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VATJPNとの馴れ初め
毎度のことながらお世話になっております。ろぼたんです。
さて、この度VATJPNのS2実技試験に合格しました。せっかくなのでVATJPNとの馴れ初め(?)をつらつらと書いてみようと思います。
管制自体への馴れ初め
そもそも私がなぜ航空管制に惹かれた経緯を書いてみようと思います。
私は昔から"乗り物"が好きな少年でした。車、バイク、電車と様々なものを好きになり、中にはオタクの領域まで沼に浸かったものも多いです。
そんな中、飛行機も好きになっていきました。私の近くに大阪空港があり、父に幼いころからよく連れていってもらっていたそうです。
そして時は進み小学5年生。文化発表会で合奏をすることになったのですが、その曲が"Departure"でした。
曲の背景情報を知りたいなと思い、検索をかけてみると飛行機ドラマで使われている曲だと分かりました。そう、木村拓哉主演「GOOD LUCK!!」です。
当時飛行機にはまっていた時期だった私は、ドラマを見てみました。
その中で出てくる無線。直感でカッコいいと感じたのでしょう。
調べてみると「航空管制」というものだと分かりました。
これが私の人生を変える出来事でした。以後私は、どっぷりと管制の沼に沈んでいくこととなります…。
VATJPNの存在を知る
私が初めてVATJPNというものを知ったのは「タワーマンTV」さんという、成田国際空港の元航空管制官の方がされているYouTubeチャンネルの動画です。
「初フリートークで自己紹介、実話エピソード、今年のゲーム計画を発表」 (2020年投稿)
この動画の中で初めて「VATSIM」という存在を知りました。
そして日本支部があることが分かり、同時にVATJPNの存在もここで知ることになりました。
調べてみるといかにも敷居が高そうで、難しそうでした。
なにより管制官として活動するには試験を突破しないといけないらしく、長い道のりになりそうだなあと感じたのを今でも覚えています。
さてそんな中、ある動画に出会います。「だんつぃひ」さんという方の動画です。
「【解説】VATSIMで飛ぼう!Part1【IFR基礎 出発編】」(2021年投稿)
私はフライトシムを動かせるほど、高性能なPCを持っていなかったので、「飛ぶ」ことは考えていませんでした。
しかし、管制とのやり取りを聞いているうちに、自分もやれるだけやってみたいなという思いがこの動画を見返すたびに強くなっていきました。
とりあえずチャレンジ
さて遂にVATJPNの管制官になるため、1歩を踏み出したわけですが、何をどうしたらいいやらさっぱり分かりません。
しばらくはCRCを読み漁る毎日でした。
さてやっと筆記試験を受けてみることにしました。
無事合格。これが2022年5月18日のことでした。
続いて同年同月22日に初回講習を受講。結果としてはボロボロでした。
色々あって1年弱、活動を休止することに。
そして2023年2月21日、ついにS2 監督付きオンライントレーニングを申請し、開始となりました。
翌月14日には1期目の単独OJT期間がスタートしました。
ここからが長い長い戦いでした。
第1回試験は見事なまでに惨敗、2回試験も同じく惨敗。
心がボロボロになりながら遂に3期目のOJTが始まり、予定の都合が合わず、一瞬で単独OJT期間も終わってしまいました。
もう後はないという焦りで必死になって方式基準を読み漁りました。
イメトレでは課題だったVFRに対しての情報提供を徹底的に練習し、コピー用紙に宮崎空港のCTZを書き、ぶつぶつと交通情報の提供の練習をし続けていました。
また、様々な先輩管制官からアドバイスを頂き、必死に改善しようと頑張りました。
最後の実技試験
そして迎えた2023年10月5日、第3回S2実技試験。
自分としてはこの試験で落ちたらVATSIMからは身を引くつもりでした。
途中で危ない場面に遭遇しかけました。正直、だめだと思っていました。
そして結果は…合格。
努力が報われたと初めて感じた瞬間でした。
VATJPN管制官を目指したあの日から1年5ヶ月。長かったです笑
結果発表で「合格」と伝えられた時に「あぁ…..」と崩れ落ちたことをよく覚えています。
安心し過ぎて全身の力が抜けてしまったんですね。それくらい、嬉しかったということです。
でも試験でもさらに反省点は見つかりました。合格して自惚れるのではなく、反省を生かしていきたいと思います。
合格した瞬間、Twitterに合格の報告ツイートをしたのですが、皆様からの「おめでとう」で感極まり、嬉し泣きしてしまいました笑
ここまで喜ぶのはおかしいですかね?笑
これから
遂に念願のS2管制官としてデビューした私。
どこの空港を最初に開けるか迷いました。
選んだのは「大阪空港」でした。
私が飛行機、管制を好きになったのはこの空港のおかげです。
しばらく経験を積んだ後は、お披露目管制でも大阪空港を開けたいと思っています。
色んな全国の空港を開局し、VATの空を盛り上げていきたいですね。
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