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これまでの登山遍歴 登山にハマるまで

せっかくnoteをはじめたので、これまでの趣味や仕事などの経歴をまとめてみたい。まずはここ数年、それなりに熱中している登山・クライミングについて。

アメリカ旅行

もともとあまり登山に興味が無かった私が、20代半ばから登山やクライミングにハマったのには、大きく2つのきっかけがあるように思える。

1つ目のきっかけとなったのは、就職した翌年に行ったアメリカ旅行。学生時代の知り合い2人とアメリカの国立公園を巡る旅をした。この旅で、日本のそれとはスケールの違う、アメリカの雄大な大自然に圧倒された。それは、グランドキャニオンなどの有名な場所だけでなく、レンタカーの車窓から何気なく眺めた景色でさえあまりに日本離れしていて、どこまでも続いている荒野の存在、このような場所が地球に存在しているという事実に衝撃を受けた。この旅行の最終日、まだ日本に帰りたくない、この場所にいたいと思ったのをよく覚えている。

北海道ツーリング

2つ目のきっかけは、バイクでの北海道ツーリングだ。就職して知らない土地に行き、新しい趣味としてオフロードバイクを購入した。もともと普通二輪免許は大学の時に取得していたものの、ちゃんとしたMTのバイクに乗ったのは初めてだった。バイクについてもいつか書きたいと思うが、今回は登山遍歴なので割愛。アメリカ旅行の翌年にバイク仲間と北海道ツーリングに行き、キャンプをしながら旅をする中で、道路を走っていて見える広大な原野の奥に入っていきたいという思いに駆られた。しかしバイクで自然にアプローチできるのには限界がある。オフロードバイクなので多少の悪路でも走ることはできるが、見知らぬ林道に分け入っていくほどの技量も度胸もなかった。(一度近くのモトクロスサーキットで開催された草レースに出場したことがあるが、ボロボロになって向いていないことを悟った)

沢登りというジャンルを知る

北海道ツーリングから帰って数ヶ月して、これまでの旅で自分の中に沈殿した経験や感情がゆっくりと化学反応を起こしたのか、アウトドアや登山に対する興味が湧いてきた。

ある日、本屋で何気なく立ち読みした沢登りの入門書を読んで衝撃を受けた。自分がやりたかったことはこれだ、という確信のようなものを感じた。そこには、自然のままの沢を歩き、ときに現れる滝をよじ登り、夜になれば釣った魚を焚き火で焼き、そのまま河原で寝るという、圧倒的に自由な世界があった。
細かいルールやマナー、人の目を気にせず、完全に自分だけの責任で自然の奥深くへ入っていき、その懐で暮らすように旅をする沢登りというジャンルは、まさに自分が求めていたことのように感じた。

たしか横浜のベイクォーターあたりの本屋だったと思う。たまたま一緒にいた友人には、俺はこれからこれをやる、と熱く語っていたことを覚えている。一方的に想いを聞かされた友人は、なんのこっちゃと思っただろう。

入門書を読むとしかし、沢登りは大きなリスクを伴うアクティビティとある。初心者が単独で沢に行くことは大変危険で、山岳会などに入り、経験者の適切な指導のもとステップアップするべし、と書いてあった。
まずは友人を誘い、アウトドアガイドが開催しているシャワークライミングのツアーに参加した。服装や装備はすべてレンタルできるし、もし合わないと感じたら自前で装備を購入する前にやめることもできる。
ツアーでは、水を被って滝を登ったり、自然のウォータースライダーで滝壺に飛び込んだりと、子供のように遊んで家に帰った。この遊びは面白いという確信は深くなった。

その後、ネットで近くの町の山岳会を探し、見学に行ったいくつかの会の中の一つに入会することを決めた。

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