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持続化補助金の計画書記載例(カラオケ店)から紐解く採択のポイント(6)

 例えば、恋人に「あなたを幸せにします」とプロポーズをしたとして、本当に相手を幸せにできるのかどうかは、その時点では分からない話です。

 そこで「あなたを幸せにしたいと思います」「おそらくあなたを幸せにできます」と述べた方が正しい気もしますが、相手はそのような正しい言い回しよりも「幸せにします」と言い切ったその心意気に打たれて、プロポーズに応じるものなのではないでしょうか。

 補助金を使った効果も同様で、補助事業をやってみないと正確な効果は分かりませんが、補助事業をやる前から効果をきちんと見込み、それを実現させる計画や心持ちなどの準備が整っているからこそ採択されると言えます。

 そのような補助金を使った効果は、今回見ていく<補助事業計画>「4.補助事業の効果」欄に記載することになりますが、当記事では下記サイトで公開されているカラオケ店の記載例を用いて、そのポイントについて述べていきます。

【商工会議所管轄地域で事業を営んでいる方向け】

【商工会管轄地域で事業を営んでいる方向け】

1. 持続化補助金の計画書記載例(カラオケ店)から紐解く採択のポイント(6)

持続化補助金の計画書記載例(カラオケ店)から紐解く採択のポイント【補助事業の効果編】①ターゲット顧客を記載する

 補助事業の効果として意識するべきことは収益性の向上です。なぜなら補助金の財源は税金であり、補助金を使うことによって収益性を向上させ、今まで以上に納税額を増加させることが期待されているためです。

 収益は売上から費用を差し引いたものですから、その向上には売上高の上昇が大きな影響を与えると言えます。そして、売上高は顧客がもたらすものですから、どのような顧客をターゲットして売上を上昇させようとしているのかを示すことで、説得力向上が期待できます。

 当記載例では、主婦を中心とした女性を新規事業のターゲット顧客とすることが読み取れ、このような記載は採択を引き寄せるポイントと言えるでしょう。

持続化補助金の計画書記載例(カラオケ店)から紐解く採択のポイント【補助事業の効果編】②効果を数値で示す

 「売上が上がる」と述べるよりも「売上が〇円上がる」という形で、補助事業の効果を数値で示すことは、その大きさがイメージできるとともに、綿密に検討したことも伺え、説得力向上に役立つと言えます。

 当記載例では、月間売上高が75万円増加する効果が記載されており、その根拠として客単価 が1,500円、1 日あたり顧客数が 16.7人、営業日数が月間30 日であることが示されています。このように補助事業の効果とともに、その根拠も数値で示すことは採択を引き寄せるポイントと言えるでしょう。

 今回まで6回にわたって、カラオケ店の計画書記載例を参考に、採択を引き寄せる計画書の書き方を述べてきましたが、下図にそのポイントをまとめました。採択を目指す方の参考になれば幸甚です。

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