思いと想いで幸せになる！#030 第四楽章～１お子さんが荒魂ベースだったら

・第四楽章～四魂と子育て
この楽章では、親御さんがお子さんの
「本籍地の魂」を見分け、
それを広くお子さんの個性・特徴～
長所・短所の両面として受け止め、
お子さん自身がその個性を自覚、
受容できるような
サポートを考察して行きます。

・第四楽章～１　
お子さんが荒魂ベースだったら

荒魂ベースのお子さんは、
勇猛果敢なリーダータイプです。
自らが先頭に立って
物事を切り拓いて行きたいので、
目的地に向って前進！前進！！
ただひたすらにゴールを目指します。
目的地にゴールする…目的地は大義、
ゴールは達成、荒魂ベースにとって
「大義の達成」は天命なのです！

基本、このタイプは人の話を聞きませんw
自分の目的以外には興味がなく関心も薄いので、
一見聞いているようでも実際は上の空。

ですが自分のやろうとしていることに
意見されると途端に好戦的に；；；
荒魂ベースにとって意見されることは、
天命である「大義の達成」を
邪魔されることに他ならず、
その意見がどんなに
素晴らしいものだったとしても、
自動的に腹を立ててしまうのです。

「あなたのやろうとしていることって凄いね！
でもこうすると、もっと凄いかもよ？」と、
こちらの話はあなたの達成を
邪魔するものではないことを伝えてから
切り出すと、とても素直に
話を聞いてくれるでしょう。

このタイプのお子さんには、明確な目標を与え、
それが達成出来たら思い切り褒める！
目標設定→達成→褒める→次の目標設定…
この繰り返しが達成経験の積み重ねになり、
逞しさを育みます。

しかし自信を持ち逞しくなればなるほど、
周囲への配慮が失われていきます。
荒魂ベースにとって最大の敵は我と慢心！

いつしか勝利・達成出来たのは
自分だけの力と思い込み、
陰で支えてくれた人への感謝を忘れ、
敗者・弱者を思いやらず、こうなると
小さなお山の大将で終わってしまう…

ここで私ロビンの過去記述より抜粋～
荒魂の勇猛果敢な精神というのは
前しか見ないため、
周囲への配慮が絶対的に足りません！

感じたまま即実行！
という感じなので、周りからは
「えっ？ちょっと待って；；；
やる前に説明くらいしてよ」となりがち…
でも当人はお構いなし！そもそも
人の話を聞かないし、
聞いているとしても話を音！
空気の振動として流しているだけ(苦笑)

それでも上手く行ってしまう？のは、
陰で腐心している人がいるから
(だいたいは和魂の人がフォローする)

行き当たりばったりも多く、
時間に遅れたりもするけど、何故か周りの
フォローで事なきを得たりするので、
自分は何かを持っている！
ついているから大丈夫！！
こうして慢心してしまうのです。

自分のフロンティア精神が
功を奏して来たのは、必ず陰で
人知れず協力してくれた人が居たから…
と自覚することが絶対に重要です。

時間に遅れても何とかなったのは助けて
くれた人がいたから、今度は気を付けよう。

無茶ぶりでも奇跡的に上手く行ったけど、
周りに迷惑を掛けたから、
今度はもう少し計画的に進もう。

このように周囲への感謝と配慮ができれば、
尚いっそう周りの理解と協力を得ながら
達成の為に行動あるのみ！という荒魂の
特徴を発揮できるようになるでしょう。

スポーツ、それも一対一で勝ち負けを
競う競技だと、荒魂の強い人は
勝った瞬間に喜びを爆発させ、
負けた相手には全く配慮しない傾向です。
敗者や弱者の気持ちをも
知る勝者が真の勝者では？

配慮の仕方も様々ですが、
昭和の名横綱である北の湖関は
現役時代とにかく強く、
憎らしいほど強い！と言われていました。

相手を負かして土俵下に落とした際も
まるで見下す感じで、絶対に手を
差し伸べることはしなかったです。

引退後のインタビューでそのことを聞かれた時、
「負けた相手に手を差し出さないのは、自分が
負けた時にそうしてもらいたくないから」と…

これは北の湖流の敗者への
配慮だったのでしょう。もっと稽古して
強くなってまたかかってこい！
俺はいつでも受けて立つ！！待ってるぞ…

抜粋は以上～親御さんには是非とも
敗者・弱者の気持ちをも知るのが
真の勝者ということと、
優秀なリーダーであるためには、
次のリーダーを育てられる
器の大きさが必要であること

自分がリーダーになったら、
全てを自分で抱え込むのではなく、
どんどん役割分担して信頼できる人に
責任を持たせ、次のリーダーを育てていく！
この二点をしっかりと
アドバイスして頂きたいと願います。