Now is all in Qatar -La'eeb(All in one rhythm in Brazil - 思い出)
中東カタールのワールドカップが近づいてきた。テレビや新聞には日本代表の発表、目標ベスト8、ドーハの悲劇とFIFAのゲームのためコロナやウクライナも片隅に置かれることになる(?)
ワールドカップの思い出はブラジルで開催された2014年の大会がロベルトの思い出のすべてだ。スペイン、ポルトガル、ドイツ、イギリスにゲームを見て回った。カタールの悲劇のスタジアムも行った。正直FOOTBALLが世界で一番普及している(?)スポーツであることを知ったのは恥ずかしながらこのころだ。
ブラジルのスター、ネイマールは当時は人気ラッパーのような初々しさが残る若者だった。大勢の取り巻きを連れ闊歩するネイマールは十分すぎるオーラがあった。その後見かけたのは彼がモヒカンスタイルで欧州で活躍していた。彼のプレースタイルよりも髪型やタツーの方が気になって仕方がない。
15年前のブラジルでのサッカー観戦はこうだった。
多くの家庭ではテレビの画面を見ながら朝食をとる。キッチンには2台のテレビが置かれ、一台はニュースをもう一台は専門チャンネルでサッカーゲームを終日流し観戦している。今日のニュースで試合の結果を確認し、昨日のサッカーの試合の再放送を見る。ただ、サッカーを見ているブラジル人はロベルトのとは明らかに違う。彼らは自分があたかもコーチであるかのように、選手の動き、采配を振り返えりながら食い入るように画面に見入っている。ブラジルの球戯場には持ち込めないものが多くあった。凶器になる可能性のあるものは入り口で没収となる。硬いものはすべていけない。新聞紙や雑誌も危剣物として扱われる。傘や缶、水のいったペットボトルもだめだった。(日本のスタジアムでゲームを見たことがないので、日本の方が安全がもっと厳しいかもしれないが?)そんな熱気の中でゲームを楽しむ勇気はなっかた。競技場でゲームを見る際は、頭上から水とポップコーンが飛んでくるのでいつも気を付けていた。みんなには普通のことのようだった。
彼らは、サッカーが好きなのだ。勝とうが負けようが、引き分けようがサッカーを心から楽しんでいる。彼らは、コーチの戦略、采配、選手の技術をよく知っている。だから、彼らは勝ち負けにかかわらず、ゲームを楽しめるのだ。自分をコーチや選手と瞬時に重ねる。自分が果たしえなかった億万長者の夢をサッカーにみる。夢をサッカーに託せるから、サッカーこそ人生、サッカーが楽しいのだ。そんな熱狂的なサポーターがいるから強いんだ。熱狂的な応援、サポーターがいるチームに日本人勝てるわけがない。そんなことを感じながら試合を見ていた。
そんな、サッカーオタクでもないロベルトが、なでしこジャパンの優勝映像で見るたびに今でも目頭が熱くなる。なでしこがチャンピオンになることを予想していた解説者はいない。2022年のカタールで奇跡が起こるかもしれない。
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