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2019年ペナントレースを野手WARで大予想〜パ・リーグ編

こんばんは。本日は開幕前のお楽しみ、ペナントレースの順位予想についてnoteしたいと思います。今回はパ・リーグ編です。予想方法として、各チームの野手WAR上位8人の成績を予想することで順位予想をしています。この辺の背景については、導入がわりに前回アップしたセ・リーグ編をまずご一読頂ければと思います↓

それでは最下位から発表です!

6位予想: オリックスバファローズ

最下位は前年4位のオリックスと予想しました。2017年以降の野手WAR推移を見ても、野手力が他球団と比べて高くないのが分かります。

プラスだと予想したのは吉田正の安定した活躍。プロ入り直後は怪我がちだったため通年の活躍が疑問視されていましたが、昨季は一年通した活躍でチームを牽引しました。打撃力は本物のため怪我さえなければ今季も高い貢献をすると予想しています。また大城はレギュラー不在の内外野複数ポジションでユーティリティ的に貢献増やす、T-岡田はレギュラー復帰でチーム内での存在感を高めるのではと予想しました。
マイナス面としては、吉田正以外で大きな貢献を期待できない層の薄さが懸念です。昨年レギュラーに抜擢されたや長年レギュラー候補に挙げられる後藤武田、さらにドラフト上位で指名した太田・頓宮など楽しみな若手選手は揃っている印象ですが、今季ブレイクする選手がいるかと問われると上位8人に入り込むほどではないと考えました。また新外国人メネセスについても、日本でキャリアを積んだロメロ・マレーロの方が期待値が高いと考え外しています。

5位予想: 東北楽天ゴールデンイーグルス

5位は今応援歌で話題の楽天と予想しました。昨年の野手WAR合計は1.6で両リーグダントツ最下位と貧打に泣きましたが、今季は反発すると予想しています。

プラスと予想したのはFAで入団した浅村の加入。丸が巨人に入団したほどのインパクトはないかもしれませんが、打線の柱として野手力が大幅に底上げされるのは間違いありません。また昨季は怪我に泣いた茂木の復活、そして未完の大器オコエは出場機会を増やしていよいよ攻守に高い貢献を見せるのではと予想しました。
マイナスと予想したのは、昨季の新人王・田中和の成績低下。応援歌は大人気ですが、レギュラー2年目の壁にぶち当たり昨季ほどのインパクトは残せないのではと考えました。また昨季出場機会を減らしたウィーラーは、今季も稼働率が低いまま限定的な貢献しかできないのではと予想しています。楽天は浅村に引っ張られてウィーラーや新外国人ブラッシュが打線の核として機能すれば面白いですが、逆に浅村の孤軍奮闘の方がありえそうと思いこの順位としました。

4位予想: 千葉ロッテマリーンズ

4位はロッテと予想。今季はホームランラグーンの新設でZOZOマリンがヒッターズパーク寄りにPFが変化しそうですが、それがどう野手WARに影響するかまでは考察しておりませんので、悪しからず。

プラスと考えたのは、中村奨・井上晴の一二塁間コンビが叩き出す高い貢献。両選手とも規定打席に到達したのは昨季が初めてですが、今季も変わらず活躍するだろうと予想します。またトッププロスペクト平沢も外野でのレギュラー定着、レアードは狭くなるZOZOマリンで復活すると予想しプラス予想しています。
マイナスは平沢以外の外野のポジションを一番大きな懸念として考えています。角中、荻野、清田と中堅どころの名前は上がりますが通年で高い貢献をすることは難しいと予想しました。ゴールデンルーキー藤原も練習試合での活躍を見るとすぐに一軍で通用しそうではありますが、高卒一年目という点を割り引いて考えるといきなり上位8人には入らないとコンサバな予想をしています。新外国人バルガスは変化球が多い日本の攻めに適応できるか疑問、ということで評価を下げました。

3位予想: 北海道日本ハムファイターズ

ここからAクラスです。3位は日本ハム。個人的に野手WARデータを見る前まではハムを優勝予想に・・と密かに考えていましたが、上位2球団とかなり差がありそうなので昨季と同じ順位に落ち着きました。

プラスは大王こと王柏融の活躍。NPBとレベル差がある台湾球界出身というのは割り引いて考えるべきかと思いましたが、NPBでもやれる実力は備えていると予想します。また清宮は高卒2年目にして打棒爆発でレギュラー定着、さらに淺間はサード、横尾はセカンド及びサードで出番を増やすのではと考えました。
マイナス予想としては遊撃手と捕手でプラスを叩き出すのが難しい点が挙げられます。ショートは攻守に成績を落とした中島卓以外で一軍レベルで一定の活躍ができそうな選手が乏しく、またキャッチャーは清水の離脱でベテラン鶴岡に頼らざるを得ない点は苦しいかなと考えました。さらにリスクとしてレアード移籍で空いた三塁を誰に任せるか?という点も挙げられます。プラス要素として淺間の台頭を挙げていますが、近藤や大田のコンバートも視野に入っており、起用法によっては大きなマイナスに転じる可能性もあると思っています。

2位予想: 福岡ソフトバンクホークス

2位予想は昨季の日本一、ソフトバンク。過去2年の野手WAR推移を見ても、如何にホークスが安定してリーグ上位を維持できているかがわかるかと思います。

プラスとして予想したのは、まずショート今宮の復活。昨季は怪我に泣き久しぶりに規定打席に到達できませんでしたが、フライボール革命の実践のおかげ(?)なのか打撃面で進化の片鱗を見せたことをポジティブに捉え、体調万全なら今季は攻守で高い貢献をするのではと考えました。またグラシアルはコーナーポジションで存在感を発揮するだろうと予想、さらに「その他野手WAR計」を見て頂くとわかるように控え野手の貢献度が12球団屈指であることも、安定した強さの源泉であると考えました。
マイナス面としては、松田・内川の経年劣化が挙げられます。グラシアルがその穴を埋める活躍をすることで目立ちにくくはなるとは思いますが、ソフトバンクも世代交代のニーズがここ数年で一気に高まるのではと考えます。また昨季プチブレイクした牧原については、通年でのレギュラー抜擢となると成績維持が難しいのではと予想し上位8人から外しています。

1位予想: 埼玉西武ライオンズ

パ・リーグの優勝と予想したのは、西武!去年は圧倒的な破壊力を誇った山賊打線が話題でしたが、今季は浅村が抜けてもその野手力は依然両リーグナンバーワンと考え、リーグ連覇と予想させてもらいました。

プラスは秋山源田山川森の安定した高い貢献。秋山は今年31歳のシーズンとなりますがそれ以外は年齢的にもこれから全盛期を迎えると思われるので、大きく成績が下がることはないと予想しました。また外崎は両翼のポジションで攻守にさらに貢献を積み増すと予想し、浅村の移籍で空いたセカンドのポジションはルーキー山野辺が定着すると予想しました。
一方でマイナスとしては、浅村の穴はそう簡単には埋まらないという点。山野辺のレギュラー定着予想と矛盾しているように思いますが、直近3年でWAR5以上を安定して記録してきた浅村の穴は他のポジションの野手の貢献と合わせて埋めあわせなければならないという点がマイナス要因としてあると思います。ただ西武の場合は数多の好選手がFAで移籍し、その穴埋めをドラフトで獲得した野手の育成で補ってきた育成ノウハウがありますので、戦力的に考えると中長期的には問題ではないのかもしれません。

まとめ: 野手にタレント揃いの西武がV2達成!

以上、野手WAR予想による順位予想パ・リーグ編でした。セ・リーグ編と比較してあまり順位に変動がありませんが、野手力に関していうとAクラスとBクラスで大きな差があるからなのだと思います。この予想方式でいくとどうしても前年の成績ベースで考えてしまうので、面白みに欠けるのは仕方ないところでしょうか。

それではこれで2019年順位予想は以上となります。シーズン終了後の答え合わせが楽しみですね!また秋頃お会いしましょう。

*WARデータ引用: 1.02 Essence of Baseball
https://1point02.jp/op/index.aspx

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