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持続化補助金に採択された計画書を公開!リユースショップの事例⑥

 新型コロナウイルス感染症の影響で、収入が減った方が不用品をリユースショップに持ち込むケースが増加したと聞きました。自身が不要なものを、必要とする他人が利用することは、資源の有効活用という観点から世の中が豊かになる可能性を高めます。

 このことは、リユースショップの社会的意義に繋がっていくわけですが、そのようなショップが乱立しているのが実情であり、いかに多くの高品質な不用品を買い取るべきかという課題を多くのリユースショップが抱えています。

 銀座パリス鶴瀬店も同様であり、この課題解決のために、オリジナルホームページを作成するとともに、店頭看板の設置や、チラシの作成とポスティングを実施することにしました。そして、これらにかかる費用の一部を小規模事業者持続化補助金で調達することとし、作成した計画書をもって申請したところ、無事採択されました。

 そこで、今回の記事も前回までと同様、同店店長からのご協力を得て、採択された計画書の内容を公開し、採択を引き寄せるポイントをご紹介していきます。

 なお、リサイクルとは、使用済みのガラス瓶を溶かして新たなガラス瓶を作るなど資源の「再生利用」を意味し、リユースとはブランドの財布を他者が形を変えずに使うなど「再利用」することを意味します。また、下記リンクのように、業界団体が「リサイクルショップ」ではなく「リユースショップ」という呼称の活用を推していることもあり、当記事では同店を「リユースショップ」と称することとします。

1. 持続化補助金に採択されたリユースショップの計画書のポイント【販路開拓等(生産性向上)の取組内容編】

持続化補助金に採択されたリユースショップの計画書のポイント【販路開拓等(生産性向上)の取組内容編】(1)切り分けて説明する

 前述のとおり、同店は当補助金を用いて、オリジナルホームページを作成するとともに、店頭看板の設置や、チラシの作成とポスティングを実施するわけですが、<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」欄に【オリジナルホームページの作成】【店頭看板の設置】【チラシの作成とポスティング】といった見出しを設けました。

 その上で、それぞれの説明を記載していったので、内容が混乱せず、整理されたものになっていました。不採択になる計画書の特徴として「当欄を読んでも何に補助金を使うのか理解しにくい」という点が挙げられますが、同店はきちんと整理して記載したことも採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

持続化補助金に採択されたリユースショップの計画書のポイント【販路開拓等(生産性向上)の取組内容編】(2)ビジュアルに訴求する

 同店は、LED看板を店頭に設置しますが、その店頭がどうなっていて、どこに設置するのかを下図のようにビジュアルへ訴求しました。

 このように補助事業の内容をビジュアルに訴求することは、文章だけでの説明に比べて理解がしやすく、このことも採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

持続化補助金に採択されたリユースショップの計画書のポイント【販路開拓等(生産性向上)の取組内容編】(3)ポスティングのエリアを説明する

 同店はチラシを作成し、ポスティングを行いますが、下図に掲載した配布エリアと配布枚数の図表を盛り込みました。

 配布エリアは、町丁目(市区町村下における区画)名の他に、町丁目毎の世帯数と配布予定枚数を一覧表にするとともに、地図でビジュアルに訴求しました。このように、補助事業を具体的に示した点も、同店が採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

 今回の記事では<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」<経営計画>を記載する際のポイントとして、(1)切り分けて説明する、(2)ビジュアルに訴求する、(3)ポスティングのエリアを説明する、を挙げました。次回は「4.補助事業の効果」を見ていきます。

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