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第35節 FE名古屋vs京都ハンナリーズ GAME2(ホーム最終戦)

前日のGAME1を辛くも勝利したFE名古屋。
京都ハンナリーズを相手にホーム最終戦です。

予想最高気温が30℃に迫る真夏のような日差しの中、野跡小学校前で市バスを降りて稲永スポーツセンターへ向かいます。

初夏を通り越して真夏の様相を呈した稲永SC
暑すぎてくずひやが普段より更に美味しい🍊

FE名古屋は31勝26敗の中地区5位(全体12位)。
前日には3ゲーム差でFE名古屋に対してはアドバンテージを持つ中地区2位・三河も勝利した為、中地区3位以下が確定。

地区2位でのCS進出の可能性が消滅してワイルドカード争いのみとなり、残り3試合を全勝した上で他チームの結果次第というポジションに。
ワイルドカード①千葉、ワイルドカード②広島共に3ゲーム差であり、更にFEとの間に渋谷、川崎、島根もおり大混戦の展開です。
またこの試合が2023-24のレギュラーシーズンホーム最終戦であり、ここは是が非でも負けられません。

対する京都は前日の試合で一時は大量リードを作りながらも最後に逆転され悔しい惜敗。
偶々前日の試合後にお話する機会を得た京都ブースターの皆さんも一様に悔しさを滲ませていましたので相当に堪える負け方だったのだな、と。
今季は結果こそ振るいませんが、在籍メンバーやスタッツを見る限りバランスが良く総合力に優れたチームであり、前日の結果を糧にきちんとFE対策を練ってくるであろうことは予見できます。
勝って気分よく京都へ帰り、次節のホーム最終戦を迎えたいところでしょう。

開場前には先行入場で恒例となったFE名古屋フロントスタッフの杉山さんによる入場カウントダウンが最終戦特別バージョンに。

杉山さんはいつも「カウントいくつからにしましょうか?」と我々ファンに聞いてくださいます。
その節にピックアップされるような選手の番号やその時々の事柄の数字などでカウントを行ってくれていましたが、性格の悪い私はよく「オマラの番号でいきましょうよw」と悪ノリ発言をして杉山さんを苦笑させていました。(杉山さん、毎度困らせてごめんなさい🙇‍♂️)

杉山さんはその度に「オマラはホーム最終戦で…😅」と言ってくれていましたが、この日は本当に54からカウントダウンすることに!
開場のところから盛り上がるのは他のチームではあまり見た事が無いので、FE名古屋らしいイベントとして定着して欲しいです。
杉山さん、1年間楽しい時間をありがとうございました…そして来季もまた杉山さんのカウントダウンが見られますように🙏

スポーツ観戦ではスタッフさんの対応でモヤッとすることも往々にしてありますが、FE名古屋の現場スタッフの皆さんはチームとブースターの為に動いてくれる方ばかりで頭の下がる思いです。
現場運営スタッフの皆さん、そしていつも笑顔で会場運営を支えてくださっているボランティアスタッフの皆さんにこの場を借りて御礼申し上げます。
1年間、快適な観戦環境をありがとうございました!
そして来季もよろしくお願いします!

更にこの日はホーム最終戦ということでラストダンスになるFE girlsメンバーが4人🍒👻🌈🦙発表されており、👻推しの私としては是が非でも彼女にラストを勝利で飾ってもらう為に、FE girlsに対しても全力で後押しをしたいという1日でした。

前のnoteでも触れましたが、人の入れ替わりの激しいこのチームにあってSakura🍒とAkane👻は3シーズンも共に戦ってくれた戦友です。
B2を制覇したシーズン、B1で苦戦したシーズン、そしてB1で飛躍したシーズン。
いつも彼女たちの笑顔が共にあったことを我々FE Familyは決して忘れることはないでしょう。
勝って送り出してあげたいとみんなが思っているはず。
彼女たちにも沢山のファンがいますから✨


また、チームの一員である介助犬のピトくんも駆けつけてくれてホームゲームに癒しを提供してくれました。
色々な縁があってFE名古屋に加入してくれたピトくん…いつも大人しくて頭の良い子で彼を見ていると私もまた犬と生活したいな、と思ってしまいます。
この日のピトくんは人気過ぎて写真撮り逃したのが後悔です…来季は写真撮れますように🐶

そんな諸々が詰まったホーム最終戦を振り返ります!


#試合全体雑感

ジャンプボールはチャールズ・ジャクソンが勝利し京都が先攻。
前田悟のスリーは失敗、FEのポゼッションに移るもルークがスリー失敗。
反撃で突っ込んできたジャクソンにルークがファールでツースロー。
ジャクソンが2本揃えて京都先制。

FEはヘンリーのアシストを受けた佐土原がスリーを決めて直ぐに逆転。
佐土原はその後にも2本続けてスリーを沈めており、この試合に賭ける意気込みが感じられます。
更に畳み掛けるようにヘンリーがドライブで切り込みバスケットカウント!(ワンスローも成功)…序盤はFEが主導権を握ります。

しかし前日同様粘り強い京都。
マシュー・ライトの出来が前日ほどでは無いと判断したのか、PGが本職の小西聖也を早めに投入。
これによりコンボガードの岡田侑大のボール運びと守備の負担が低減。
すると1Q残り5:32、岡田のパスを受けたケビン・ジョーンズがスリー(失敗)→JJが止めにいってファールでスリーショット。
ジョーンズは2/3決め、反撃の狼煙。

1Q残り4:23、切り込んできた岡田にヘンリーがファールでバスケットカウントエンドワン。
判定に納得がいかなかったヘンリーが「なんで?」とアピール(というより質問)すると抗議が執拗と見たのかレフェリーはテクニカルファールも併せて宣告。

ヘンリーがまだ青い部分の多い若者であることを除いても、ただ疑義を呈しただけなのに警告もなくテクニカル吹いたのは目の前で見ていましたがよくわかりませんでした。

大声で不満を呈したとかNGワード言ったとか長々と抗議した訳でもないのにああいう判定をしてしまうと「恣意的」「威圧的」と捉える人も出てきます。
逆にそういうようなケースでも吹かれないこともあり、レフェリーの方によって基準が違うのはあまり良くないと思います。

レフェリーって文句言われることが多くて大変な職業だと思いますし、瞬時にプレーを判断しているS級の方々へのリスペクトは大きいですが、試合が荒れないように裁くのも役目ですので本当によろしくお願いしますよ…マジで。

岡田はFT1/2で12-11とFE半歩リードで再開。
一進一退…というか、どちらもターンオーバーしたり、決めきれなかったりで決め手に欠ける戦況。
FEはオマラが3秒バイオレーションとパスミス、川嶋もパスミスでターンオーバー連発。
あの手この手で得点は積み重ねるものの、京都の粘り強い攻守により突き放し切れず。
21-17と何とか4点リードで立ち上がり終了。

2Qに入りオマラが2連続でダンクを叩き込むなど京都の戦意を折りにかかりますが、この日の京都は喰らいついてきます。
ジャクソンのシュートタッチがよく、献身的に動けるシェック・ディアロも…そのふたりを中心に反撃してきます。

2Q残り3:57にFEが24秒バイオレーションを誘い、京都にタイムアウトを取らせるものの直後の佐土原のスリーは失敗…すると流れは京都へ。

岡田のミドルこそ落ちたものの、オフェンスリバウンドを確保したジャクソンが押し込んで3点差。
更に岡田がインサイドを切り裂き33-32と一気に肉迫。

FEは堪らずタイムアウト。
FEがビッグマンの対応に労力を割いているのを岡田、ライト、小西といった京都ガード陣に見抜かれ上手く試合を作られている印象。
ここでvsビッグマンとして入っていたであろうオマラと満尾を下げ、ルークとヘンリーで機動力を上げる隊形に。

これが功を奏したか、ヘンリーがスリー、JJが難しいフェイダウェイを決めます。
「これでようやく突き放せるか」と思ったのですが、終了間際にまたも岡田にドライブでの侵入を許しシュートも決められ、40-36とリードは変わらず4点で前半終了。

ハイスコアゲームとなったGAME1と比べればFEのペースとも言えますが、上手くいっているという実感はわきません。
たぶんそれは前日わりと大人しかった京都のエースガード・岡田が伸び伸びとプレーしていたからかも知れませんね。

泣いても笑っても残り20分の後半。
その岡田がジャクソンのダンクをお膳立てして京都が先手を主張。
FEの攻撃が失敗に終わると岡田が今度は前田悟に良いパスを供給してあっという間に40-40のイーブンに。

その後は少し膠着状態に陥り、ヘンリーのレイアップで勝ち越し…たのですが、3Q残り7:26またしても岡田のアシストでジョーンズがゴール下を決め切ってまた同点。

これを見たFEベンチは直ぐさまタイムアウト。
岡田への対策の手を撃つのであろうことは明白でした。
この日の岡田は自分でも決め切れる上に視野も広く周りへの配球も出来る好調さで、彼を止めない限り勝ち目は無いとの判断でしょう。

その後試合はシーソーゲームに。
FEが取れば京都も取る、FEが守り切れば京都も守り切る。
正直この2日間通して「何故京都は低迷してるんだ?わからん」というほど京都の圧が強い。
岡田はキレキレ、ライトはバンバン撃つし前田も復活、外国籍トリオは勤勉で強力、HCの采配も悪くない…やはり西地区は魔境ですなあ…(昨季を思い出すとゾッとします😇←)

お互い突き放す決め手には欠け、57-56と競った状態で残り10分に。

4Q立ち上がりのFEの攻撃は失敗し、ジャクソンに沈められて京都に半歩前へ出られますが、直後にルークが値千金のスリー!
更に4Q残り7:25、スティールしたヘンリーからのパスを受けたルークが落ち着いて決めてファストブレイク!
62-58とややFE優勢の展開に。

漸く突き放せるか、となりますがジリジリと圧力をかけてくる京都。
1点差まで詰められて嫌な空気が漂った4Q残り5:56、岡田にステップバックのスリーを沈められ62-64と逆転を許します。

これを受けて笹山の気迫のツー、オマラのエンドワン、更に笹山の「天使のフローター」とFEは3連続でオフェンスが成功しますが、それでもしつこく食い下がる京都。
4Q残り1:58前田のレイアップが決まり73-72と再び肉迫された場面でFEタイムアウト。

タイムアウト明け、オマラのアタックは失敗。
しかし京都もセカンドチャンスまで得ながら得点できず。
お互いの守備の堅さで緊迫したまま残り1分。
ライトのスリーは失敗も京都がチームオフェンスリバウンド→残り0:35で岡田がまたもスピードで切り裂いて73-74と逆転。

FEはここで後半最後のタイムアウト。
ここで最後の展開までデザインされたはず…結果、ヘンリーが残り0:18に決め切って75-74とFEが再び逆転!

京都がここで後半最後のタイムアウト。
果たしてどうなるのか…お互いもう無駄なファールは出来ないので打つ手は限られます。
FEの守備の圧は相当強かったはずですが、ジャクソンが勝負強さを発揮して残り0:08で75-76。

「8秒あるし普通に攻めればいける📣」と声援を飛ばしますが、ヘンリーのスリーはリングに入ることはなく…それでもリバウンド争いを頑張るルーク。
試合終了のブザーと同時に倒れ込むルーク、顔を抑えています。

喜ぼうとした京都側でしたが、場内は騒然。
FE側は「ジョーンズのファールではないのか」と抗議。
前半のヘンリーの件もあったのでちょっとこの日のレフェリーに対しては辟易していました。
インスタントリプレイシステムで確認されますが、逆にルークのファールとの判定。

確かにルークはジョーンズに接触していたようなのでそれ自体は仕方ないですが、ルークが傷んだのは何故?…と現地では「?」しかありません。(後でボールが当たったらしいと聞きましたが…)
IRSやチャレンジ後の判定をくだす際はクルーチーフがマイクで場内に説明するなどした方がより丁寧ではないかと以前から感じますね。

結局このプレーでルークはファールアウト。
ジョーンズがFTの2本目を落とすものの、残り1秒を切った時間では如何ともし難く。

75-77で京都が劇的な逆転勝利。
前日とは逆の展開でFEはリードしながらも最後の最後で敗れる展開、且つ最後のワンプレーの判定で後味の悪い終わり方です。
悔しい敗戦ですが、こういう悔しさを乗り越えていかねば成長できません。
これを更なる成長の糧にしたいですね。

逆に京都は粘りに粘っての勝利。
出たメンバーがそれぞれ仕事を果たした結果であり、Good teamでした。
近隣のアウェイということもあり、非常に多くの京都ブースターの方たちが来場してくださいました。
「GO!京都!ハンナリーズ!」の大声援は確実に選手たちの力となったはずです…ナイスゲームでした👏
また来季、ハンナリーズの皆さんとお会い出来る日を楽しみにしていますね🐱

他会場ではCSワイルドカード争いの対象である広島が勝利して3ゲーム差となり全体9位以下が確定。
初めてのCSへの挑戦は残り2試合を残して終わることとなりました。無念です。

正直言ってしまうと開幕頃はCS争いを出来るほどまで急成長するとは予想出来ていませんでした。(もちろんチームを信じてはいましたが…)
昨年の今頃を思い返すと残留争いからは抜け出せたものの下位でもがいており、雰囲気も決して良くありませんでした。
それを思えばこの時期まで上位で順位争いに加われていることは幸せです。

CSの可能性は潰えましたが、残り2試合ひとつでも多くの白星を積み重ねる為にも全力でチームを後押ししたいと思います📣

最終スコア

#個人雑感

ルーク 6.5
攻守に貢献大、欠かせない存在

根來 ー
出番は無かったがこういう試合こそ彼の力を借りたかったと個人的には思う

佐土原 6.5
3連続スリーは痺れた!日々成長しよう💪

天昇 ー
思い切りの良さが戻って欲しい

ヘンリー 6.0
彼にしては低調、気の毒ではあるがテクは余分

川嶋 6.5
万全では無い中で長時間勤務お疲れ様でした

満尾 6.0
守備は合格点も攻撃であと一歩

笹山 6.5
勝負強い「らしさ」が戻ってきた

JJ  7.0👑
チームを支えるエースの働き

鍵冨 ー
なかなか出番を得られず…苦しいね

オマラ 7.0🔥
この日はイライラせず…でもTO3は多かった

川辺 6.5
「負けたのは私の責任」の弁
確かに将とは責任を負う者だけど、ここまで来れたのは貴方が指揮官だからですよ📣

京都 MIP
岡田 7.5🐱
33:06の出場で24PTS、7AST、FT5/5の大暴れ
変幻自在のオフェンスで逆転勝利を呼び込んだ

結果だけは残念でしたが、両チームともに粘り強く最後まで勝負を諦めず、エナジーのある試合でした。
素晴らしい熱戦をありがとう!

後半前アップのFE戦士たち

#次節に向けて

心の底から悔しい敗戦となり、CSへの望みは絶たれました。

しかしレギュラーシーズンはまだ2試合残っています。
落ち込んでいる暇などありません。
次節はアウェイ・富山に乗り込んでひと月ぶりの富山グラウジーズとの対戦です。

富山は4勝54敗の中地区8位(全体24位)で先日のリーグ臨時理事会でFEと三遠にB1ライセンスが交付されたことによりB2への降格が決定的になりました。(B2のPO次第で変わるのを失念しており、加筆修正しました🙇‍♂️B1最下位は確定です。)
また現在も連敗が伸びており、目下30連敗中という目も覆いたくなるような惨状です。

しかし大敗ばかりというわけではなく、千葉、茨城、信州らに1点差の惜敗があるなど決して勝敗通りのチーム状況ではありません。
富山にとっては今季のホーム最終節ですし、ホームのブースターに勝利を届ける為に死にものぐるいで迎え撃ってくるはずです。

特に我らもよく知る「J3」ことジョナサン・ウィリアムズ、そしてマイルズ・ヘソン、クインシー・ミラーの外国籍トリオは強力。
今季力をつけつつある若手の野崎由之とマーフィーJr.・トロイに加えて酸いも甘いも噛み分けた宇都直輝や小野龍猛、水戸健史に伊藤駿といったベテラン陣も控えており全く油断なりません。

我々はCS出場こそなくなりましたが、ひとつでも上の順位を目指してやることは変わりません。
コーチがよく「自分たちはチャレンジャー」とコメントしているのを見かけますし、私も好んで「俺らは常に挑戦者」というワードを使いますが、今後FE名古屋がどういう立ち位置になってもそういうスピリットは失わないようにしたいですね。

B1の先輩である富山に対してどういう試合が出来るのか。
今シーズンの集大成として「FE Intensity」を体現し、やり切ってシーズンを終えられるようにしましょう🦅

またホーム最終戦ということで試合後にはファンクラブ会員を対象にしたファン感謝祭が行われました。
非常に悔しい敗戦の直後でかなり疲労もあるであろう中、選手・スタッフ・FE girls・TASHさん・リードくんが全力で楽しいファン感を見せてくれました。

怪我で離脱中の相馬や浩陸も参加してくれて一安心しましたし、敗戦で荒んだ心が癒されるひと時となりましたね🤣
特にFE boysはXでバズりまくってましたね…世間に我々のヤバさが伝わってしまう←

また演目終了後にはFE名古屋ファン感謝祭恒例の選手・スタッフ・FE girls・リードくんによるブースターたちへの出待ち(ハイタッチでのお見送り)が実施されました。

今生の別れ…という訳では無いはずですが、一旦これが区切りという方もいると思います。
でもまたどこかで会えたら嬉しいですし、新天地に行かれる方はそこで輝いて欲しいです。
そしてどこへ行っても俺らの仲間であることは変わりませんので、いつでも枇杷島へ帰ってきてくださいね!

さあ、泣いても笑っても残り2試合80分間だけです。
私がいままで見たFE名古屋でも最高のチームだと思う今季チームもオーラスです。
楽しい時も苦しい時も沢山ありました。
でもこのチームと共に戦いたかったから乗り越えてこられました。
残り80分、全力で後押しして必ず笑顔で終わります!

週末、富山で会える皆さんはよろしくお願いします📣
バスケットライブ組の皆さん、必勝の🔥と念をお願いします…現地行ける身としては行けない方の分の想いも背負って全力で現地での後押しをしますので🙇‍♂️

絶対に勝って帰ってくるぞ!

それでは次回noteで。アディオス👍

最後の瞬間もみんなが笑顔でありますように

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