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ミラノ風ドリアとカツレツの謎を探る

パッケージが美味しそうだったので、マルハニチロの冷凍食品「ミラノ風ドリア」を買いました。本当にミラノにあるのか調べてみたところ、これはサイゼリヤの看板商品でよく知られていて、そもそもドリアは日本発祥とのこと。ミートソースがイタリアに由来するという説もあるらしいです。

まずは4分30秒、電子レンジで加熱していただきます。

まずまずの味でした。

そこで思い出しましたが、数日前に大学の学食でドリアランチを食べていました。これが450円とリーズナブルで味もなかなかよかったです。具もたくさん入っていました。ミートソース味ではなかったので、ミラノ風とは名乗っていませんでしたが。

それで、ドリアの発祥を調べてみたところ、何と地元横浜の「ホテルニューグランド」で初代総料理長を務めたサリー・ワイルが考案した料理だということがわかりました。

詳しくは下記の公式サイトをご覧ください。3000円もしますが、いつか食べてみたいものです。

ミートソースはなく、ミラノ風という文字もありません。

どうしてミラノ風なのかという謎がとけないうちに、もう一つ、こんなものを見つけました。ミラノ風ミートソースとあり、混ぜればリゾット、のせればドリアと書かれています。リゾットのドリアはかき混ぜるかの載せるかの違いだったということでしょうか?調べてみたら、ミラノ風リゾットというのも、日本語としてありました。

さて、ミラノ風という言葉でもう一つ想い出したのがミラノ風カツレツです。こちらはミラノに出向いたときに実際に食べたカツレツです。仔牛肉を薄くのばして揚げたものであり、塩をかけていただきます。大きく見えましたが意外とあっさり完食できました。美味でした。

実際にミラノで食べたので、ミラノ風とはよばないでしょうか?

ミラノで食べたカツレツ

このときのことは、こちらのnoteに詳しくまとめています。

ミラノ風カツレツというのはコトレッタとも言うらしい。そもそも子羊なので日本のトンカツとは異なるように思いますが、横浜に勝烈庵(かつれつあん)というトンカツの老舗店があることを想い出しました。この「かつれつ」という店名もこれと関係するようです。

詳しくはこちらをご覧ください。

どうして、いまだに料理の前に「ミラノ風」という言葉がつくのかはよくわかりませんが、イタリアへのあこがれのようなものが食欲を喚起するというようなものの名残でしょうか。

調べてみたところ、イタリアの他の都市のものとして、フィレンツェ風ステーキ(これは現地ではビステッカと呼んでいました)があるようですが、私自身は聞いたことがありません。また、ピザにもナポリ風、ローマ風などあるようです。

ビステッカを食べたときのことは、こちらのnoteに詳しくまとめています。

答えは出ませんでしたが、タイトルのとおり「ミラノ風ドリアとカツレツの謎を探る」ことはできたので、よかったです。


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