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持続化補助金に採択された鍼灸院の事例から学ぶ計画書の書き方③

 前回の記事持続化補助金に採択された鍼灸院の事例から学ぶ計画書の書き方②では、当補助金に採択された鍼灸院の<経営計画>のうち、「2.顧客ニーズと市場の動向」を取り上げました。

 そして、同欄を記載する際のポイントとして(1)字体を揃える、(2)顧客ニーズを定義する、(3)外部環境から言えることを述べる、を挙げましたが、今回の記事でも引き続き「2.顧客ニーズと市場の動向」を記載する際のポイントを見ていきます。

1.持続化補助金に採択された鍼灸院の事例から学ぶ計画書の書き方【顧客ニーズと市場の動向】編

持続化補助金に採択された鍼灸院の事例から学ぶ計画書の書き方【顧客ニーズと市場の動向】編(4)当欄を2つに切り分ける

 当欄のタイトルは「顧客ニーズと市場の動向」ですから「顧客ニーズ」と「市場の動向」の記載が求められています。ですが、これらをまとめて記載しようとすると、内容が混在したり、冗長になったりして、伝えたいことが伝わりにくくなるリスクが高まってしまいます。

 そこで、当欄に「顧客ニーズ」と「市場の動向」という2つの見出しを設け、内容を切り分けていただきました。もっとも、見出しを設けても内容が切り分けられていないと意味がありませんので、「顧客ニーズ」「市場の動向」という各見出しに応じた内容を記載しているか留意する必要があります。

持続化補助金に採択された鍼灸院の事例から学ぶ計画書の書き方【顧客ニーズと市場の動向】編(5)競合動向を記載する

 切り分けていただいた「顧客ニーズ」と「市場の動向」のうち、「市場の動向」には競合の動向を盛り込んでいただきました。具体的には、近隣にある3つの鍼灸院について、屋号・住所・URL・特徴(当院から見た印象)をまとめていただきました。

 これにより、次回の記事で見ていく「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の説得力向上が期待できます。自院の強みは競合と比較して優れている経営資源ですから、比較対象がどのような状態かを把握することは自院の強みを客観的に把握することが可能になるためです。

持続化補助金に採択された鍼灸院の事例から学ぶ計画書の書き方【顧客ニーズと市場の動向】編(6)ビジュアルに訴求する

 同院は「市場の動向」として、女性の鍼灸院利用率や利用意向のアンケート結果などをまとめたグラフを盛り込んでいました。このようなグラフなど図表を活用することは、ビジュアルに訴求することになり、感覚的な理解が促進されます。

 伝えたいことを文章だけで伝えようとすると、よほど文章力が高くない限り、徐々に読み手の集中力が削がれてくるものです。よって、同院のようにグラフなどの図表を活用し、内容がきちんと伝わりやすくなるようにしました。

 今回の記事は、持続化補助金に採択された鍼灸院を取り上げ、<経営計画>「2.顧客ニーズと市場の動向」における書き方のポイントとして(4)当欄を2つに切り分ける、(5)競合動向を記載する、(6)ビジュアルに訴求する、を挙げました。次回は「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」を見ていきます。

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