかるのかな？
歩いてればどこかで電波入るところあるでしょ。
んー、なんか、全然電波はいんねーな。
なんだよソウル駅、スマホつかえないの？さすがにそりゃーないでしょ。
一旦フライトモードにしてみよう。
だめか。
eSIM の ON/OFF をやってみよう。
だめか。
ローミングの ON/OFF は。
だめか。
全然通信できない。
おいおいどういうこと？
ちょいちょいちょい。
電波はいらんのは困るって。
フライトモードにしてみたり、
eSIM の有効無効を切り替えたり、
スマホの電源を入れなおしてみたり、
いろいろしてみますが、全然電波がつかまりません。
いやーーーーーーー！ちょいまてちょいまて！
Gmail はローカルにキャッシュしてるだろうから、ちょっと一旦、買った eSIM を見てみよう。
ん・・・なんで eSIM をインストールするメールが３つも届いてるん？
キャッシュには QR コードまではない。
それぞれのメールに、1日分の eSIM って書いてある。
もしかして、俺、3日間の eSIM を買ったんじゃなくて、1日分の eSIM を 3 つ買ったん？
まてまて。
OK。それは俺の間違いだろう。しゃーない。
そうだとして、どうやって残り２つをインストールしてアクティベートすればいいんだよ。
Gmail の QR コードを読み込むスマホは、この Gmail を見てるスマホなのよ。
どうやって QR コード読めばいいのよ？
そもそもアクティベートするために、ネットが必要なんですが。
あわわわわわわわわわ
全身から汗が噴き出ます。
9/5 18:30 頃 - 公衆 WiFi を探す
おちつけ。
そう、俺には、会社が支給したスマホがある。
フライトモードにしっぱなしだけど。
これをオンにはできない。勝手に会社のスマホを海外の回線につなぐわけにはいかない。
だが、WiFi があればいいんだ。
ここはソウル駅だ。
きっと公衆 WiFi がある。
それを探して、2台のスマホをつなげるんだ。
会社のスマホで俺の Gmail で QR コードを表示して、
俺のスマホでそれを読み込ませてアクティベートすればいいんだ。
WiFi を探せ！
ともかくソウル駅構内を歩き回って、公衆 WiFi を探します。
浅い階には全然ない。
乗り換えるホーム側に降りて行って、地下に潜ってみよう。
長いエスカレーターを降りながら、多数の公衆 WiFi に接続を試します。
9/5 19:00 頃 - eSIM の交換
公衆 WiFi つながったっぽい！
なんか、ハングルで説明と３つくらいチェックボックスがあるけど、たぶん全部チェックすればいいだろう。
そしてなんか赤いボタンを押す。
なんか、ダンスしている映像が流れる。
でも WiFi にはつながってないよ。
これはきっと、CM っぽいな。
最後まで見ればつながるんだ。
おちつけ。
最後までこのキレッキレのダンスを見るんだ。
WiFiつながったああああ！
インターネットにはつながるか？！
よしつながる！
もう1台のスマホもつなげ！
また最後までこのキレッキレのダンスを見るんだ。
つながった！
残りの 2 通のメールの QR コードを読み込め！
読み込んだ！
アクティベートは！？できる！
よし、いまからなら 1 つで十分だ。これがつながればいい。
あれ、なんかつながんない。
おいおい、どのメールの QR コードも、つながんないよ！
あああああもしかして、全部 9/4 から使い始めて 24 時間的な？
今は 9/5 のなんなら夜。
全部だめかよおおおおお
9/5 19:15 頃 - eSIM の購入
おちつけ。
そう、もう一度 eSIM を買えばいいんだ。
いまから 24 時間でいいんだ。たかが 700 円。
よし、買った。
お、そっこー QR コードとどいた。
インストール済みの eSIM は全部削除して、
この eSIM をアクティベートだ！
QR コードを読み込め！吠えよ俺のスマホ！
いったあああああ！スマホが 5G でネットにつながった！
Let's Goooooooooooooooo!!!!!!
なんか、公衆 WiFi がつかまったとこ、エスカレーターを乗り継ぐ踊り場みたいなところで、そこから動こうものなら WiFi を失ってしまう恐怖から、1時間近く、この踊り場に座り込んで2台のスマホと格闘していました。
死ぬほど疲れた・・・お腹すいてきた・・・
あれ、さっき俺冷麺くったよね。
頭使いすぎた。
はあああああああああああああ・・・ともかくネットにはつながった・・・
仁川空港に着く
9/5 20時頃
立ち上がれ。
仁川へ向かうんだ。
電車に乗ればつくんだ。
立ち上がれ。
電車に乗ります。
もうこの辺、記憶にありません。
ともかく、仁川に到着しました。
空港は、英語か日本語が使えるから、何とかなる。
なんか暇そうななんかのプロモーション的なスペースに座ってるお姉さんに、喫煙所と Uber を拾えるところの場所を聞く。
英語か日本語、どちらをしゃべれますか？in English
「日本語を少し。Uber は隣のビルの1階です。ここは地下1階です。喫煙所は向こうにあります」
ありがとおおおおおおお
タバコを吸いながら、この先のことを考える。
パラダイスシティ、いく体力はないな・・・
ポーカーする思考力なんかとてもない。
今日は、ホテルで寝よう・・・明日は早いし・・・
ご飯は、空港の中で済ませよう。
Google Map を見ると、ホテルの目の前にセブンイレブンはあるけど、確実にご飯が食べれるところで食べておこう。
空港内の韓国料理屋さんに入って、
ユッケジャンの定食みたいなものをオーダー。
すこしスープをすすってみるけど、なんか、日本で食べるユッケジャンクッパより、なんか足りないんだよな。
とりあえず、ご飯をスープに入れちゃおう。
うん、なんか、こんな感じ。でもなんかちょっと足りないな。
LINE で嫁さんに食い物の写真を送ったら、「キムチを入れるのでは？」と返ってくる。
いれてみる。
あああ、そうこれこれ。
うん。うまい。
なんか漬物的なものは、よくわからんからいいや。
さあ、夕飯は食ったし、Uber を拾ってホテルに行こう。
隣のビルに移動する途中、なんだかきれいな通路を通過。
Uber を無事拾えて、ホテルへ向かいます。
9/5 21時頃 - ホテル
ホテルに到着。
前日のホテルとは全く変わって、フロントのおじさんがパスポートの提示を求める。
そうそうこれこれ。こーゆーんが普通のホテルじゃん。
パスポートを見せて、チェックイン完了。
フロントのおじさん、部屋のエアコンの使い方を教えてくれる。
おいおいおっさん、あなたは超能力者か予言者かなんかなのか？
多分、質問が多いから先に説明しているだけなんだろうけど、前日のホテルの「猛烈冷房」が頭をよぎる。
あとタクシーの説明もしてくれるが、Uber あればいいから、説明を適当に聞き流す。
部屋に着くと、めっちゃ普通ーーーーーというかなんならいいいいい。
エアコンに、ハンガーかける客がいるんだろうな・・・
9/5 21:30 頃 - パラダイスシティへ
なんか、フロントのおじさんはとても丁寧だし、部屋は落ち着くし、LINE で友人から「じゃあいよいよパラダイスシティですね！」的なメッセージが届き、せっかくここまできたんだから、いくか、と決める。
フロントに降りて、Uber を拾おうとするも、どうもこのホテルは郊外のせいか、全然捕まらない。
なるほど・・・あのおじさんが、タクシーの説明もするわけだ。
あのおじさん、なかなか仕事できるな。こちらの常に先を読んでおる。
おじさんにタクシーを呼んでもらい、なんなら明日の朝のタクシーも予約してもらう。よく考えたらここまで、空港で両替した 7000 円 = 60000 ウォンだけでやりくりしてきたことを思い出し、クレジットカードが使えるか聞くと使えるから安心しろと言う。
おじさんはなんでも笑顔で聞いてくれる。あなたは天使ですか。
タクシーがついて、パラダイスシティへ。
ウォーカーヒルと違って、大きいですなー。。
ポーカーできる場所を入口で聞いて、そちらへ向かう。途中キャッシャーで50 万ウォンのチップをクレジットカードで買う。
キャッシュのポーカーはウェイティングもなく座れて、23 時になったら帰ると決めて始める。
ポーカーは、まあ、特に見せ場は無し。
俺の 2 ペア＆ナッツフラッシュドローがセットに負けていて、フラッシュは引けなかったが1枚ストレードボードになったおかげでリバーはチェックで終わり、このハンドで 25 万ウォンをロストするが、全弾失うことは幸運にも回避できる。
一時スタックが 20 万ウォンまで減るも、若い日本人にストレート風のドブラフをかまして 30 万ウォンまで復帰し、そして 23 時を迎える。
9/5 23時頃 - 50万ウォンのカードでのチップ購入のキャンセル
20 万ウォン負けてるので、50 万ウォンで買ったチップのキャンセルができないので、以下のような手順を踏む。
1. 20 万ウォンのチップを買い増し、チップのチケットをまず受け取る
2. ミニマム 10000 ウォンくらいのバカラを無難にプレイ
3. 20 万ウォンのチップのチケットが 20 万ウォンのチップになる
4. ポーカーをやめた時点で持っていた 30 万ウォンのチップに加える
5. 50 万ウォンのチップ購入をキャンセル
これで、クレジットカードで買ったチップは 20 万ウォン分だけ。
Uber でホテルに帰り、浴槽にお湯を張り、猛烈冷房で冷えた体と、データ通信を復旧させる過程で使った頭を温める。
やはり、2日目のホテルに、浴槽のある部屋を選んでおいてよかった・・・
9/6 7:30 帰国
またも、フロントからの電話で起床。
電話越しに、もうタクシー来てるよ！待ってるよ！
おじさんごめんなさいすぐおります。
荷物の整理はほぼ前日に終わってるので、そっこー着替えて降りると、もうタクシーの運ちゃんがいます。
意味あるのかわかんないけど 1000 ウォンずつおじさんと運ちゃんにあげた。
無事、タクシーは 8 時前には到着。
9:45 のフライトは 10:20 にディレイしており、十分に余裕をもってゲートに到着できました。
途中、余ったウォンの現金でコーヒーを買う。
飛行機は、無事、成田に飛び立ちます。
総括
いやー・・・
海外いくならもう少し計画的にいかないとダメな模範でした。
なんで俺、出国14時間前あたりに韓国行きなんか決めたんだろう・・・
ポーカーの稼働、たぶん 5 時間くらいｗ
何しに行ったんだよ俺はｗ
でも日本のポーカープレイヤーとしては、韓国を知らないってのは、ちょっと世間知らずな気がしてたんですよ。だから、まあ、行けてよかったかな。
次、またポーカー目的でいくかどうかは、ちょっと怪しいけど・・・
別に韓国のポーカーが悪いわけではありません。
単に、僕がかなりのレクリエーショナルプレイヤーで、ポーカーしにいってんのにポーカーだけ黙々としてテーブルに座ってられるようなストイックな性格じゃないんです。
英語で話せるほかのプレイヤーがいないと、楽しくないのです。
でもまあ、なんだろう。
かえってきたら、我ながら、結構頑張った冒険だったかなーって思います。
仁川に向かう電車を見つけるのもかなりしんどかったけど、データ通信ができなくなったときは、マジで怖かった。
家に帰ってきたら、死ぬほどの多忙->韓国へ冒険->すんげー怖かったけど無事帰国、なんて感じだったから、2日間、使い物にならず寝込んで嫁さんに怒られました。
またどこか、海外旅行でもいったら note 書こうと思います。
それまでみなさん、海外旅行はくれぐれも計画的に。
って、はい、最後にまた宣伝。Subscribe してくれたらうれしいです。
最後に紹介する曲は、すべてのバカラプレイヤーに捧げます。
ではまたいつか！
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