父が亡くなりました

5月13日の朝7時、電話で父の逝去が伝えられました。 93歳でした。
この日の朝、湯船の中でうつ伏せに倒れているのを母が発見。
前の晩、父が風呂に入った後、母は朝までまどろんでしまったようです。
どうしたら良いのか聞かれた私は、仲間の看護師さんに確認した上で、119番して状況を話すよう伝えました。

救急車と前後してパトカーが何台か来たそうで、実家まで2時間かかる私が着いた時には既に警察官(10人位来たそうです)も帰った後でした。
遺体は葬儀社(警察が連れて来たらしい)が引き取り、必要があれば解剖に回す、と。
結局解剖が行なわれて心臓に異常が見つかり、ヒートショックに起因する溺死、という死亡診断書となり事件性はなくなりました。

認知症で要介護1の父でしたが、体は元気で毎日自宅の風呂に自力で入っていました。
ケアマネージャの勧めもあり、週2日のデイケアでお風呂に入れてもらった方が良いと繰返し父に話していたのですが、父は断固として拒否。
理由を聞くと「面倒くさい」と。 繰返し話して父に心変わりさせよう、と兄妹で話していた所でした。
また、両親で入れるサービス付き高齢者向け住宅を見つけ、この2月末に両親の同意を得て契約する段取りだったのですが、契約日当日の朝に父から「契約しない」とドタキャンされた、という事もありました。

「してあげられるだけの事をしてあげた」という気持ちが救いです。

父は前日から胸の痛みを訴え、翌朝に医者の予約を取っていたそうです。
でも、診察⇒検査⇒入院⇒手術⇒チューブに繋がれた病院生活⇒足腰が弱り、認知症が進む⇒寝たきり という経緯を辿るより、父の本意に沿った最期(自分で「ポックリ型」と言っていた)だったのかもと思います。

残された母は88歳、父が亡くなった現場の第一発見者となった上、そのすぐ後に警察の事情聴取を受け、精神的な重圧は大変なものだったはずです。
2~3週間が経ち、少し元気を回復しているようにも見える母ですが、かなり無理をして自分の感情に蓋をしてるのだと、私は思います。
似たような経験をした知人は「気持ちが沈み続けるのが止まったのは2年後だった」とのことなので、時間をかけて母をケアして行く必要があると思っています。

かく言う私自身も「自分の感情に蓋をしている」と感じる場面があり、自身の感情をどう整理(制御&噴出)して行くか、カウンセリング・コーチングのクライアントの立場から自己観察して行く機会だと思います。

私のホームページです。よろしかったらお立ち寄りください。
https://robinfujiwara.sakura.ne.jp/hp/index.php/
(または、「アルパカ 藤原博行」で検索)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?