ハエがきた

 ハエがぶんぶんと飛んできた。
 虫の一生は短いともされるがその充実ぶりは人間の目からは捉えきれないところもあり、地球上の歴史の中で様々な形態を取りながら進化を重ねてきた姿勢から学ぶ点は多々あるというところから、人類のテクノロジーの発展において大いに彼らのデザインを参照し取り入れているということも事実だ。
 いずれにしろぶんぶんと飛ぶ内にハエは天井の蛍光灯の側にある囲いの中に閉じ込められてしまったが、彼は光を求めてはいたものの別に狭いところに好んで行きたかったわけではないと思うとぶんぶんという音も何か切なく響くようだ。


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