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ミモザ

手搾りのミモザちびちび淡き宵


 えぇっと、またもや「月見で一杯♪」の酔いどれ句です。”ミモザ”は初春の季語。二月から四月にかけて咲く、鮮やかな黄色い花です。小季語は”花ミモザ”、”銀葉アカシア”。ただ、上の句で詠んでる”ミモザ”って、カクテルの”ミモザ”なんですよねぇ。シャンパンとオレンジの果汁を一対一で割る、とっても贅沢で美味しい飲み物♡ なので季語として成立するのか怪しいです。


手搾りのミモザちびちび春月見


 こちらの方が良い気がしますが、この場合だと今度は「季重なりの句」に見えてしまいそうで心配です。”淡き宵”の方が無難なのか、”春月見”で勝負すべきか、悩みどころなのです。


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【追記】悶々としていたらコメントで色々とアドバイスを頂けました♪「”春月見”より”淡き宵”の方が、”ちびちび”というオノマトペと合う」とか(鮎太様ありがとう御座います♡)。
 しかしやはりカクテルの”ミモザ”は固有名詞なので、季語にはならないそうなのです(紫乃様、橘鶫様、お教えくださってありがとう御座います♡)。なので、

手搾りのミモザちびちび淡き宵

 これは無季俳句。

手搾りのミモザちびちび春月見

 こちらが有季俳句となります。

 「でも”ミモザ”が一見季重なりっぽく見えるのでは?」という私の心配に対しては、「”ちびちび”を”呑みつつ”に変えるとより解り易くなる」というご意見も。

手搾りのミモザ呑みつつ春月見

 確かにこうすると”ミモザ”がお酒だと伝わりますね(中岡 はじめ様、ありがとう御座います♡)。

 また、「”手搾り”とちびちび”で飲み物だと判るから心配いらないよ」というご意見(橘嗣様ありがとう御座います♡)や、
「”ちびちび”だとオヤジの手酌っぽいから、もっと何か”ミモザ”に合ったお洒落なオノマトペを」というご意見も頂きました(aloha様ありがとう御座います♡)。
 せっかくなので考えてみましたが、元がオヤジ脳の私には素敵オノマトペは結局思いつかず(涙々)。

 そして上記の問題とは全く関係ないのですが、俳句幼稚園で”春満月”という季語を知りまして......「ちょっと待って!こっちの季語のがドンピシャじゃね!?」と思ったのです。

手搾りのミモザちびちび春満月

 もうコレでいかせてください(ファイナルアンサー)。オノマトペ、もっと良いの思いついたらその時また推敲してみようと思います♪

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