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文章力アップのために心掛けていること

医師になれば痛感するのが、文章を書くことが非常に多いということだ。
・カルテ記載
・診断書
・保険会社の書類
・教育資料(カリキュラム、試験問題、報告書)
・出張報告書(学会報告書)
・依頼原稿(書籍、商業誌)
・科研費、民間の研究費申請書
・研究計画書
・倫理委員会への提出書類
など思いつくだけでもこれだけでてきた。

このBlogを続けようと思ったのも、
普段から文章をアウトプットする環境に身をおくため
ということがある。

私の文章力をまだまだ発展途上であるが、書くことは徐々に苦痛ではなくなってきた。ここでは、私自身が文章力を発展させるため、そして、それを継続させるためにしていることを書きたいと思う。

”まずはアウトプットする環境におく”
(まずは文章を書くとう環境において、それを続けて修正を繰り返すことが以前にも述べたようにセンスをアップする方法だと思っている)

【文を書くときに心掛けていること】
①シンプルな文をつくる
 
修飾語は少なくして、言いたいことは述語にまわす。
②”〜が・・・する”という能動的にできるだけ書く
③接続詞を上手く使う
 変化がないときは接続詞は使用せず、できるだけ曖昧な「そして」「また」
 などの接続後は使わない。「したがって」「つまり」などの機能が明確な接続語
 を使う。
 英語のようにandを冒頭に置かないように気をつける。
 (代わりにmoreover , in addition)

【全体の文章を書くときに気をつけていること】
①タイトルから書く
 
これもタイトルを書き、そのタイトルで思い浮かんだ内容を記載する形式をとっている。まずはお題を自分で作る。
②結論→本論→結論・考察
 論文は型が決まっているので、それに従ってかく。
 私は結論→本論→結論・考察という型が書きやすいので、それに従って書くよう
 にしている。Blogは自由気ままに書けるが、型があると繰り返していくうちに
 無意識に型にはまった書き方となる。
 (起承転結と学校では教わったが、この形式は難しいと思う)
③Blogでは読みやすいように漢字をへらすのも必要
 これはブロガーの人が書いていたと思うが、一般向けの記載の場合は、漢字が
 多いと読まれないようだ。どの受け手かを意識して、書くことも重要だ。
 例)難しい→むずかしい 簡単→かんたん など
④読まれる媒体も注意する
 スマートフォンで閲覧されるのと、パソコンで閲覧されるのでは表示されるのが
 異なる。これはパソコンで閲覧されることを想定しているが、スマートフォン
 で閲覧されることを想定するなら改行を多くする必要がある。
⑤具体的な提示
 広大な土地を、平米と表現したり、甲子園、サッカー場何個分と表現したり、
 いろいろあるが、受け手がイメージしやすい提示例が有効。

最後にまとめると、
・とりあえずアウトプット(文章を書く)
・はじめは型や上記ポイントを意識しながら書く

文章を書き続けてよかったと思うことに言語化能力がアップしたことがある。
もやもやしたり、悩んだりするのは、悩んでいることを言語化できていないことが多い。その場合は、しっかりと言語化できれば、その問題に対する対策が可能となる。

私がよかったとおもう本を最後に挙げておくので、是非一読してほしい。


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