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「女帝 小池百合子」読了して

今年4月14日のブログで書いたこの本、小池百合子さんの都知事選出馬の発表のタイミングで図書館の順番が回って来て、読むことができました。
【ご参考】
「女帝」の学歴詐称に思う|★ロビン★生涯現役★ (note.com)

多くの関係者(中には「命の危険」を賭けた人も)の話に基づいて、4年前に書かれたノンフィクション。
内容の90%以上が真実(話し手が誇張した部分を除く)だと思います。

ブログに書いた通り、私は小池百合子という人が大好きでした。
好きだった理由は、英語でなくアラビア語を学び、アラファトやカダフィなどとのパイプを作り、通訳→キャスター→政治家として立身出世、という経歴だった。
しかし事実は、アラビア語は拙いレベル、アラファトやカダフィとの面会は「押しかけて写真を撮っただけ」(通訳は別にいた)
・・・経歴全体が捏造自作の「砂上の楼閣」だったとなると・・・

彼女の人生目的は偉くなること、その為には手段を選ばず、時に自民党などのトップに擦り寄り、時に自民党など攻撃の急先鋒となる・・・
細川護熙(日本新党)・小沢一郎(新進党)・小泉純一郎(自民党)などに擦り寄り、手玉に取って利用した後は踏み台にする。
ミニスカートや、クールビズ・三密・ステイホームなどキャッチ―な言葉で目立って知名度を上げる・・・しかし、彼女の政治は何を目指しているのか???
理念なき政治家が東京都知事になり、緑化のはずが乱開発に、反自民のはずが親自民に。
恐怖政治を敷いて議会を押さえ込み、マスコミを支配して情報をコントロールする。

企業でもこういう「理念なき」社長っていますよね?(結構多いかも??)
「初の女性総理を」という風に乗り、もし政治理念のないままの彼女が首相になったらこの国はどこへ向かっていたのか・・・
(ま、現岸田首相も理念があるようには見えませんけど・・・)

この本「女帝」が4年前、20万部のベストセラーとなり学歴疑惑が沸き起こった際、チラ見させただけの卒業証書を盾に腕力でマスコミを黙らせた。
(今回も「何度も見せたでしょ」と言うだけで、改めてちゃんと見せようとしない)
新聞・テレビに報道させない(マスコミの無視)ことで都民の記憶は消え、都知事に再選。 不思議と「女帝」という言葉だけは定着?

以前「週刊エコノミスト」のインタビューで「元詐欺師」という人が、「キッカケさえあればどんな大会社でも騙せる」と話しているのを読み、どんな会社でも売掛金に貸倒引当金を立てている理由、として納得した記憶が蘇りました。

「来たる都知事選で、小池百合子が「カイロ大学卒」の学歴を届け出て出馬したら告訴する」と話した小島敏郎氏が丸め込まれてしまっていないか?、カイロ大学卒という学歴を届け出ないことにするかも?
勝算があって出馬表明したはずなので、今回の都知事選も まだまだ目を離せないと思います。

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