ここに小宇宙が生まれた。僕がSHINY COLORS 3rdLIVE TOUR PIECE ON PLANET / TOKYO2日目に死ぬほど感動した顛末について

おはようございますorこんにちわかこんばんわ、お久しぶりです、梶原一郎です。早速なんですが感謝を。先月の謎食い合わせなシャニマスとGRAPEVINEを掛け合わせた記事が予想に反して沢山の、本当に沢山の方に読んで頂けてめっちゃ嬉しかったです。ありがとうございました。

中にはこの記事をきっかけに、逆にシャニマスを始めた(!)という方までいて、もう地面に突っ伏して土下座超えて土下寝しちゃう勢いで感謝の意を示します。ありがとうございました……!

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(こういうイメージ)

で、今回の記事は何かと言いますと、タイトルでもう概要済んじゃってはいるんですが、そうなんです。先日25日に緊急事態宣言発動したから急遽無観客にしろ、という偉い人からの地獄の無茶振りを受けた上で公演をやり遂げたSHINY COLORS 3rdLIVE TOUR PIECE ON PLANET / TOKYOの2日目についての記事です。これがねぇ……。

もうめぇぇぇっっちゃ感動した。

感動したって言葉の行間に1万文字くらい埋まっている位に。いやまぁ、実際この記事は3000字くらいで終わる(予定)なんですけどあくまでそれくらい心が動いたって意味で。僕の中では、って話なんですが最早懐かしい(つっても去年だけど年とったからか時間の流れが速すぎて……)MUSIC DAWNから2nd、そして3rd名古屋/東京と、シャニマスのライブを配信勢とはいえ追いかけてきましたが、どれも史上最高のクオリティと興奮で楽しんできました。その前提な上で、物凄く微々たる差ながら僕にとって3rd東京2日目は、初めてシャイニーカラーズという作品に足を踏み入れる大きな理由になった、MUSIC DAWN1日目並みの衝撃に襲われたという意味でとても印象深いライブになったのです。

そうなるに至る理由はこれから書いていくとして、ある種ずっと前に書いた記事の復習みたいな内容になりますが改めて、何で僕がシャニマスに嵌りだしたのを順番に書いていきます。長い上にふわふわした文章がこれから続きますが、まぁ暇つぶしとして読んでやるか……みたいな感じで気付けば最後までお付き合いしていただけると幸いです。

注意書きと言うわけではないんですがこれからまともだったり詳細なライブレポとかはあまりないし、謎自分語りとよくわからない妄言が後半からより強くなります。その上で宜しくお願いします……。

そもそもの始まり

これがまぁ、多分書くのも三回目くらいになるんですけども大好きなロックバンドであるSuchmosの全国ツアーが全面的に中止になって、ライブ代が丸ごと返金対応されたんですね。でも虚脱感で他に使い道もないし、完全に興味本位でアイマスのライブ見たこと無いし綺麗な女の人とか出るなら見てやろうかな、みたいなクッソ邪な動機でMUSIC DAWNの配信チケットを買ったことが始まりです。

そういう経緯はこちらの記事にほぼ全て書いているので興味がわいたからには読んでいただけたら嬉しいなと……姑息な過去記事の宣伝しつつ。

こんな事暴露するとそれこそ真面目にゲームに取組まれているプロデューサーさんからタコ殴りのうえ磔にされても仕方がないのですが、マジで舐めてました。いや、曲とか何とかtubeとか何とか動画とかでちらっとつまみ食いしたりしていたので知ってはいたんですが、ハピリリとかwonderful dream chaserとか。曲は結構好きだけど、ゲームにまで手を出すまでは興味が沸かない人間だったんで、その頃はそこで知識も興味も止まっていました。

で、あまり嬉しくないけどお金が浮いた、けどこういう時ってもう虚脱感が凄いじゃないですか。折角その日が来るまで仕事とか遠征費のために貯金とかしてきたけど、全部白紙になっちゃうから。勿論一番辛いのはアーティストさん自身なのはわかっていて、その上でももうあーってなっちゃって。

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(Suchmos対バンツアーが中止になったときの僕)

だからね、また怒られる様な事書いてしまいますが、ゆえにもうどうにでもなれ、みたいな心境でチケット買ったんですよ。この時期は緊急事態宣言とか諸々の影響でコロナ渦が一番危機感強かった頃もあり、どこにも出かけられない感じだったので。

いい加減長いんで略するんですがMUSIC DAWNもといMD二日間を見終わった僕はこうなりました。

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もう平伏&降伏の末の完敗です。自分の好みの方向性、という贔屓はありつつ初っ端ストレイライトのつよつよに強すぎる初手二曲に、アンティーカ&アルストロメリアの、ストレイライトから受け取ったバトンを繋いでいく、確固たる独自性に富んだ楽曲とそれを端的に示す表現力に満ち溢れたライブパフォーマンス。

一呼吸入れるように(でもめっちゃクオリティ高い)見てるこちらが自然に体が踊ってしまう、超ポップな放課後クライマックスガールズと、正直この頃(マジでこの頃だけですよ、今はトライアングルもTwinkle wayもイルミネ曲全部好きすぎる)他のユニットに比べてしっとりで穏やかな雰囲気と曲調で、ちょっと地味だな……でも良いユニットじゃんとなったイルミネーションスターズ、からの初登場ながらその懸命さ含めエモーショナルが過ぎるノクチルまで、全然ゲーム自体は触れてもいないしキャラの名前さえも朧げな状態。そんな状態だったのに僕は思いました。

シャニマスのライブ、滅茶苦茶滾るじゃん、凄いじゃん……と。

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曲自体も初めて聞く、ってばかりな混合メドレーもグッと来て。特に可愛さが暴力的過ぎるSWEET▽STEPや、上手くいえないけど胸が痛い、これがキュン……? となってしまうFUTURITY SMILE、そしてもう気付いたら殺しに来てるキラーキラーチューンでお馴染みのシャイノグラフィが初日の時に頭にガツンと来て離れなかったですね……。って具合にMDでどうせ返金代の使い道もないし……と舐め腐っていた僕が背筋と根性を矯正されて283プロのドアを叩くきっかけになった経緯を気持ち手短に書いてみました。

そこからどういう流れでゲームに嵌っていったかとか、キャラクターの二次創作を何本も書く位に世界観に夢中になったり、ソロCDやソロコレにまで手を出すようになったかを書いていくとマジで長くなるので簡潔になんで僕がMDにこうも魅かれてしまったのかを、今思い返して書いてみるとですね。

困難な状況下を乗り越えたアイドルもといキャスト&スタッフの格好良さが鮮やかに刻まれていた。

これかなと。少なくとも僕は何も知らない、本当知識も乏しいまっさら状態の人間ながらも、出演されている関根さん始めキャストさん一人一人が画面越しからでさえ分かる位、コロナ渦っていうとんでもない暗闇の中でも、私達の歌と踊りと熱意でファン(プロデューサーと書くのが正しいんだろうけど、ここはあえてこう書きたい)の皆の心に光を灯したい、って気迫が伝わってきました。それにドローンやライト、観客席いっぱいのペンライトアートとかでの演出で、彼女達の輝きをより増したいというスタッフさんの並々ならぬ技術力。そして高山プロデューサーと津田さん&山村さんの円滑な司会……と、色んな要素が高度に高めあって、初見ながらとても良い物が見れたなと感慨深かったです。

それで後々調べると、コロナ渦の影響で実質初ステージがMDになって、それでもしっかりと(しかも二日目は土屋さんが他の仕事によりいない状態という中でも)やり遂げたノクチル(今でも和久井さんが泣き出しちゃうMCが瞼に浮かんでくる)だとか、もうMD自体が本来、特に何の支障もない状態ならば開催されていたスプリングパーティや漸くして無事に開催はされたけど、コロナ渦で悔しくも泣く泣く延期にならざる終えなくなった2ndを経てのMDだとわかると、あぁマジでここで感じた気迫や覚悟はそれらを乗り越えてきた物なんだなと本当に時間差でより感動してしまって。

だから初見のこれはプロの方々による正真正銘プロの仕事だ……! って衝撃と自分でMDが開催されるまでの経緯や当時のキャストの皆さんの状況とかを踏まえた上のあの二日間なんだな、って感慨が合わさって、僕にとってMDって思い入れがとても強いライブなんですよね。入り口は図らずもだったけど、寧ろ気持ち悪い表現を使えば運命だったのかもと。まぁ仮にSuchmosが対バンツアー出来ているような状況だったら……ってifとか考え出すと又別の記事になっちゃうので一気に時間を飛ばして。

シャニマスという沼の深さの恐ろしさ

MDを見終え、実際シャニマスを遊び始めて見事に奈落に落ちるおにぎりの如く、あさひ→冬優子→愛依のストレイライト沼からずぶずぶと、二次創作を勢いに任せて書き出したり、厚かましくもnoteで先輩プロデューサーさんにおずおず近づいたり、創作系のdiscodeに入ったりと僕の生活はシャニP……いえ、シャニPとアイドル達を空の上から見守る空気の様な存在になって暫く経ちました。

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(こんな感じ。尚冗談でも絶対にシャニPを操り胸とか触らないししたら小指落とします、僕が。

そんな中で長い延期を経て漸く、漸く開催された2nd。これもはぁ~本当に本当にド素晴らしかった……。あの幕張の会場で(とはいえ脳細胞がおじいちゃんだからうろ覚えでごめんなさいですが……)協賛読み上げとはづきさんの注意喚起、から明るくなる会場で待たせたね! って宣言代わりに高らかに響き渡るAmbitious Eveとシャイノグラフィからの、向き合ったり走り回る事でより青春濃度を増した、そして強くなったノクチルや可愛すぎるフォーメーションで春が来すぎてますなアルストロメリア。

個人的に皆素晴らしく元気だけど俺の中で永井さんが樹里役でマジで良かった、一心同体……!となる放クラに、ここで最早完成されているのに、歌も踊りも全てがまだまだ進化の途中だったと知る、でも恐ろしい完成度なアンティーカ、もうさ、いや担当だから逆にもう書くことなさ過ぎて好きとしかいえないんだけど、一言言えばWDCのダンスバトルで超荒ぶりすぎて衣装さえ壊しちゃうゆっきーに夢想転生で〆られたいな……ってなったストレイライト。

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(見た人に伝わるかはわからないけどWDCのゆっきーの間奏ダンスはマジでこれ)

それでこれは完全に自省なんですが、MDでのいや良いんだけどさ、心にまでは引っかからなかったな……となってたイルミネーションスターズの、近藤さん、灯織が今はいないけど、でも灯織とれいれいの分まで懸命に歌い抜くよ……! という姿勢が滅茶苦茶真乃&めぐるが顕在してしまった、関根さんと峯田さんに本当に済みませんでした……! と画面越しに土下座しましたね。特に灯織パートは低くて大変だろうに、峯田さんが必死に低音でカバーして関根さんを支えるTwinkle wayはあっ、やべぇ……ってなった瞬間には泣いてました、泣くよあれは。

全体曲として初のお披露目となった、各ソロCDに於ける全体曲の三曲も、ぶち破るぞってのが痛いくらい肌に伝わるDye the sky.。もラストを飾るアンコール全体曲も、現地民ではない配信オンリーな僕ではありますが、もう心からシャニマスってコンテンツが好きでよかったな、って思いました。し、僕よりもずっと昔から支えてきたプロデューサーの方は実際スプパ中止や2ndの先行き見えない延期って期間があったから、余計に心に迫るものがあったんじゃないかなと。もう再見する機会はソフトが発売されるまでお預けになってしまったけど、もう全然待ちますね。待ちます。

で、日を置かずに来ちゃった名古屋の3rdですよ。こっちはもう、どこから触れたらいいのか。なんたってよりクオリティを上げ続けて留まる事を知らない各ユニットの代表曲+遂にとうとう待ち望まれた、アイドル一人一人のソロ曲お披露目が加わってしまう、シャニマス三周年目に相応しい豪華さです。

もうこれの良さだけで多分一々細かく良さ、良さみを書いていったらずっと本題に行けなくなっちゃうから、またそれはいつかの機会に……あ、でも敢えて言いたい点を挙げたら決めポーズから何からカッコよすぎるリフレクトサインとかゆるゆるMCからの落差で昇天しちゃう純白トロイメライとか見たよ、仮面を投げ捨て迷光を纏うストレイライトとかあ~ソロ曲一発目が星をめざして~~死ぬ~~~~!とかとかもう書きたい気持ちを泣く泣く抑えて本題に入ります……。

何で僕が3rdTOKYO2日目にグッと来たか

さる(つっても一週間前後程度の事だけど)4月25日から正式に緊急事態宣言発令が政府から広まった日、プロデューサーさん達の間で3rd東京は出来るのか、延期や最悪中止にならないかと不安な空気が漂っていました。僕も実際公式で24日はお客さんを実際に入れての公演はOKでも、25日はどうなるのか、結構気が気じゃなかったです。とはいえキャストさんスタッフさんの健康面なども考慮すると……となっていた時、公式さんの判断は。

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開催はする……けれどお客さんは会場には入れられない、つまりあまりに土壇場での無観客公演という、ある種最も過酷になりそう(あのお知らせ続きな様子だと多分実際過酷だったと思う)な判断でした。これには公式に応援リプライを送るプロデューサーさんが多数いましたが、実際僕含め皆そんな無理しなくても……ってなってたと思います。あまりにも急すぎる要請だし。2日目当選で現地に来たプロデューサーさんに関してはその……なんと声を掛けていいかもわからない程気の毒な感じですが。しかも大本がコロナのせいとはいえ、国からこう通達されたら気持ちのやりようもないし……。

そうして当日。諸々私的な用事も終え、僕はパソコン前で実際企画とかに携わってたりする訳でもないのに動悸が早く不安が止まらない状態ながらも開幕を待つことにしました。……始まらない画面。下に表示される、17時半に連絡があるから待っていてくださいのスクロール文字。

18時になって連絡を待っていてくださいのスクロール文字。

18時半になって連絡を待っていてくださいのスクロール文字。

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……やばくない? これ流石に……と僕は勝手にガタガタ震えてました。

配信ページのチャット欄は、新参である僕よりも経験もあり肝も据わっている熟練のプロデューサーさん達が集っているのか、ほんわかとした会話が繰り広げられていますが僕は気が気じゃなかったです。だって、土壇場での決定とはいえ、1時間超えの開演遅れです。絶対トラブルか何かかなってなるじゃないですか。加えて、連絡待ち以上のどんな事が起きてるのか情報もないし。そんなこんなでやきもきしていて、これは……となっていた時、19時開演の文字に切り替わった瞬間のチャット欄の速さに僕は変な一体感を覚えてしまいました。

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(このときの僕)

あぁ、皆心構えが出来ていて強いなと思ってたけど、やっぱ不安だっただな、俺だけじゃないんだなっていう。そこから僕の不安を吹き飛ばすように19時からしっかり順調に(もしかしたら観客ありじゃなく無観客なら時間一杯に施設を使える、みたいな交渉で時間が遅れたのかな、と何となく思う)3rd東京二日目の幕が開きました。

これがですね……。正直に言えばやっぱ最初はめっちゃ辛かった。

無観客公演ってのは状況だけならMDと同じでも、MDの場合は高山Pと津田さん山村さんの司会と合間を挟む、言わば音楽番組ってコンセプトだから拍手やオーディエンスが無くてもそれを込みで見れる公演でした。ですがこの東京2日目はきっと本来ならばお客さんが入っているが故に、拍手だけとはいえ、そんな明確な反応が返ってくる事がないまま進むんですよね。

だからチャット欄でも反応していた方もいましたが、仕方がないとは言えキャストさん達の声が反響するだけの空間をダイレクトに見せられる辛さ。無論こんな状況に置かれているキャストさん達が最も一番キツい、僕の浅はかな想像を超えるくらいキツい心理状況だろうな……と勝手に心配していました。けれどそれはあまりにプロを穿ちすぎでした。ライブ自体は1日目も凄かった(正直もう全部凄かったで表現したい。実際ライブ見たら語彙力死ぬんだもん)のに輪をかけて無観客、でも画面越しのプロデューサー、もといファンの皆に届くように、という熱意と情動が渦巻いていて、めっちゃ熱い公演になっていました……!

開幕10割コンボなリフレクトサインや、今回千雪さんはお休み……な分甜花頑張る……! それなら甘奈も支えるね……! な黒木さん前川さん二人でもしっかり羽ばたいているアルストロメリアの尊さに死にながら、僕は頭の中で微かに思い出していました。

全くセトリもキャストさん達の進化の度合いも違うけど、これは立ちはだかる困難を、プロのアイドルとスタッフが気合と技術で乗り越えるMDの再来だなって。

でも状況が状況な分、それに後々のソロ編成も考えるとMDの時以上の難易度、素人目から何言ってんだ感はありつつ、でも越えるべき壁はMD以上だと思うんです。

でも超えた。283プロのアイドル達は、そんな壁を飛び越えていきました。正に限界をぶち破っていました。

各ユニットのパフォーマンスのブレなさ、完成度の鉄壁差は言わずもがなで、そこからソロ曲、涼本さん、岡崎さん、成海さん、そして関根さんの初披露の流れは無観客(見ている僕らはライトの演出やARで非常に賑やかに見えるけど、きっと観客席はしんとしてて……)で拍手の反響がない、という環境ながらもしっかり各キャラクターが乗り移っているように高い歌唱力と表現力でやりきっていて、思わずおぉ……と感嘆してしまいました。

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(このときの僕)

夏葉の気高さと強かさを洗練された身のこなしと堂々たる声量で体現した涼本さんも、あの後ろを向いて手を開いたり閉じる振り付けの可愛らしさと、マジで雛菜……!と畏怖するしかない表現力を魅せてくれる岡崎さんも凄すぎた。し、まさかの傘! という小道具の巧みな使い方と憂いを帯びた、けれど愛おしさを同時に感じさせる表情と声でそこに三峰結華がいる……とさせてくれる成海さんもとてつもなかった。

けれどこの25日、真乃の記念すべき誕生日という日に、力一杯、けれど可憐さと一生懸命さを同時に感じさせてくれる、本当にありったけの輝きを振りまいて真乃を祝福した関根さんが今回のMVPだと思います。いや、甲乙なんて付けられないし俺に付ける資格なんて無いんだけど、でもやっぱり後のあの姿含めて、この公演で最も印象的だったのはありったけの輝きでした。

少し時間を飛び越えますが、アンコール一曲目のresonance+後、各ユニットでのご挨拶でやっぱり色んな思いが去来して、どうしても涙を堪え切れなかったんだろうなとなる涼本さんや成海さん、そうして背を向けてまでリーダーであろうと、強い人であろうとした関根さんが込み上げてしまった姿がMDの和久井さんや名古屋でのスローモーションでの近藤さんと重なったのも印象深くて。この三人だけでなく、きっとこのステージに立っている25人皆、声を当てているアイドル達の人生も一緒に背負っているんだろうなと思うとより今回の公演が崇高な公演に思いました。

そうして色々なアクシデントありつつも無事にアンコール前のセトリを終えてから、いつもならば声は出せない代わりの拍手の雨が聞こえる中での静寂。で、僕は変な話、ここから凄い感動したシーンがあるんです。

オカエリナサト

そう、いつもならば永遠に続くような拍手(今がコロナ渦が蔓延する時代じゃなければきっとアンコールの大合唱)が無い代わりに、代わりに映し出されている物。

それはARの液晶モニターに映し出される、チャット欄でプロデューサーさん達が書いているアンコールの文字列、絶え間なく浮かんでは消えていくアンコールです。

一見無機質なただの文字列のそれが、今このステージ上では唯一直接的にキャストの……アイドルの皆さんに届けられる応援の可視化じゃないですか。それが実際届いてるかと……いや、

届いてるんですよ。絶対。しっかりと。

贔屓目だから、ってのを最初に謝りつつ、今回のストレイライトの締めの挨拶をされた幸村さんの私たちのキラキラ、届きましたか? アイドルと、画面越しのプロデューサーが合わさって大きな翼となって、曇り空や宇宙を越えてまだ見ぬ色を見に行きましょうという言葉が僕らに届いたように。僕らの送った、アンコールって文字列に込められている応援がアイドルの皆さんを勇気付けられていたとしたら、こんな素敵な事ってないなって。僕はこの光景に、当たり前かもしれないけど、でもアイドルとプロデューサー、もといファンが共存し合える、互いを勇気付けあえる関係性って、めっちゃアイドルマスターじゃん……! と勝手に震えていました。

それでここからは完全に僕の押し付けがましい妄言なんですがこの公演名はPIECE ON PLANET。ステージのコンセプトとかも鑑みるにテーマは宇宙です。

そして宇宙というと未だに未知の存在や要素が多すぎて人類にはまだまだ未開の地。僕はにわかではありつつSF映画とか割と見るんですが、地球から遠く離れた異星や銀河系で危機的状況に陥ってしまう、そういうシチュエーションになった時に困難に見舞われたりする主人公を救うものがあるのです。

それは地球にいる人からの通信やメッセージなんですよね。ゼログラビティとかオデッセイとかインターステラーとかね。そう考えるとですよ。アンコールのあの文字列ってめっちゃそれっぽくないですか。

急すぎる無観客公演、1時間超えする配信トラブル、そしてソロ曲披露……と暗い宇宙に投げ出される様な試練を与えられるアイドル達。それでもアイドル達は飛翔して、まだ見ぬ星を、虹を超えた先にある何かを求めて果敢に向かう訳で。そんな高すぎる試練を成し遂げて、涙ながら地球に帰還する様に僕らはアンコール……いや、あの超名作ロボットアニメ(だと思う、多分。知名度はわからないけど)トップをねらえ!のオカエリナサトを送ってるんですよ!アイドル達に!

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つまりシャニマス3rdTOKYO2日目とは、トップをねらえ!だったのです。ありがとう、帰ってきてくれて……。


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……真面目に読んでくれている方ほど愛想を尽かす様な文章で大変申し訳ございません。でも、いや、弁解とかではなく真面目に僕は肉声での言葉も拍手も送れない、けれど文字だけでも、あれだけ頑張ってきたアイドル達に今の感情を届けたいってプロデューサーさん達の熱意にググッと来た。し、例え想定された流れであろうとわかってはいても、その熱意に応える様に流れ出すresonance+の流れに号泣してしまったから書かざるおえませんでした。

自分でも収集付かなくなってきたし文字数死ぬ程オーバーしてて読んでる方ももうあまりいない気がしてきたから次でまとめに入ります。マジで急な妄言すみませんでした……。

やっぱりシャニマスが好きでい続けたい

って、3rdTOKYO2日目を見た上で、浮かんだ最終的な感想はこれです。シャニマスに虜になった理由は人によって色々でしょうし、絵とかストーリーとかキャラクターとか多岐に渡るとは思うんですが、その入り口が紛れもなくライブな、MUSIC DAWNが入り口となった人間としては主催者さん側としては不本意極まりない、し現地入りを想定していた方の無念を思うとそう能天気な事も言えないよな……と自責しつつ、それでもMDを髣髴とさせ、かつ更に謎のドラマチックさを勝手に読み取った僕としては改めてシャニマスってコンテンツが好きになりました。

まだまだ世の中不安定すぎるし、開催まで一ヶ月ちょいになっている3rdの最後を飾る福岡の二日間もこの先どうなるかはわからないけれど、僕は迷わず配信チケットを買うし、まぁ低所得者故に懐の具合と毎回殺し合いしながらも関連商品を買ったり課金したりしてシャニマスを微々たる微々ではありますがまだまだ支えて生きたいですね。3rdが無事に完走できる様に。それに3rdから4th、5th……と283プロのアイドル達が宇宙と虹を越えた先にある景色を見られる様に。

でも僕にとって最大の悩みがありまして……。それは、きっとこの先あるであろう3rdの円盤はやっぱりどう考えても(商売だからね)名古屋・東京・福岡にバラけて販売されるって未来が待ち構えていることです。いや~やばいですね。仮にこめかみに銃を向けられてもどれか一つとか選べないじゃないですか。

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(こんな状況下でも選べないと思う)

より研ぎ済まれたパフォーマンスをいきなり拝める上に唯一近藤さんが加わっているバージョンのイルミネ&ナイアガラみたいな号泣必死なスローモーションが聞けるし、何より星をめざしてでソロ初陣を切るゆっきーを拝める名古屋は最高だけど、幸村さんとふゆの三位(二人だけど)一体のSOSや大崎姉妹が千雪さんに捧げるanniversaryや初登場のサプライズ、何より宇宙が垣間見れる東京も押さえなきゃいけないし、まだ見ぬ福岡はシーズがOH My Godが記念すべき初披露になるし絶対何らかの全く新しいサプライズがあるし、どちらかで必ず愛依&北原さんのストロングgoing my wayが来ちゃうからもう、もう僕はどれも選べ……

えっ、全バージョン買えばいいだけ?

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取り合えずこれからもシャニマスを支える為に、ライブを見るために僕含めプロデューサーの皆さん、本当に感染対策に気をつけつつ無理なさらない程度にプロデュース活動に精を出しつつ健康でいましょう……! では、梶原一郎でした。3000字の筈だったんだがなんだ、この文章量は……? でも書きたい事がどんどん膨らんじゃうから仕方ないね。こんな取り留めなさ過ぎるレポでもない記事を読んでいただき、本当にありがとうございました。次回の更新は未定です。


(考えてみるとストレイライト三人のソロ、全部バラけてるから見るなら全部買わなきゃいけないのか。富豪になりてぇ……)


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