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中国UBTECH Robotics社、中国FAW-VW社に人型ロボット「Walker S」を導入

2024年7月5日付36kr.jpによると、7月1日、中国UBTECH Robotics(優必選科技)社は、中国一汽大衆(FAW-VW)社と提携し、FAW-VW社の山東省青島市にある、人型ロボット活用の場として国が指定する「スマート製造モデル工場」の生産ラインに、UBTECH社の人型ロボット「Walker S」を導入すると発表した。FAW-VW社は、中国第一汽車集団とフォルクスワーゲン(VW)社との合弁会社。
 
Walker Sは、平均54秒ごとに1台、1日あたり最大1400台余りを生産する同工場で、ボルト締め、部品取り付け、部品搬送などの工程に携わる。UBTECH社は、研究開発にリソースを投入し、工業の現場での人型ロボットと関連ソリューションの最適化や技術改良を進め、FAW-VW社と共同で、高度にスマート化されたフレキシブルな生産ラインを構築し、完成車工場の無人化を推進する。
 
Walker Sはすでに、電気自動車(EV)メーカー蔚来汽車(NIO)や自動車大手の東風汽車(Dongfeng Liuzhou Motor)の組立工場に導入され、実地訓練が行われている。高性能サーボモーターを搭載した41個の関節と複数の視覚・音声・距離センサーを備えるWalker Sは、カメラを利用した位置計測や視覚情報と手元の操作の同期、歩行制御、歩行ルートの計画などを自律的に行い、完成車のドアロックやライトカバー、シートベルトなどの品質検査のほか、車のエンブレムの正確な取り付けが可能。導入コストは4万~5万ドルとなっている。
 
出典:
2024年7月5日付 (日本語)
https://36kr.jp/295938/ 
UBTECH Robotics「Walker S」
https://www.ubtrobot.com/humanoid/products/WalkerS