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[フィンランド伝承]森のヴェールからの脱出方法
「思い出の木」という写真集とフィンランドの伝承紹介が入り混じった本を読んだ。
全部好きすぎて、全く表現できない!
全く生活に必要ない情報なんだけどなんか全部おそろしく重要な気がした。
ほんのちょっぴり私の独自考察とともにご紹介したい。
本に書いてあること
森(メッサ)は全ての方向に限りなく広がっている奇妙な領域で人間の意思には従わない独自の法と力をそなえている。
森で精霊の通り道をうっかりまたぐと「森のヴェール」に囚われる。
ヴェールの下はあべこべの世界。川は上流に向かって流れ、木のてっぺんは地にあり、太陽は西から登る。
「森のヴェール」に捕えられた人は…
よく知っている場所なのにどこかわからない。
雨が降っても濡れない。
捜索者たちがみえるが、向こうからはみえないし、声も届かない。
奇妙な音を聞いたり、不思議なものをみたりする。
時間の経過がわからない。
「森のヴェール」から逃れるためにやってみると良いのは…
{迷っているほう}
服を裏返しに着るか脱ぐ。
捜索者の声が聞こえるのと反対の方に進む。
靴を左右逆に履いて帽子を後ろ前にかぶる。
地面を叩き「さぁ、放せ!」という。
{探しているほう}
探している人の足跡を土ごと掘り返し、家の方向に向ける。
水をじっとみつめて、閉じ込められた人や動物が見えないか探る。
独自考察
なんか重要な気がする。
例えていうと
自分でもなんでか知らないけどある日突然会社に行けなくなった時、
会社の人(親切な捜索者達)の声が「戻っておいでー!」ってやけに大声で聞こえる時は
まだ行かないほうがいい。
とか
おじいちゃんとかおばあちゃんがちょっとボケてきちゃった時は、
普通はできなくなったことをどんどんやってあげるんだけども、
捜索者達はまだできることをガンガンやってもらうと良いのでは?全くおじいちゃんおばあちゃんと関係ない悩み相談にのってもらうとか。
何に例えていいかよくわかんないけど
「思い込み」からの脱出のヒントでもありそう。
なんかそういう気がするんだよなぁ。
[追記]ちなみにだけど 日本にも
キツネに騙されてるかもって思ったとき、「股覗き」するといいって話あったなとふと思い出したので書いておく。
股覗きって天の橋立で有名なやつ。
上下逆さま且つ前後逆さまに世界を観るやり方ね。
うちの子、たまにTシャツを前後逆さまに尚且つ裏表逆に着たりしてて、たまげるのも思い出した。
Tシャツって1番簡単な服だと思ってたよ。あいつは天才かもしれない。
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