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持続化補助金の計画書記載例(珈琲店)から紐解く採択のポイント(3)

 小規模事業者持続化補助金(持続化補助金)を申請する際に作成する<経営計画>は以下の構成となっています。

1.企業概要
2.顧客ニーズと市場の動向
3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み
4.経営方針・目標と今後のプラン

 前回の記事で採り上げた「2.顧客ニーズと市場の動向」は、自社を取り巻く外部環境を説明する欄ですが、今回採り上げる「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」は、自社の内部環境を説明する欄となります。

 内部環境は「強み」と「弱み」に分類され、競合と比較して優れていれば「強み」であり、劣っていれば「弱み」となります。当欄には「強み」を記載しますが、具体的にどのように記載するべきか、以下の持続化補助金ホームページで公開されている「珈琲店」の計画書記載例を用いて、当補助金に採択される計画書のポイントを探っていきます。

【商工会議所管轄地域で事業を営んでいる方向け】

【商工会管轄地域で事業を営んでいる方向け】

1. 持続化補助金の計画書記載例(珈琲店)から紐解く採択のポイント(3)

持続化補助金の計画書記載例(珈琲店)から紐解く採択のポイント【自社や自社の提供する商品・サービスの強み編】①強みの根拠を述べる

 当欄の記載例には「●品質の高いコーヒー豆」という見出しの下に、以下の記述があります。

高品質なコーヒー豆のみを扱うことにより、顧客から「香り」「味」に高い評価を得ている。

 高品質なコーヒー豆を扱いさえすれば、強みと言えるとは限らないわけで、それによって顧客から高い評価を得ているからこそ、強みと言えるわけです。つまり、高品質なコーヒー豆を扱っていることが強みと言える根拠を述べて説得力を向上させています。

 また、当欄には「●充実した贈答用セット商品」という見出しの下に、以下の記述があります。

贈答用の箱を10種類(小さいものから大きなものまで)用意しているため、顧客の予算などに応じて、様々な組み合わせが出来る。 

 この記述もやはり、贈答用の箱を10種類用意しさえすれば、強みと言えるとは限らないわけで、それによって、顧客への柔軟な対応が出来るからこそ、強みと言えるわけです。つまり、多様な贈答用の箱を用意していることが強みと言える根拠を述べて説得力を向上させています。

持続化補助金の計画書記載例(珈琲店)から紐解く採択のポイント【自社や自社の提供する商品・サービスの強み編】②箇条書きを活用する

 強みを長文で説明している計画書が散見されますが、よほど文章力が高くないと読みにくいものになり、伝えたいことが伝わりにくくなってしまいます。そこで、当記載例では箇条書きを活用し、強みを端的に述べ、その下に詳しい説明を加えています。

 強みは数多く見出し、今後の事業展開に活用していくべきですが、それが多ければ多いほど、当欄の記載量が増大しますので、箇条書きは効果を発揮しやすいと言えます。

 今回の記事では、珈琲店の計画書記載例のうち<経営計画>「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」を採り上げ、採択を引き寄せるポイントとして、①強みの根拠を述べる、②箇条書きを活用する、を挙げました。次回の記事では「4.経営方針・目標と今後のプラン」を採り上げていきます。

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