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この国の常識を疑ってみる散文

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物事の捉え方や、言葉の意味を自分なりに掘り下げてみると、自分の思い込みだったことだけでなく、多くのオトナが誤解していたり、歪んだ常識に無関心になっていることに気づく。
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2022年3月の記事一覧

学校でも家庭でも…反省よりも内省を!

反省ばかりさせないでもらいたい学校や家庭での教育現場で、子供に「反省」はさせても「内省」の機会を与えられる所が、なかなか無い。 これはのちのち、社会人と成った時も、価値創造力を高めるチームづくりにおいて、大きな弊害の要因となっていることを実感している。 「反省」はするが、日頃から「内省」をしない人ばかりが集まっても、その組織はクリエイティブ性には欠け、イノベーションを起こすなど、程遠い話となる。 ボクらは、「内省」とは「自分の行動にどんな意味があったのかを振り返ること」

醜いアヒルの子なんて言わなくてイイ

童話タイトル自体がまあまあ酷自分は持ち合わせていない異質なモノを、他の人にはあると初めて認識した時…抵抗なく受け入れていれば、その先も理性が働くようになる。 ところが、初めてそれを認識した時に、心身に何かしらの苦痛があると、その先には違和感というよりも、嫌悪感に近い苦痛なものが働いてしまう。 そして、その時の苦痛というのは、自発的な感覚のものよりも、周りの人達のエゴと先入観に染められてしまう影響が大きいこともある。 そう考えると… 童話の「醜いアヒルの子」というのは…

「宇宙を動かせ」~セレンディピティを磨いて人生を楽しむコツ

序章:セレンディピティ 「無意識の作用によって、偶然的な幸運に巡り合う力」…そういう理想的なチカラがある人。 これを「セレンディピティが強い人」と表現される。 「それは、特殊な能力の持ち主の話で、自分はそういう夢物語とは無関係」と諦めている人がとても多い。 そればかりか…「自分が楽しいことばかりしていると、マジメな人達に後ろめたい気になる」と罪悪感に近いものを感じてしまう人も然り…。  そう感じている時点で、「セレンディピティ」は芽生えないと断言できる。 一方で…

0歳児からのインターンシップ制度

「次世代に繋がる価値づくり」をテーマにして、長年ボク自身が企画運営に関わる交流会があります。答えのないものに対し、世代・業種・経験・役職の壁を越えて、いろんな価値観のアプローチの体験を共有しています。 先月、「オトナの可能性をデザインしてみよう」というテーマで、いろんな思考が交わされてきた中で、終盤には尊敬する方から「もう学校をなくしてしまっても良いんじゃないか」という投げかけがありました。 言葉尻だけをとらえるとドキッとするご発言ですが、その日から「学校が無い替わりに…