ロックの日
雨風がすごいですね。
これを書いている今日は大雨と暴風のダブルパンチで、窓の外では電車の高架下みたいな轟音が鳴っています。
関東も梅雨入りしたということですが、、、梅雨って、、、こんなでしたっけ、、、?
僕の知っている梅雨は、カタツムリが呑気に散歩しているかたわらカエルがアジサイの葉っぱの下で雨宿りしてるみたいな、そういう穏やかで静かな雨の印象なのですが、今日のこの天気ではカタツムリの殻は吹き飛ばされるし、アジサイも根こそぎ引っぺがされるんじゃないかっていうくらいの激しい天気です。
こんな日は家に引きこもってギターを弾くかギターを弾きましょう。僕はといえば、ケータイが壊れて電話もラインも使えなくなっているので本来はギターを弾いている場合ですらもないのですが、暴風雨に足止め喰らってケータイショップへ向かえるでもないのでぽつぽつとこれを書いています。
今日は6月9日。語呂合わせで「ロックの日」とか言われています。
僕は天邪鬼なのでロックの日ならばドウェイン・ジョンソンのことについて書きたいのですが、生憎ワイルドスピードの新作をまだ観ていません。仕方ないのでロック様の話題は別の機会に譲りましょう
ロックって、なんでしょう。皆さん「ロック」という言葉から何を連想しますか?
・・・と訊かれて、いまあなたの頭の中に浮かんだイメージ。
それがロックです。
そのイメージに間違ってるとか正しいとかカッコいいとかダサいとかは、誰かに言われる筋合いなんてなくて、あなたにとってのロックがそれならばそれでいいのです。
同じ質問を10年後、20年後にしたとします。そのときあなたの頭に浮かぶイメージは変わっていることでしょう。ご自身の価値観や社会情勢の変化に伴って「ロック」のイメージだって変わって当然です。
変わったら変わったで、それはそれでいいのです。10年前はロックってこうだったけど今はこんな感じーっ。ってなもんです。
と、このように定義しないと、往年のロックスターたちが残してきた破天荒なイメージと令和の音楽業界における働き方改革を同じ「ロック」という土俵に置くことが出来なくなります。
まぁ、いろんなことが言われますよね、ロックについてはね。
自由の象徴だとか、なにものにも縛られないスピリットだとか、あるいは生きざまだとか。
そういうベクトルで考えるのであれば僕にとってロックとは「みずからの考えを提示すること」みたいなものになりますが
実際に思うのはもっと冷めた内容で、「ロック。音楽ジャンルの一種。」と広辞苑みたいなことを思ったりします。
若いころは、自分の目指すロックを提示したい、と考えていました。
いっぽう30歳の僕が考えているのは、リスナーの目指すロックを提示したい、ということ。
聴いてくれた人が曲からなにか感じてくれるのであれば、自分にとってそれがロックかどうかはそこまで重要じゃない、という意味です。
もちろん、ジャンルってテイストなので、わかりやすいロック調の曲にアレンジすることとかもありますし、そういう方法論もありますが
ロック調の曲を作ったらそれがロックかというと、それは何とも言えないです。聴いてくれた人の感想次第。
「ロックのような何か」を「それをロックと思ってくれる誰か」に聴かせることって、30歳の僕にとってはロックではありません。
結局、音楽を定量的に品評することなんて出来っこないんです。中田敦彦氏のM1批判ではありませんが、音楽って大衆芸能で主役がリスナーである以上、何がロックで何がロックじゃないかなんて決められないし、そこのウンチクを語ってたってしょうがないと思います。
ただ、個人的に「軽音楽」という呼称はあまり好きではないです。屁理屈ですけど、なんか軽くみられてる感じがして好きじゃない。別に深刻に捉えてほしいわけでもないけれども、最初から軽いものって前提すんのやめてよって思っちゃう。
なので同じ(近い)意味の言葉としてポップミュージックと言うこともあるが、その場合音楽ジャンルの「ポップス」と重複してややこしい。ポップミュージックにおけるロックとか言っても意味わかんない。かといって「現代の音楽シーン」では広すぎる。
だから自分は自分のことを「ロッカー」というよりは「ミュージシャン」と思ってるほうがしっくりきます。
ロッカーという言葉を初めて聞いたときだって、市民プールのコインロッカーのことと勘違いして頭上にハテナが飛び交っていたような人間なので、そのことからしても自分はそこまでロックっぽくない人間なのかもしれません。
おまけ
とはいえ、ミュージシャンにとって「ロック」とは切っても切り離せない関係で、このnoteでも折に触れてロックについて考えてきました。
検索したら100件以上「ロック」について書いていたようです。なんだこれ。「自分はロックぽくない人間」とか言っておいて。片想いか?
せっかくなのでいくつかご紹介。雨宿りの暇つぶしに使ってください。
みなさまの支えのおかげで今日を生きております。いつもありがとうございます。