持続化補助金に採択された計画書を公開!その書き方とは?⑦
不採択になってしまう計画書の特徴として、具体性のないことが挙げられます。特に補助金をどのように使うのかが、具体的に示されていないと、補助金を交付しても有効に使ってもらえるかどうかが判断できないので、計画書の評価は低いものになってしまうでしょう。
この補助金をどのように使うのかを記載する欄が、今回見ていく<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」ですが、採択を引き寄せるために、当欄をどのように記載するべきか、そのポイントを実際に当補助金に採択された、弊社の計画書に基づいて述べていきます。
1.持続化補助金に採択された計画書を公開!その書き方とは?【販路開拓等(生産性向上)の取組内容】編
持続化補助金に採択された計画書を公開!【販路開拓等(生産性向上)の取組内容】の書き方のポイント(1)5W1Hを記載する
小規模事業者持続化補助金の公募要領には「審査の観点」というページがあり、審査項目を公表しています。
この「審査の観点」内「書面審査」の項目に「補助事業計画の有効性」として「補助事業計画は具体的で、当該小規模事業者にとって実現可能性が高いものとなっているか。」という記載があり、冒頭に述べたように採択を引き寄せるのなら補助事業を具体的に説明する必要があります。
弊社では補助事業を具体的に述べるために、いつ(When)、誰が(Who)、どこで(Where)、何を(What)、何故(Why)、どのように(How)の5W1Hの各内容を記載しました。
ただし、弊社が採択された後に公募要領「審査の観点」の変更があり、経費内容に関する審査項目がより厳しくなりました。そこで5W1Hに、いくらで(How Much)を加えて5W2Hで書くことをお勧めします。
持続化補助金に採択された計画書を公開!【販路開拓等(生産性向上)の取組内容】の書き方のポイント(2)補助事業の開始時期を記載する
5W1Hの「いつ(When)」は、いつからその補助事業を実施するのかという点を記載します。通常、補助事業は交付決定後に実施するわけですが、弊社のようにホームページを作成するのであれば、交付が決定したら即実施できます。
ですが、展示会のように日程が決まっているイベントに出展したり、納品に数か月かかる設備を購入したりなど、即実施とはいかない場合もあります。よっていつから補助事業を開始するのかを記載します。
なお、補助事業期間は概ね半年程度ですので、その期間内に開催されない展示会への出展や、納品が半年を超える設備の導入などは、補助事業として成り立たたないリスクがあることに留意する必要があります。
持続化補助金に採択された計画書を公開!【販路開拓等(生産性向上)の取組内容】の書き方のポイント(3)補助事業に関わる方を記載する
5W1Hの「誰が(Who)」は、誰が補助事業を実施するのかという内容を記載します。弊社の補助事業はホームページの全面リニューアルですが、ここでのポイントは誰がリニューアルするのかではなく、誰が補助事業を行うのか、という点です。
よって、ホームページのリニューアル作業を行う業者だけでなく、自社における発注者も記載します。その補助事業によっては、複数の業者を利用することもありますので、補助事業に関わる全ての方を記載すると良いでしょう。
今回は、持続化補助金に採択された計画書をもとに、採択を引き寄せる<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の記載ポイントについて、(1)5W1Hを記載する、(2)補助事業の開始時期を記載する、(3)補助事業に関わる方を記載する、を挙げました。
次回も引き続き「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」の記載ポイントについて見ていきます。
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