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持続化補助金に採択された計画書を公開!リユースショップの事例⑦

 銀座パリス鶴瀬店は、中古品の買取・販売を主たる事業とするフランチャイズチェーンの銀座パリスに加盟して、約10年が経過しました。そして同店は、今以上に買取を強化して業績を拡大させるために、オリジナルホームページの作成、店頭看板の設置、チラシの作成とポスティングを実施することにしました。

 そこで、これら費用の一部を小規模事業者持続化補助金で調達することとし、当補助金用の計画書を作成、申請をしたところ、採択という結果を得ることが出来ました。当記事では、同店店長の許可を得て、この計画書の内容を公開しながら、採択を引き寄せる書き方について見ていきますが、今回は<補助事業計画>「4.補助事業の効果」を採り上げます。

 なお、リサイクルとは空になったペットボトルを使用して衣類を作るなど資源の「再生利用」を意味し、リユースとはプラチナダイヤリングを他者が形を変えずに使うなど「再利用」することを意味します。また、下記リンクのように、業界団体が「リサイクルショップ」ではなく「リユースショップ」という呼称の活用を推していることもあり、当記事では同店を「リユースショップ」と称することとします。

1. 持続化補助金に採択されたリユースショップの計画書のポイント【補助事業の効果編】

持続化補助金に採択されたリユースショップの計画書のポイント【補助事業の効果編】(1)補助事業ごとに効果を述べる

 同店は前述のとおり、補助事業として、オリジナルホームページの作成、店頭看板の設置、チラシの作成とポスティングを実施しますが、「補助事業の効果」欄に「オリジナルホームページを作成する効果」、「店頭看板を設置する効果」、「チラシを作成してポスティングを実施する効果」という内容の見出しを設けました。

 補助事業の効果をまとめて書いてしまうと、どの補助事業がどのような効果を発揮するのかがぼやけてしまいますが、このように見出しを設けて、各補助事業の効果を切り分けて記載したことで、各補助事業の明確な効果が読み手に届くことが期待できるようになりました。

持続化補助金に採択されたリユースショップの計画書のポイント【補助事業の効果編】(2)顧客の効果を記載する

 補助事業の効果として、自社の業績が拡大するというトーンでの記載が多い印象がありますが、補助金を使うことで、顧客あるいは見込み顧客にメリット(効果)を与えることができるからこそ、自社の業績が拡大するはずです。

 同店は「オリジナルホームページを作成する効果」として、現場目線から見た買取の流れをネットで公開することによって、初めて買取サービスを利用する方の不安が軽減することを述べました。このように、同店の補助事業によって、顧客が得られる効果を記載したことは、採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

持続化補助金に採択されたリユースショップの計画書のポイント【補助事業の効果編】(3)社会的な効果を記載する

 「ステークホルダー」とは、顧客だけでなく仕入先、金融機関、従業員とその家族、地域社会など利害関係者を広く捉えた概念ですが、補助金という公的資金を活用する者としては、このような視点からも効果を検討したいところです。

 同店は、不用品を売りに来る方は収益を得ることが出来、同店から商品を買う方は相応品質の商品を安価に買えることで、地域経済の効率化に寄与できるといった内容を記載しましたが、このような社会的な効果を示したことは、採択を引き寄せたポイントと言えるでしょう。

 ここまで7回にわたって銀座パリス鶴瀬店の計画書をもとに、採択を引き寄せる書き方のポイントを示しました。各回のポイントは以下となりますが、採択を目指す方のご参考になれば幸甚です。

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