どの世界にもプロはいるという話

先週末の日曜、朝起きてパンを食べようとして気づきました。あっ、パン買うの忘れてた!

我が家では土日の朝食は菓子パンと決まっている。パン屋さんで買ったりスーパーやコンビニで買ったり色々ですが、買うのを忘れちゃったらコンビニに行くしかない。というわけで、最寄りのコンビニへ。

普段はこんなに朝早くコンビニに行くことはないので、見たことがない店員さんが2人レジに立っていました。そのうちの1人、体躯のいいおじさんに菓子パンを渡してお会計をしてもらったのですが…

何だろう、このいつもと違う感じ。その体躯のいいおじさん、めちゃめちゃ接客がうまいんです。商品をピピってして、レジ袋の有無を聞いて金額を伝える。どのコンビニ店員さんもしているごくありふれたシンプルな接客なのにとても心地いい。気持ちよく買い物ができるというか。
普通なのにふしぎだなぁと思って名札を見たら、「店長」と書いてあり、納得しました。さすがです。完璧な接客でした。

で、帰宅してからなぜあの店長さんの接客が心地よかったのか考えてみて、そうか!と気づいたことがあります。まず言葉遣いがとてもいい塩梅。丁寧だけど丁寧すぎておかしな日本語になることもなく、よどみなく口から滑るように適度に丁寧な言葉で話してくれる。
そして、声かけのタイミングがすばらしい。意識的なのか無意識なのかはわかりませんが、私の動きに合わせてタイミング良く声をかけるんですよ。私がエコバッグを取り出そうとした時に袋の有無を聞き、お財布をバッグから出してジッパーを開いた時に金額を言う。そして、お金を出し終えてからレシートの有無を聞く。だから私は焦らずに済んだんです。

例えば小銭を出そうと財布をゴソゴソやってるときに、「レシートいりますか?」って言われると気もそぞろになってるから「はい?」って聞き返してしまうこともあるし、返事してる間にいくらだったか忘れてレジの表示を見直したりしませんか?そんなの私だけ?w

で、もたつくものだから焦ってしまうんですよね。そういうのがこの店長さんの接客では全然なくて、私のペースでお会計ができたんです。それがとても心地よかった。

たまたま私と店長さんの波長が合ってただけかもしれないし、日曜の早朝というお客さんが少ない時間帯だったからなのかもしれない。でも少なくとも私はとてもいい気分で日曜を始められたし、最寄りのコンビニのオーナーさんがこんなすてきな方であることをうれしく思いました。

コンビニの接客時間はものすごく短いけれど、会話を交わす以上は、お会計の時間は人と人とのコミュニケーションタイムなんですよね。逆に短時間でこんなに客の心をあたたかくしてくれる接客ができるのはプロ中のプロだなと思いました。きっとポリシーを持って仕事に取り組んでおられる方なんだろうな。

あっ、でもみんなこうしてほしいと思ってるわけじゃないですよ。むしろもたつく私が悪いし、電子マネーを使えば他のお客さんにとってもいいのかもしれませんしね。ただ、感動したっていうだけ。他意はないです。

ちなみにこのコンビニを私がよく利用する時間帯にシフトに入っているバイト君がずっと長髪だったのにある日突然、カツオみたいな坊主になってて声が出そうなほどビックリしました(笑)彼に何があったんだろう。

それでは今日はこのへんで。
せーのっ!
おつかれ~


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