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持続化補助金に採択された鮮魚店の事例から学ぶ計画書の書き方(4)

 同店は、関東圏内に立地する鮮魚店であり、刺身や総菜の提供に力を入れています。開業後50年近くが経過し、老朽化が目立ってきたこともあり、店舗改装をすることとしました。そこでこの費用の一部を小規模事業者持続化補助金で調達することとし、計画書を作成の上、申請したところ無事採択されました。

 そこで、同店の計画書をもとに、採択を引き寄せる計画書の書き方を見ていきますが、今回の記事では<経営計画>「4.経営方針・目標と今後のプラン」の記載ポイントを述べていきます。

1. 持続化補助金に採択された鮮魚店の事例から学ぶ計画書の書き方[経営方針・目標と今後のプラン編]

持続化補助金に採択された鮮魚店の事例から学ぶ計画書の書き方[経営方針・目標と今後のプラン編]①内容を切り分ける

 当欄に限りませんが、ひとつの欄を適切に切り分けることは、内容が整理され、論点から逸れにくくなり、読みやすくなることが期待できます。とはいえ、闇雲に切り分けてしまうことは、却って混乱を引き起こしやすくなります。

 同店は、当欄のタイトルをそのまま活用し「経営方針」「目標」「今後のプラン」と見出しを設け、内容を切り分けましたが、このように適切な切り分けをしたことは、採択を引き寄せるポイントになったと考えられます。

持続化補助金に採択された鮮魚店の事例から学ぶ計画書の書き方[経営方針・目標と今後のプラン編]②目標を数値で達成時期とともに示す

 目標は、売上高や利益といった数値で示すことのできるものと、顧客満足度や知名度といった数値で示すことのできないものがあります。前者は達成率の測定ができますので、目標として有効に機能しやすいと言えるでしょう。また、目標は達成することが前提ですので、達成時期も示す必要があります。

 同店は、3年後に達成する売上高目標を示しましたが、このように目標を達成時期とともに示したことは、採択を引き寄せたポイントと考えられます。

持続化補助金に採択された鮮魚店の事例から学ぶ計画書の書き方[経営方針・目標と今後のプラン編]③今後のプランを表形式で示す

 不採択になる計画書の特徴として「今後のプラン」に時間軸がないという点が挙げられます。ランダムに列挙した今後やりたいことをいつ実施するのかが不明であるため、実質的には「プラン」ではなく「タスクリスト」になってしまっているというものです。

 これに対して、同店は「今後のプラン」として、縦軸に実施事項、横軸に目標達成時期と同じ3年の時間軸をとった表を作成し、何をいつ実施する予定なのかが一目で分かるようにしました。このように「今後のプラン」を表形式で示したことは、同店が採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

 今回の記事では、持続化補助金に採択された鮮魚店の事例から<経営計画>「4.経営方針・目標と今後のプラン」の記載ポイントとして、①内容を切り分ける、②目標を数値で達成時期とともに示す、③今後のプランを表形式で示す、を挙げました。次回は<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容について見ていきます。

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