イベントレポート|「さらけだし」 Inspired by New York/yosemic @ロバート下北沢
ロバート下北沢で行われたyosemicによる初イベント
「さらけだし」Inspired by New York
4月24日土曜日の夜。
yosemicを始め、ニューヨークで鍛錬してきた表現者たちがここロバート下北沢に集まった。
主催 合同会社yosemic (ヨセマイク)
”表現を通して、自分と他者の存在の価値を認められる世界を” をスローガンにニューヨークで結成されたアーティストとクリエーターの集団。
2020年からは活動拠点を東京にも広げた。
日本人がニューヨークで結成したことから、
日本古来の文化「寄せ」とアメリカで盛んに行われる誰もが飛び込みでパフォーマンスをする「オープンマイク」が名前の由来。
きっかけはyosemic共同代表の福田さん。
ロバート下北沢(co-working space)の会員で、ロバートのマネージャー松木さんにお話を持ちかけてくれたところからイベント企画が立ち上がった。
ロバート下北沢は今回、場所を貸しただけで、イベント運営は全てお任せしたのだけれど…
平日はco-working spaceのロバートがどのように表情を変えるのかも気になり、開場より少し前、準備作業の時間からお邪魔した。
バタバタと音合わせや機材準備をする人たち。
ライブというと音楽ライブだけを想像しがちだが、今回はライブペインティング、即興コント、社交ダンス、ジャグアタトゥーとパフォーマンスはバラエティー豊かだ。
窓の外も暗くなってきた18時過ぎ、ドリンクやケータリングを手にする人たちで席も少しずつ埋まってきた。
19時頃、オープニングの音が鳴り始めてからはあっという間だった。
今日、ここロバート下北沢に集まったパフォーマーは全員真剣に自由な表現を楽しんでる人たちだった。
人前で自分を全身でさらけだす、
一体感作り出すことができる人たち。
ピュアな気持ちで追い求めるストイックさを持つ人たち。
完全にこの熱量に飲み込まれてしまった。
圧巻だった。
ダンス間の衣装チェンジで乱れている息を整えているところも、
即興コントで頭フル回転している顔も、
アイコンタクトしながら音を作っているところも、
その一角で白いワンピースを着たアーティストが青いキャンバスにどんどん色をつけていくところも、
こんなに間近じゃないと見れない。
狭いからこそわかった、表現者のリアル。
いやあ、本当に。
いろんな人に是非見て欲しい。肌で感じて欲しい。
イベントにより楽しい記憶が残るように、
そう語ってくれた下北沢に自身のサロンを持つジャグアタトゥーアーティスト凪さんによる即興アート
実際に私の腕にもこうして2週間で消えるタトゥーを入れてもらった。
火照った体を冷ますために、一旦外に出た。
ロバート下北沢のネオンライトがいつもと違って見えた。
私が好きだったオーストラリア、メルボルンのChapel Stに並ぶネオンロゴを一瞬思い出すくらい。
土曜日の夜、帰り道まで最高の気分でした。
主催のyosemic、そしてゲストのみなさんありがとうございました。
Writer: 新野 瑞貴
Photographer: yosemic Mari, yosemic mikey, 新野 瑞貴
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