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「記事から曲」14曲目 せき@オリックス好き放送作家さん


「記事から曲」14曲目は、せき@オックス好き放送作家さん

「まごころで、包む」からこそ食べたくなる地元の神スイーツという記事で応募してくださいました!

こちらの記事は、せきさんの記事を読んでからお読みいただくとより内容が伝わると思います。



日本三大饅頭に名を連ねる柏屋の薄皮饅頭は、せきさんのご出身である郡山市の名店とのこと。

そのつながりからよく柏屋の饅頭を召し上がっていたというせきさんは、その薄皮饅頭の魅力について以下のように仰っています。


そのままでもよし、冷凍してもよし、焼いてもよし、天ぷらにしてもよし。しかし、それ以上にお伝えしたい魅力は……。
歴史的背景にある「思い」なんです。


ただ薄い皮で包めばいいというものではなく、まごころで包むからお客様に愛される。その背景にあるのは、「病に薬がいるように、健やかな者に心のなごみがいる」という考え方なのだそうです。


曲を制作するにあたり、中心的な要素として取り上げようと考えたのがまさにこの部分です。

「まごころで、包む」。

これを音楽的に表現する場合どのように解釈するべきか、という問いが今回の制作の出発点になりました。


まごころというのはつかみどころがない概念で、様々な解釈ができます。

そこで、まごころに相反する概念として登場する「皮の薄さ」、これの逆にあるものとして「まごころ」を捉えてみようと思いました。


皮の薄さとはつまり技術です。薄い皮を製造する技術。
これは、暴論かもしれませんが、薄い皮を作ること自体は再現が可能な領域だと思われます

職人のもとで修業をしたり、あるいは現代ならそういうマシンを作ったりすれば、誰よりも薄い皮を作ることは、めちゃくちゃ頑張ればたぶん可能です。


その逆の概念にまごころがあるとすれば再現が不可能なもの、というように考えられるので、音楽では「まごころ=唯一無二の存在」と定義してみることにしました。

唯一無二というのはつまり、他の人には再現できないこと、という意味なので、自分の持ち味であるブルースやジャズの要素を活用しながらギターを中心に置こうと考えました。


・・・これではまだ唯一無二のうち20点くらいです。

なぜなら、自分の得意なギターをただ弾くだけでは、ただの自分語りでしかないから


そこで曲の舞台設定として考えたのが、せきさんが訪れていたという、市役所近くの柏屋の喫茶コーナー

そこでまんじゅうを食べるとしたら、そこにはどんな音楽が流れているか想像しながら曲の構成を練りました。Googleの画像検索で参照した店内の様子と、「甘味処」ではなく「喫茶コーナー」という表現をされていることから、和風というよりは洋風な雰囲気なのではないかと想像し、ムーディなジャズの曲調を採用しました


そこに自分のギターを載せていくようなイメージですね。


ということで、完成したのがこちら「なごみ」。


タイトルについては、「病に薬がいるように、健やかな者に心のなごみがいる」という文言が柏屋のHPにも載っていることから、饅頭のテーマとしてピッタリなのではないかと思います。



曲の構成については「なごみ」の記事説明欄にて解説していますので、あわせてチェックしてみてくださいね!



せきさん、素敵なお話とコラボさせていただき、ありがとうございました!

ぜひ饅頭を召し上がりながら「なごみ」をかけてみてくださいね!


せきさんのプロフィールはこちら!


文章やコミュニケーションで役立つ情報から、ふっと笑ってしまうようなほっこりしたエッセイまで、様々な記事を投稿されています。まだフォローしていないというかたはこの機会にぜひチェックしてくださいね!


ジユンペイ

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14曲目の制作配信はこちら!


①曲のテーマ決めと、コード進行の決定、録音などを行った回です。


②考えが変わりコード進行を変更&ギターの録音を行った回です。


③ピアノのフレーズを打ち込み、最終的なミックスなどを行った回です。


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