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この国の常識を疑ってみる散文

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物事の捉え方や、言葉の意味を自分なりに掘り下げてみると、自分の思い込みだったことだけでなく、多くのオトナが誤解していたり、歪んだ常識に無関心になっていることに気づく。
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#主体性

企業不祥事がなくならない理由

偽装表記、不正会計、不正検査…こうした組織ぐるみの不祥事がいつまでも後を絶たない。 個人的な横領や不正とは違い、組織ぐるみという罪深き点は社会的な影響も大きく「正直者が馬鹿を見る」という諦めムードも漂わせてしまうことだ。 もちろん、こうしたことが続くと結果として脅かされているのは、一人ひとりの生活者と将来ある子供達の「安全な暮らし」であることは間違いない。 それでも、こうした組織ぐるみの不祥事は、何十年も無くならず「組織上層部の姿勢」や「組織体質の問題」であることが原因と

コミュニティ「そもそも論」

人が集まるといろんな機会づくりができる だから人を集める仕組みを作る さらに集まりが永続的に続く環境を整備する この発想からなのか「コミュニティマネジメント」「コミュニティマネージャー」という言葉を目にすることが増えた気がします。 しかし、これってどこか「顧客囲い込み的マーケティング」の匂いが漂い、誰のためのどういう目的の集まりなのかが、今一つハッキリしないことがあります。 集まった人ではなく、集めている人の都合で物事が進められていることが往々にしてあるからです。