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雨の日の楽しみ(終わらない旅)

旅は好奇心をはぐくむ。
”今、どこか一か所だけ行けるとしたらどこにゆく?” ”今日はイグアスの滝に行く”(但し夢想旅行だが)

イグアスの滝
イグアスの滝

雨がまた強く降ってきた。遠くだが雷の音が聞こえる、昨日は雨が上がり虹が出ていたのに。雨も虹も妙に地味で今日のロベルトには物足りない。アジアのスコールも懐かしいが、イグアスの水しぶきを頭からずぶ濡れになるほど浴びたい気分だ。

旅好きには70年の(実質50年)人生は短い。世界旅行が好きな者に70年は短すぎる。そんなことを思いながら雨の日は夢想旅行を楽しんでいる。
(Noteを見ながら)
SNSが旅の姿を変えた。世界は何千キロ離れようとゆきたいところに一瞬のうちにワープできる。ただ匂いも、熱も音もない世界だが、気ままで、楽しい一人旅だ。
ロベルトが生まれた4年後、日本は国連に加盟した。加盟国は80カ国。20年後、1973年ドイツがようやく国連に加わり、加盟国は135カ国に膨張した。 “世界”に興味を抱きだしたのはこの頃だ。それからさらに10年、1982年加盟国は157カ国になる。さらに10年、1992年には22カ国増え、179カ国に膨れ上がっていた。
多くの国に出かけて行ったと思っていたが、人生70年終わってみれば出かけた国は53カ国、生涯打率2割9分6厘。3割は残せなかったが思った以上に国の数が増えていた。

結局“国”ってなんだろう。生き物のように細胞分解し増え続けてきた国とはいったい何だったのだろう。せめて、夢想旅行で行きたかった国々を訪問したい。

隣町にアンデス家庭料理の店がオープンした。名前は太陽の門(プエルタデルソル)、ボリビア料理の店だ。考えるに、中南米、アフリカ、赤道直下の国々が行けていない。

太陽の門

ボリビアウユニ塩湖にいけてない。実際行くことは無かろうが、せめてアンデスの家庭料理を満喫しながらボリビアやアンデスの国々を夢想旅行をしよう。

ボリビアのサルテーニャ

隣人のコロンビア人は日本の大学で留学生に経済学を教えている。世の中変わったもんだ。留学生が日本で外国人教師にそれも英語で学んでいる。訪問できなかった中南米の国々がきずいたら隣人になっている。それにしても世界は狭くなった。その証拠に餃子の親戚が世界至る所にある


コロンビアのエンパナダス
ポーランドのピロギ
ウクライナのワレニキ
ロシアのピロシキ

同じようなものを食っているじゃないか。喧嘩するなよ!

夢想旅行の目的地はこんな街だ。昔行った町、もっと滞在したかった町、あれは何だったのだろうと今になって疑問がわく町、出会った町、別れた町スマホ片手の夢想旅行の終わりは見えない。旅をしてて良かったと思う時だ。

今日はイグアスだけにしておこう。明日もまた大雨になるようだから、古い本でも読んで明日も夢想旅行を続けよう。もし晴れたら、ギリシャに行ってみよう。





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