ガソリンスタンドの油外商品販売を効果的に伸ばすSNSの活用方法
この記事では、ガソリンスタンドにおける、タイヤや洗車など油外商品の販売を効果的に伸ばすSNSの活用方法をご紹介します。
この記事は、以下の方々を対象としています。
ガソリンスタンドの経営者・管理者・現場スタッフの方
ガソリンスタンドを支援する商工会・商工会議所の経営指導員や、経営コンサルタントの方
SNSを有効活用して、業績拡大に結び付けたい方
この記事を読むと以下のことが分かります。
SNSがガソリンスタンドのマーケティングに有効である理由
自分のガソリンスタンドに適したSNSの種類と活用方法
では、本題に入っていきます。
■SNSがマーケティングに有効である理由
SNSがマーケティングに有効である理由は、社会的インパクト理論という心理学の理論に基づいています。
社会的インパクト理論とは、アメリカの社会心理学者、B.ラタネ氏が実証研究で明らかにした、他者の存在が、個人の行動にどのような影響を与えるかを説明する理論です。これによると、他者の存在の影響度は、以下の3つの要因によって決まります。
他者の地位(強度): 他者が権威者や専門家など、影響力の高い人であればあるほど、個人に強い影響を与えます。
他者との距離(直接性): 他者が目の前にいるなど、個人に近ければ近いほど、個人に強い影響を与えます。
他者の人数: 他者が多ければ多いほど、個人に強い影響を与えます。
この社会的インパクト理論を踏まえ、一橋大学大学院経営管理研究科の松井彩子博士は、「SNS上での大多数の他者の影響力の実証」を、2021年2月にマーケティングレビューという学術雑誌に発表しました。
その結論は、SNSにおける情報発信者のフォロワー数に関わらず、SNS上の投稿に「いいね」や「シェア」を付与したり、「閲覧数」として表示されたりする数が多いほど、その情報の閲覧者は、興味を持ったり、信じたり、行動したりするようになるということです。つまり「バズると売れる」ということです。
このことは、情報を発信した人と情報を受信した人の間に、影響を与えあう関係を作ることができると言え、SNSがマーケティングに有効であることを示す大事な理由のひとつです。
よって、販売にはSNSを活用するべきとはいえ、様々なSNSがある中で、自店はどれを使っていいのか迷う場合もあるでしょう。よって、以下に示す、各SNSの特徴を押さえて判断する必要があります。
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