たったいま愛されるべき
家族に角材で殴りつけられて
白馬の王子様に会いたい
大脳と
ずがいこつから剥がれた
頭皮のうらがわをながれる遺伝子に
雪がおちてしみる
おまえは
朝の米をたく係
血液と愛液を混ぜてみる
はんぶんこの顔
灼けた金網を押しつけられ
痛すぎて
憎悪と二人三脚をしいられる
ぼんやり、ぼんやり
バターの匂いのする便所で
父を
愛して

#詩 #散文詩

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