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Gemini Gemの使い方を解説!GPTsとの違いは?

 [読了目安: 2分]

NO AI(人間が書きました✍️)

AI系ポッドキャスト(耳で学ぶAI)運営の矢野哲平(@robothink_jp)です。この記事ではGeminiから新しくリリースされたGemについて解説します。
ポッドキャストでも詳しく解説しています。音声で聴きたい方はこちら👇

👨‍💻対象読者
- Gemの概要や使い方について知りたい人

GeminiのGemとは?

8月28日に公開されたGeminiの新機能です。

公式ブログではCustom Gemsと記載されていますね。
Gemを簡単に言うと自分でチャットボットを自作できる機能です。
似た機能ではChatGPTのGPTsがあります。(GPTsとの詳しい違いは後述)

ユーザーはプロンプトを登録することであるタスクに特化したチャットボットを作成できます。
例えば、文章校正をしてくれるチャットボットやメールの下書きを作成してくれるチャットボットといった具合です。
公式でも事前にGemがいくつか用意されていてアイデア出し、編集と校正、キャリアアドバイザー、コーディングパートナーなどのGemがあります。

Gemを利用できるユーザー

現状は 有料ユーザーのみ利用できます。
月額2,900円のGemini Advancedに加入する必要があります。
利用も作成も有料ユーザーのみ利用できる点にご注意ください。
ここはGPTsと違う点ですね。GPTsは利用は無料、作成は有料となります。

Gemの使い方

Gemを作成する方法は非常にシンプルです。
有料ユーザーの場合、画面左側にGemマネージャーという項目があります。
Gemマネージャーをクリック > + Gemを作成 > プロンプトを入力して保存。

このステップだけでGemを作成できます。簡単ですね!

サポートしているファイル

ファイルもアップロード可能です。画像ファイルの他に以下のファイルをアップロード可能です。

- CSV
- DOC
- DOCX
- DOT
- DOTX
- HWP
- HWPX
- ODT
- PDF
- RTF
- TSV
- TXT
- XLS
- XLSX

ちなみに2024年11月に新しく追加された機能で最大10ファイルをナレッジとして活用できます。

つまりアップロードしたファイルを参照するGemを作れるということです。

例えば、郵便番号を入力すると住所を返すGemを作りたいとします。この時に郵便番号と住所を記載したファイルをアップロードし、それを参照させて回答させるようなGemを作ることもできます。

GemとGPTsの違い

ここからはGeminiのGemとChatGPTのGPTsの違いを掘り下げていきます。似たような機能なので情報をいったん整理しましょう。

料金

"作成"にはどちらも有料プランに加入する必要があります。
Geminiは2,900円、ChatGPTは月額20ドル(3,000円)ですね。
ただし、GPTsの場合は無料プランでもGPTsの"使用"はできます。
つまり、自分ではGPTsを"作成"できないけど他の方が作ったGPTsの"使用"はできるということです。

機能

機能に関してもGPTsの方が上と言えます。
ファイルアップロードはどちらもできますがAPIの連携はGemでは現状できません。

共有

共有に関してもGPTsの方が上と言えます。

現時点ではGPT Storeのような世界中にGemを公開する仕組みはありません。作成したGemも誰かにリンクを渡してシェアすることはできません。この辺りはおそらく先で実装してくるとは思いますが、現時点ではこのような仕様です。

補足: プロンプトインジェクション

補足としてGemへプロンプトインジェクションを仕掛けてみましたが普通に通ります。現状は公開するような仕組みはないので問題ないと思いますが、先でGPT Storeのような機能が公開されたらGem作成とプロンプトインジェクション対策はセットで考えた方がよいと思います✌️

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