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山脇学園の重要文化財・武家屋敷門

東京都港区赤坂の山脇学園に武家屋敷門がありました。

この門は元々この地にあったわけではなく、東京・丸の内郵便局付近にあった旧岡崎藩主本多家の江戸上屋敷の表門として建てられたもので、前代の門が幕末の文久4(1862)年に焼失した後、当時の老中であった本多美濃守忠民よってに再建されたとされます。当時は桁行五十八間(約120m)もの長屋門でしたが、左右両側が切り縮められ、門と左右番所のみが移築されています。

その後千葉県九十九里町に移築されていましたが、2016年に東京の現在地に再移築されました。

国立博物館の池田屋敷の黒門、東京大学の赤門とともに、日本三門とも呼ばれている重要文化財です。

一般には非公開ですが、始業式などの節目の行事の際は、生徒たちはこの武家屋敷から登校するとのことです。

以前、東京都港区に勤務していた頃、港区の歴史遺産をジョギングで見て回ったことを思い出しました。東京の中心でもあるため、江戸時代のものだけでも多くのものがあちこちに残っています。この武家屋敷門は今後も上手く保存されるとよいです。

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