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寝台列車と大社と妖怪

この週末は夢の寝台列車に乗って、島根・鳥取弾丸ツアーいってきました。
東京発〜島根県出雲行きのサンライズ出雲。出発日の1ヶ月前AM10:00から発売開始なのですが、なんせ人気の寝台列車。開始直後に速攻で売り切れ・・・便宜上「座席」とされているノビノビ席はかろうじて売ってたようですが、どうせ乗るなら窓の広い個室よなぁと思いつつ次の週に挑戦じゃーっと思いつつ、往生際の悪さでお昼休みにアクセスしたら1室空いてました。キャンセルしたんかな?というわけで滑り込み購入!やったぜ。

夜10:00東京駅出発。みんな車両の写真撮ってました。シングルツインで一人部屋なのですが、補助ベット付きで二人で使えるという一番我らにぴったりの個室。入ってみるとまぁコンパクト!ほんと二段ベッドが入っているだけのスペースですね(下のベッド畳めば椅子になりますが)

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とはいえ初めての寝台列車でワクワク!狭いとはいえテンションはあがります。途中までは(笑)というのは深夜発なので風景が全く見えない。見えるのは窓に映り込んだ老けた中年の悲壮感漂う顔。。。
というわけで、寝ますか〜とゴロっとするんですが・・・
●電車の振動がけっこう響く
●思ったより寒い(毛布は備え付けてありました)

ベッドがまぁ簡易的なやつなのである程度寝心地は悪いのは予想してたし、そこは旅のテンションでごまかせると思ったんですが横になってて若干電車酔いするっていう・・w

電車って座ってたらウトウトするんですけどね。横になっちゃダメなんだな・・・
というわけで寝て15分くらいして起きて、寝てを繰り返して気がづけば4時w
場所はどのあたりなんだ?と、結局この振動で脳がグラグラしてて若干吐き気もしてきたので、椅子モードにして座ってたらこっちの方が15倍くらい快適で座ったまま寝ることにしました。

外が明るくなってきて気がつけば神戸を通過。そういえば先日も神戸きたなぁと思いつつ、ボーッと外を眺める事数十分。あとで知ったんですが電車は結果的に1時間以上も到着が遅れます。深夜に走ってなんで遅れるんや(一応説明はしてました)

電車は岡山で四国行きと切り離し、今度は山の中をひたすら進みます。トンネルに入ると完全にスマホは圏外。そうじゃなくても3Gとか。久しぶりに見たぞ(笑)東京駅で買い込んだ朝飯を食いながらやっと到着しました島根県出雲市。生憎の小雨。ここから出雲大社へは、電車かバスかタクシーがありますがここはローカルバスの旅。出雲市駅から510円、けっこう行列できてます。バス2台でちょうど満席なんですが、このバスが昭和バージョンでなつかしい雰囲気抜群でした。

バスは病院やショッピングモールを経由し住宅街を通り抜け出雲大社へ。天気悪いですが、けっこう人いますね〜さすが日本を代表する観光地。この頃にはもうお昼になってて、ここからさらに混むと判断しまずは昼飯。やっぱ出雲そばっしょ!ということで片っ端から店に入りますがどこも行列。並ぶことが死よりも嫌いな我らは、路地裏に入ってスナック居抜き系出雲そば屋を見つけ突撃。ちょうど1席空くっていう奇跡が起き無事ランチにありつけました。が、20席くらいの店内を夫婦だけで切り盛りしてるのか、ものすごい遅い(笑)結局割子そばが出てくるまで30分くらいかかりました。おかげでこれからのスケジュールをじっくり確認できましたし味も美味かった。ちなみにあまりも忙しくて主人(シェフ)の怒鳴り声みたいなのがちょいちょい聞こえてきたんですが、同時にテレビからNHK大河やってて戦国武将も怒鳴ってて、店内がどなりまくりのカオスな空間でした。落ち着け。

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さて肝心の出雲大社。道路沿いにある鳥居から入るとさっそく右側に長〜〜い行列。いやな予感が・・・と思ったが祓社の行列。基本的に出雲大社を参拝する方はまずここで身を清めて参拝するのがルールだそうで・・・。まぁ我ら超ライト層なのでそこはちょっとスルーさせていただき、そのまま拝殿へ突入。すみませんね無作法で・・・。

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さて出雲大社の拝殿といえばあの大きな縄ですが、目の前で見てみると思ったよりコンパクトサイズでした。いや、もちろんデカいですよ。自分の中で何か大きくインプットされてたようで滝汗・・・
その後は境内のウサギ探しをしムスビの御神像などを見て脱出、参道にあるお土産屋でスイーツ漁り。その中でグッときたのは「いずもチーズケーキ本舗」にあった「飲むチーズケーキです。これはほんとに飲めます(笑)ぜひお試しあれ。そしてお土産用に饅頭をゲット。

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そこから出雲市駅に向かうため、一畑電鉄にのりました。あのしまねっこ号もありましたよ。アイツ車内に鎮座しております!出雲市駅に戻り鳥取へ向かうべく特急やくものチケットゲット。関東ではお見かけしない「ポプラ」にて電車移動の楽しみである缶チューハイとおつまみを持って鳥取は米子まで1時間の旅。

途中雨が降ったり、太陽が出たり、虹がかかったりとまあまあ退屈しない車窓を楽しみつつ、米子に到着。ここから境港線に乗り換えるのですが、次の電車まで1時間・・今度は米子駅周辺を散策といってもこの雰囲気だと散策するっていうアレでも無いし(雨ふっとるし)と思ったら向こうにイオンがあるじゃないか。
地方に行くとスーパーなどに立ち寄ることにしてます。なんせローカル食品があるんですよ。飲み物、パン、カップ麺、お菓子などなど・・ありますね〜「山陰コーナー」謎のパンなどゲット。ガッツリお土産コーナーも見ましたが、どれもうーんというか、新橋に鳥取のアンテナショップがあってどれも見たことあるような商品ばかりで、これも便利すぎる東京が生んだ悲劇でしょうか。しかしカニセット(クール便配送)は安かったです。

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境港駅のホームには妖怪半立体看板が

境港線はゲゲゲ列車です。中も外も鬼太郎です。終点の境港駅には水木しげるロード記念館があってそこを目指してたんですがもう外は真っ暗(笑)時間的に記念館は閉まっちゃってるんでロードだけいってくるかと。ついてみたら我らと同じような観光客が何名も・・・妖怪雰囲気120%の中、駅前のフリー足湯に手を突っ込み(便宜上前足とする)あったまったところで水木しげるロード散策。様々な妖怪のオブジェが記念館まで並んでいます。公園や街灯も妖怪仕様。お店もみんな鬼太郎です。あぁ昼間にきたかったなぁ。お店は1件だけ空いててあとは全部クローズ。そこだけ空いてるってのが逆に不気味です。1キロくらいの距離を歩いて記念館で折り返し、写真もいっぱい撮って、そのまま境港駅から米子空港駅へ今度は猫娘電車に乗って向かいます。

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街灯が目玉の親父は激アツ

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駅前に謎のフリー足湯

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当然閉館。しかし雰囲気ある〜

空港ではお土産として目玉の親父日本酒ボトルをゲット。塗りのクオリティがなかなか雑でしたが、まぁこれもローカル感満載ってことで。そこから飛行機で羽田へ。出発からちょうど24時間の旅でした。今年の旅はおそらくこれで終了ですが、来年は世界的にコロナが落ち着いてほしいなぁ。海外旅行の計画を練らねば・・・

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帰りは猫娘列車

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目玉の親父酒


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