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雲林縣斗六自造教育及科技中心を訪問してきました

雲林縣斗六國民中学(日本の中学校に相当)の中に設置された自造教育及科技中心(日本語では科学技術センター)に出向いてきました。斗六はドウリウと読みます。

台湾の学校はどこも日本と比べて大きいところが多いですが、こちらの学校も雲林県で一番多いとのことで、校舎もたくさん建っていました。おそらく数千人以上の生徒がいると思います。

校庭も広く、台湾の学校では必ず見られるバスケットゴールもありました。

こちらが自造教育及科技中心の入口です。英語で表すとSTEAM教育センターとなるかと思います。

壁にはSTEAMのイラストもありました。

自造はMakerの意味になるかと思いますが、こちらの大きなイラストもありました。

教室はたくさんあり、5~6室ほど案内していただきました。

工具が並ぶ工作室

コンピュータが並んでいる教室もありました。

3Dプリンタはこの教室だけでも10台ほど並んでいました。

レーザー加工機は、私の研究室にあるものと同じでした。これだけかと思ったら、後方のテラスのような場所にも何台か見えたので近づいてみました。

テラスに出てみて、驚きました。何台並んでいるのでしょう?

大型のものが5台ほどありました。排気もきちんとしており、これらを同時に使うことはあるのでしょうか。驚くべき充実ぶりです。

木材加工ができる工作機械も一通りありました。

丸太から製材できるようです。

台湾では木工旋盤で自家製のボールペンを作る例をよく見ます。

木工旋盤

木工の作品例を見せていただきました。機構の勉強も兼ねた作品です。

次に別の大きな校舎に案内していただきました。こちらにも同じかそれ以上の工作室がありました。こちらは別の先生が管轄のようでした。

階段を下りたところに展示してあった作品です。

光るものや動くものの作品があちらこちらに展示されています。

はじめに見た工作室よりは、昔ながらの技術室という感じでしたが、数々の生徒作品から、熱心に取り組んでいる様子が伝わってきます。

安全教育の掲示物もきちんとしています。

生徒の作品の数々です。木工で動くものを製作して、LED等で光らせるなどの作品が多く見られました。

この日に見た2つの学校ではどちらも陶芸教室があり、こちらも熱心に取り組んでいる様子が伝わってきました。日本では陶芸はどちらかというと美術で学ぶようなイメージがありますが、台湾では技術で学んでいるようです。

他に写真はもろもろありますが、このくらいにしておきましょう。いずれにしろ、昔ながらの木工だけでなく、デジタルファブリケーションや電子工作などに熱心に取り組んでいる様子がよくわかりました。機材の充実度はうらやましい限りです。

見学ではたくさんの先生方にお世話になりました。謝謝。

雲林縣斗六國民中学の公式サイトはこちらです。

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