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[W感想]倫子と道長・太宰の桜桃🍒

そういえば私、今週ドラマの感想書いていませんでした。#なんのはなしですか?もちろん大河ドラマ「光る君へ」の話です。

太宰治の「桜桃」を読み終えて私は突然そう思ったのです。

ちなみになぜ「桜桃」を読んだかといいますと、同じく今朝、あやのんさんの短歌で、太宰治の命日を「桜桃忌」と呼ぶことをしり、さらにその命名の由来に彼の作品の「桜桃」が関係していることを知ったからなのです。

たまたま家にあったようで、夫が探しだしてきてくれました。みると、とても短くて数ページだったので読んでみたのです。

そしてこれを読んでなぜ大河ドラマを思い出したかというと、そっくりだったのです。「桜桃」の構図と。そしてこの構図は私にも身に覚えがあったのでした。



それで、私はやはり大河ドラマについて書こうと思います。

大河ドラマをみる暇がない蒔倉みのむしさんに、大河ドラマ情報を吹き込みたいとおもっているからです。♡#どうでもいいか

前回の大河ドラマは見どころ盛りだくさんだったのですけれど、今回の感想は道長と倫子夫婦に絞ることにいたします。


倫子は入内させた大切な娘の彰子のところに帝の御渡りがないことにノイローゼになっています。

帝は出家してしまったとはいえ愛していた先の妻を失ったばかりで無理はないのですが、心配性の倫子にはとても待てないのです。

なんとか帝に彰子のところに来てもらおうと、珍しいもの美しいものを取り揃えては毎日のように彰子のところへ通っています。

夫である道長が取り揃えた道具を見てみようとすると、怒りに満ちた目をして注意したりします。

「中宮様のところへお持ちするのです。男性は触れてはいけません。」
これは一見理屈は通っているようですが、完璧な因縁のように見てとれます。

夫は仕事にかまけて娘の心配をしているのは私だけ。そんな苛立ちが画面を通してビリビリ伝わってきます。

道長は道長で本当は道具などさほど興味がないのに、妻をねぎらうつもりで、道具を触ってみようと思ったような雰囲気です。

これでは道長も面白いわけがありません。
しかし、そこまでビリビリするほど倫子は一生懸命なのです。「私がやらねば誰がやる。」鬼の気配を漂わせる妻に呆れながらも、道長はもういっちょ愛情だしてみてアドバイスしてみるのです。

「母であるお前がそんなに毎日彰子のところへ足繁く通っていたら、帝もますます足が遠のいてしまうよ。もすこし肩の力抜いたらどう?」

もちろん睨まれる。

道長しょぼーん。

あーあ!ほっとくしかないよな。

第二夫人も倫子とバッチバチだし、なんかホッとできるところがないなぁー。

俺だって仕事頑張ってるのにな。
疲れる…。

そういや、まひろ今頃どうしてるかなー?何かしてやれることないだろうか?(逃避)

何も言わなくても女はそんな気配を感じ取るものなのでしょうか、倫子はますます面白くない気持ちになってゆくのです。

絵に描いたようなバッドスパイラルです。


ワンオペ育児とかでこんな感じになること多いんじゃないでしょうか?

とにかく子育てです。
子育ては時間も体力も大量に消費します。
ノイローゼになりやすいです。
そして過度に熱中してしまいがちです。

道長はまひろのことを思って逃避していますが、「とにかく待つしかない」みたいな状況に陥ると、太宰治の作品では男性はお酒や女性に逃げてます。

長男の反抗期と義父の闘病と死が重なったとき私はノイローゼで般若のようになったり、どうにもならなくて涙が止まらなくなったりもしました。
うちの旦那はずーっとスマホでひたすら漫画を読んでました。あとマラソン。健康にもいいし長いこと家にいないでいいですからね。
そうやって待ってくれてたのですね。でも私にはどうしてこんなに髪振り乱して頑張っているのにそんなにのんびりしていられるのかわからなかったので正直頭に来ました。

そして夫はその待ち時間の過ごし方がかなり楽しかったのか、両方とも続いており、今は以前に比べてかなり平和なので(慣れただけで繊細次男も毎日のようにいろいろやらかしてくれてますよ。)私はその2つとも見つけてくれて良かったなと思っています。

夫のほうは自分をごきげんに保つ方法をよく知っていたのですね。


私は大河ドラマをいろんな人物になりすまして鑑賞していますが、あんまり華やかな設定に慣れないものですから、どうしても貧乏暮らしのまひろ目線で眺めてしまいます。

そして道長様推しなので、道長様の幸せを願うとき、倫子さんの育児ノイローゼがおさまってくれるといいなと心から思います。そうするとまひろのことを考えてくれる時間が減りますが、はっきり言って現実逃避のヒマ潰しに自分のことを想ってもらうよりは、何の問題もないけれど自分のことを想って欲しいのです。

こじれてる上に贅沢ですかね?

何がなんでも振り向かせてみせるという意思があれば、2人の妻のバッチバチを利用して、まひろの頭脳さえあればちょちょいのちょいと用事や相談のフリをした手紙でも書いたりして自分のところに来させればいいのだと思います。私が脳内でそれをやらないところ、まひろもドラマでやらないところをみると、両思いっていうのはなかなか続かないものですから、どこかでそうなることを避けているのかもしれないなと想像します。

とりとめのない内容となりましたが、今回は前回のイタコ芸と比べしっとりとしたお上品な妄想ができたと思います。いかがでしょうか?
#どうでもいいか

それではみなさまごきげんよう✨
よい午後をお過ごしください💕
🪭オホホホホ🤭🖌️


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